2015.9.12～13 白山へ行こう！ （ご近所さんと） その２

念願の御前峰登頂（標高2,702ｍ）を果たした我々は、本日のお宿、白山雷鳥荘に向かいます。




天気予報では、今日は晴のち曇り。明日は曇りのち雨とのことでした。確かに夕方に近づくにつれ、周囲は雲に覆われてきています。明日はご来光どころか、登頂もままならない可能性が高いです。




白山雷鳥荘は室堂ビジターセンターから水場の方に歩き、沢を渡ったすぐのところにあります。




入口は、高山の強烈な風雨にもビクともしないような重量感のある、厚い木製のドアが備え付けられています。ちなみにこの方は利用時の注意事項やお部屋を案内してくれた室堂ビジターセンターのスタッフの方です。



小窓からのぞくメルヘンチックなレースのカーテンが、他の小屋との違いをアピールしているようです。



ワタシ達が案内されたのはオコジョ（山鼬）の部屋です。なんともラブリーな我々にピッタリのお部屋ぢゃありませんか（笑）


　
宿泊部屋はすべて二階にあり、他の部屋も白山に棲むいきものにちなんで、それぞれイヌワシ（狗鷲）・イワヒバリ（岩雲雀）・クマタカ（熊鷹）・ホシガラス（星鴉）と名付けられています。



お部屋は4.5畳の広さがあり、荷物を置いたとしても3人で寝るには十分な広さがあります。以前宿泊した常念山脈、大天荘もヒジョーに素晴らしいお部屋でしたけども・・・この白山雷鳥荘・・・ヤ、ヤバいです！


　
各部屋備え付けの薄型ＴＶに、ファンヒーターに、ＬＥＤのライトスタンド・・・

　
ふかふかのお布団、毛布。階段脇にはフットマッサージャーも・・・・



部屋の壁にも、表札と同じく非常に味わいのある書が飾られています。




どうやらこの一連の書は、石川県金沢を拠点に活動されている書家　槻岡　果加梨（つきおか　かがり）さんの手によるもののようです。オリジナルの詩を薄墨で表現した「かがりうた」というスタイルの作品が有名なアーティストの方ですが、室堂センターに掲げられている幟やポスターも含めてトータルに白山に関わってらっしゃるんですね～
ご本人が2012年に登頂されたときのスナップも飾られていました。



　
荷物を整理し、1階に降りるとネット環境に接続されたＰＣや広々とした談話室・・・・


　
超キレイな乾燥室も貸切状態・・・・



極め付きは・・・・ウォシュレットですっ！
どうです、このピカピカさ！だんだんココがどこか解らなくなってきました・・・・




建物内の捜索もほぼ終了しましたので、お食事の前に、今日1日の汗と疲れを洗い流しましょう！



1枚のコインで4分間利用できるシャワールームもあるんです！



もちろん石鹸やシャンプーを使うことはできませんが、十分ありがたいです。


　
シャワー室といっても海の家のような簡易的なものではなく、ユニットバス付の本格的なやつです。
ほんとにココは標高2,400ｍにある山小屋なのか・・・・・？？



シャワーでサッパリしたあとは、備え付けのドライヤーで・・・ドレッシーな２号は念入りに乾かしています。




さっぱりしたあとは、宿舎の際を流れる沢で冷やしておいたビールを頂きましょう。




ふと見上げると、周りはすっかり厚い雲に覆われてきていました。




夕食は17：00からなので、まだすこし時間があります。




備え付けのマッサージ機に今日の疲れをもみほぐしてもらいましょう。極楽極楽




そうこうしてるうちに夕食の時間となりましたので、食堂へ向かいます。売店で使用できる100円割引券がついていました。




外はダウンを羽織っていても寒いくらいにまで気温が下がってきています。


　
白山雷鳥荘には、外歩き用の底の厚いサンダルまで用意されています。




食堂にはすでに多くの人が集まっていました。




トレーを持って順番に並びます。


　
メインのお料理を、ハンバーグか煮魚か選ぶことができるようです。




ワタシは、もちろんハンバーグで・・・いただきまーすっ！




あっという間に席も埋まってきました。スタッフさんの話しによると、今日は200人以上の方が宿泊されているとのことです。



と、とくにこのお味噌汁が美味しい！地元の加賀味噌と大ぶりななめこのコラボがたまりませんっ！
ごはんとお味噌汁はお代わり自由です。これだけで何杯もイケちゃいますよ。



