よーしよしよしよし。どうも。吉野ヶ岳人気復活委員会 福井支部長のムツギロウです。
今日4月18日は、
吉野ヶ岳の例祭の日です。
昨年の11月末に初めて登ったのですが、登山口の石版に例祭のことが記されていました。
泰澄大師が入寂(徳の高い僧がお亡くなりになること)したとされる、この日に毎年行われています。
吉野ヶ岳メジャー化という野望達成のためにも、ここはきっちりレポせねばなりますまい!
熱き
ジャーナリスト魂を胸に現場へ向かいます!(むふふふっ、なんとなくかっこいいぞ。)

ただ、前日遅くまで飲み会があったので目が覚めたのは9時すぎ(汗)
同じ頃起き出した息子どものトーストを、お酒が残ったもうろうとした頭で作ります。
本日の「朝のトースト」は、
食パンの上にマヨネーズをひねり出し、その上にベーコンとスライスチーズを乗っけて
トースターで焼くだけです。仕上げにハーブソルトと隠し味にケチャップをちょっぴり使っています。
六甲山探検隊+の泰澄さん、いや隊長さんが作る超おいしそうな「朝のトースト」にはかないませんが、
超カンタンにつくれて、それなりに食べ応えもあるので忙しい時には重宝しています。

準備を整え、慌てて家を出ます。猫の額ほどの花壇には、アケビが花をつけていました。食べたあとのアケビの実を花壇に放置していたら、翌年わさわさ生えてきて最近は花まで咲かせています。そのうちアケビの蔓に家中覆われてしまうかも・・・

福井市内から県道113号線で旧松岡町方面にむかうと、吉野ヶ岳の勇姿が見えてきました。

標識に沿って上吉野の集落に入ります。

いつもは静かな上吉野の集落も、今日は紅白の旗が吊るされ、特別な日であることが一目瞭然です。

例祭で込み合ってると思われる集落のメインストリートを通るのは避け、迂回して登山口を目指します。
まわり道は葉桜が美しい、いつもの静かなたたずまいでした。

道路の脇には例祭らしい飾り付けがなされています。

おっきな提灯のような行燈のような・・・

昇り旗も掲げられています。

ゆっくり集落を抜け、登山口の参道に到着すると、いつもの駐車スペースにはすでに車が。

その100mくらい先にある千手観音前の広い駐車スペースも今日は満車です。
すごい!吉野ヶ岳でこんな状況はいままで見たことがないっす!

千手観音のお堂も御開帳されているようです。
12:50 千手観音前より登山開始。
最初は杉林の中を進んでいきます。

歴史ある参道の為か、登山道脇には古からの標柱などがあります。

気温は20℃ もちろんTシャツ一枚です。これだけ暖かくなると、まとわりつく
虫が激増することが予想されるので、
虫よけスプレーをカラダ中に散布。またこれが必要な季節になってきました。

相変わらず苔生していますね~

登山道脇にはイカリソウ(錨草)や、

綿毛に覆われているので、これはゼンマイ(薇)でしょうか?

15分ほど登ると、視界が開け、背後に福井市街が見渡せます。
ここまでにすでに5~6人の方とすれ違っていますが、ハイカーさんというより地元の方といった感じです。
♪北国のぉ~はぁ~るぅ~♪と歌いながら山菜を採りつつ下山してきた方もいらっしゃいます。山中にナイスな歌声が響き渡ります。このへんは熊も多いと聞きますが、
へたな熊鈴より効果抜群でしょう(笑)

さらに進むと竹林地帯に入ります。旬のタケノコくんもいっぱい生えていそうですね

竹林を過ぎると、再び杉林に。やはり幹には ヨ の文字が白くペイントされています。

このへんから、コアジサイ(小紫陽花)の赤ちゃん?や

ミヤマカタバミ(深山片喰)が増えてきました。
13:22 大仏林道到着麓から32分かかっています。昨日のお酒がまだ抜けておらず、けっこうヘロヘロです(恥)
林道脇のスペースにも数台の車が。ここから登る方も多いのですね。

林道を少し歩き、第二の登山口へ。

残り600m、730段、の標識。
こ、これも意外とキツイです。

続々と山頂方面から降りてらっしゃいます。やはり麓の方がほとんどのようですね。
「ごくろうさん、今日は蔵王さんのお祭りやでのぉ」と声をかけてくださる方もいらっしゃいました。

スミレの咲き乱れる日当たりのいい、木で仕切られた階段を登ります。

ちっちゃな兄妹?のペアや

家族連れ。例祭の日は麓の皆さんみんなが登られるようですね。

疲れて眠ってしまった娘さんを抱えて降りるお母さん。山岳警備隊並みの重労働では・・・
母は強しです。

あと300mの標識。えっまだ半分も・・・はぁ~今日は頂上が遠いです。
13:47 やっとこさ蔵王権現社殿到着時間が遅かったので、参拝者はほとんど下山されてしまったようで、境内には数名の方しか残っていませんでした。
社殿はまだ御開帳されています。

お神酒が紙コップとともに供えられていますが、迎え酒になって降りれなくなる恐れがあるので(笑)
お賽銭だけさせていただきます。

参拝を済ませて、社殿の脇を抜け展望台に向かいます。

社殿のまわりには、ミヤマカタバミが群生しており、可憐な花をたくさん咲かせていました。

展望台までの200mほどには、タムシバ(田虫葉)。別名「カムシバ」ともいわれ、葉を噛むとキシリトールのような甘味がすることから「噛む柴」それが転じて「タムシバ」と呼ばれるようになったそうです。

サクラもまだまだ咲いています。

足元にはショウジョウバカマ(猩々袴)もありました。
13:58 展望台到着(標高547m)

展望台にはハイカーさんがお一人とお地蔵様だけです。

展望台が人でごったがえしていたらどうしようかと思っていたのですが、幸い少なかったので店開きです。

ジップロックに入れて担いできた旬の野菜を使って・・・・
春味カルボナーラを作ってみました。
ほんとはボンゴレで作りたかったんですけど近くのスーパーに無かったんです(泣)
くわしくは
山めしにて。

山頂は結構風がつよく、日も傾きだして気温が下がってきました。長Tを重ね着します。

しばしまったりした後、山頂を後にします。

蔵王権現の社殿には参拝の方がまだまだいらしてます。

時間はあまり無いのですが、以前行かなかった水汲み場へ行ってみましょう。

境内から下って行きます。だいぶ下だったらどうしようと思っていたのですが、すぐ近くでした。

水場は「あかみず」と呼ばれ、霊泉として崇められています。

ありがたく頂きました。とても霊験あらたかでまろやかなお味でした。
たんに、カルボナーラのソースが口の中に残っていたためかもしれません(笑)

再び社殿まで登り返し。
15:08 林道大仏線戻り車はさっきより増えてます。夕方涼しくなってから登ろうという方も多いのかも。

ふたたび山道に入り、下って行きます。ホノケ山ほどではありませんが、けっこうU字に掘られた場所も多く、往時の
参拝者の盛んな行き来を彷彿とさせます。
15:26 登山口戻り。
登山口の石版には、吉野ヶ岳のことが記されています。
例祭の日。
山も麓も賑わって・・・
笑顔や楽しげな声が絶えない
吉野ヶ岳でした。さあ、ツギはどの山にのぼロウか?
- 関連記事
-
スポンサーサイト