天井からは、燕岳でもよくお見かけした、畦地梅太郎さんの描く山男さんが見守ってくれています。




夕食後外に出ると、山頂ではよく見えなかった御嶽山の稜線が黄金色に染まっていました。






　　朝陽　夕陽　　　　月　星　人　　　すべて美しく　　　　眠れない　　　白山
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（槻岡　果加梨さんの書より）



いつの間にかすっかり日が落ちてしまいました。
ううっ寒い！はやく部屋に戻りましょう。




ファンヒーターとビールで、冷え切ったカラダを解凍・・・・




明日もいい日になるでしょうか？




まっ、後の事は、てるてる坊主さんにまかせて



・・・・おやすみなさい・・・・・・






6：00　2日目の朝がやってきました。

ひょっとしたらご来光が・・・・と期待して4時頃に起きて、外にでてみるものの・・・・・
ヘッデンに照らされる濃厚なガスガスと吹きつける強風。あきらめて再び二度寝を決め込みました。
朝食開始の6：30に合わせて起きてみても状況は変わっておらず、数十メートル先も見えないような濃い霧があたりを覆っています。



ただ、次から次へと濃いガスのなかから人が現れ、食堂に向かっていきます。



きょうの朝食は・・・こちら。
夕食同様、ウィンナーか塩鮭か選べます。



鮭もおいしそうですね。



梅干しも取り放題ですので、つい3つほど食べてしまいました。





7：38　下山開始
一向にガスの晴れる見込みがないので、お池めぐりもあきらめ、おとなしく下山することとしました。
鳥居の前で、帰りの道中無事をお願いします。



室堂センターの気温計は・・・最低5℃・・・最高17℃を示しています。




他のハイカーさんたちも、今日はおとなしく帰る方が多そうです。




手元の時計では6℃の表示。いずれにしてもとても寒いのは間違いありません。




8：04　延命水で小休止。
2号は、登っているときには全く気付かなかったという延名水の水場で喉を潤します。ただ、もうこの時点で弱い膝痛が出ているらしく、あまりうまくしゃがめません。




8：53　甚之助避難小屋戻り
このへんから雨粒が大きくなってきていますので、たまらず小屋の中で休憩を取ります。



100均で買ったビニールケースに地図を入れて皆に渡してあるので、今日のような雨でも大丈夫です。地図がボロボロになることはありません。




10：12　中飯場　戻り




昨日朝日に輝いていたムシカリの実も、きょうは水滴を纏っています。



　
一方通行の分岐を超えれば、もうひと頑張り。



キツリフネ（黄釣船）も黄色い声援を送ってくれています。




とうとう吊り橋に戻ってきました。




10：54　別当出合戻り
蒸し暑かったレインウエアを脱いで、ほっと一息。なんとか無事戻ってくることができました。2号の膝も持ちこたえてくれたようです。




間もなくバスが来ましたので、乗り込みます。




比較的早い時間ですが、同じく雨の中下山してきた方々でバスはすぐ一杯になりました。




11：20　市ノ瀬登山センター戻り




いったん車にザックを置いて・・・




お向かいの白山温泉・永井旅館へＧＯ！




入浴料は600円ですが、室堂でパンフに登頂記念スタンプを押してきたので、100円割引の500円で入ることができました。


　
2階へ上がり、渡り廊下を超えていくと・・・



温泉浴場に到着です。源泉はかなりぬるめなので、いくらでも入っていられますし、お肌もつるっつるになります。
とても風情のある素晴らしい温泉でした。




入浴後は、火照ったカラダをクールダウンします。
冷たいノンアルで・・・・


おつかれさまでしたーっ！




帰りはフレディーのスーパーデラックスワゴンのリクライニングを目一杯使わせて頂いて・・・・


最初から最後まで超ＶＩＰ気分の山行でした。

近所さん2号もフレディーさんもがんばりました。

怪我なく3人そろって降りてこられたのがなによりの幸せです！



う～む。たまにはこんな山行もおもしろいかもしれません。


でも・・・小屋に泊まると・・・ツギは無性にテン泊したくなっちゃうんですよねー



さあ、ツギはどの山にのぼロウか？



おまけ
緊急不定期企画　　　今日のタニタくん


体脂肪率　前回19.4％から・・・・1.7％減りました。
あこがれの「－標準」っす！


一番減らしたい内臓脂肪率　前回11.0％から1.0％減りました。あともうちょっとで「やや過剰」から脱出できるるるる！



体内年齢　前回43歳から・・・・3歳若返りました（笑）
こ、このまま30代へ突入ぢゃぁ～

でも、これって山降りてから数日後の数値です。降りた当日は、山でビールを飲み過ぎたためかむしろ前回より増大してました（笑）
数値に現れるのって時間がかかるのかなぁ？