2015.3.14 ねつ・のど・はなにヤマが効く 文殊山 角原コース（ソロ）

待ちに待ったお天気マークの週末！
・・・・不覚にも風邪をひいてしまいました。
朝はベッドから起き上がれないほどのダルさに包まれ、頭もボンヤリ。はな・せき・のどの痛みという風邪の三大症状そのまんまです。
よっぽど一日中寝てようかと思ったのですが、カーテン越しに明るさを増す外の天気を眺めていたら、いてもたってもいられなくなり、気が付けばザックを担いで文殊山に向かっていました。おバカですね～（笑）
というのも、文殊山で頂いた合格祈願のお守りのおかげで、下の子がなんとか志望校にすべり込むことができました。
１０日の合格発表以来早くお礼参りに伺わねばと思っていたのです。




いつもの二上コースや大村・楞厳寺コースもいいのですが、今回はいままで登ったことのない角原（つのはら）コースにしてみました。下山後のちょっとした目論見もありまして・・・・
8号バイパスから登山口のある角原集落にストレートに向かう農道は工事で通行止めでした。やむなく迂回して集落に入りました。




登山口へ向かう道の手前には、昭和の臭いがプンプンするバス停があったりしました。心が和みます。






案内板と標識に沿って、左折。





集落の中の細い路地をさらに奥へ奥へと進みます。




集落を抜けた突き当りに、7～8台は停めれそうな広場があります。
が、先客の車は一台もありません。先週の日野山萱谷コース同様寂しい山行となりそうです。
日差しは弱いものの、気温は高くなりそうなので、重ね着のＴシャツに薄手のパーカーのみとしました。




11：51　山のぼり開始。




最初は沢に沿った杉林のなかの林道をすすんでいきます。道幅はとても広いです。軽トラックなら楽勝で登って行けますね。



道の脇には、赤い実をつけた常緑樹が生い茂っています。




ただ、登山口から7～8分歩いたあたりで、倒木が何ヶ所か道を塞いでいます。




慎重に下をくぐり、先を目指します。




12：04　お地蔵様通過。
見る角度によって「左」とも「右」とも見える文字がまわりの祠に彫られています。




先ほどより幾分狭くなってきましたが、緩やかな登りが続きます。




このあたりから残雪が目立ってきました。




道の途中には苔生した大きな岩もあります。この苔生し方は、よしよしよしの吉野ヶ岳を思い出します。
ここで、本来明らかに右（青やじるし）の方向にまがっていくのですが、なにを勘違いしたのか迷わず直進してしまいました。う～んボンヤリ頭のまま登っていたからでしょうか？




たしかに足跡は続いているのですが、道らしき道が無くなってきました。




そのうち沢と斜面だけになってきて、とても前に進めません。足跡もいつの間にか無くなっていました。
さすがにこれはおかしいと気づき、あわてて苔生した大岩のところまで戻ります。




15分もロスタイムしてしまいました。大岩の脇にはベンチもありました。




どーみても右に行きますよね～。これが目に入らなかったんですから相当重症です。（恥）





ただ、この先は積雪が増えてきました。たぶん何日か前に通られた方の足跡が少し残っています。



　
それ以外は、2本爪のお方や、



うさぎさんの足跡しかありません。




にしてもデカい足跡ですな～。
ひょっとしてよっし～さんの足跡かな？などと失礼なことを思いながらフラフラ登って行きます。




12：44　小文殊からの本コースに合流




本コースは・・・・やはりグッチャグチャです！




展望台手前の急坂もご覧の通り。スパイク長靴で正解でした。




12：57　大文殊到着



　
お守りとお賽銭を握りしめ、お礼のため本堂に向かいます。ただ風邪のせいか、かなりヘロヘロです。
ご住職様は、青いジャケットの大柄なハイカーさんと親しげにお話をされています。
ハイカーさんに軽く会釈をして、ご住職様に息子のお礼を申し上げさせて頂きました。
今日の大きな目標を達成し、ホッとして山頂広場のベンチでおにぎりを食べます。




ちょうどお昼時なのですが、ヘロヘロが治まらず、あまり食欲がありません。1個でお腹いっぱいです。
そのうち日差しに誘われて、ご住職さんと大柄なハイカーさんも広場に出てこられました。
普通ならとっくにご住職と仲の良い大柄なハイカーさん＝よっし～さんと気づくとこですが、なにせこの日はボケまくっていましたので、あらっ？と気づいてもなかなか確信がもてませんでした。
ようやく、お正月にお会いしたときの目出し帽のなかのつぶらな瞳と、カナリヤのようなお声の記憶が、目の前のハイカーさんと合致して・・・お声をかけることができました。ほんとにボケてて申し訳ありませんでした。いろいろお話できてとても嬉しかったです。




お堂前で撮らせて頂いたスナップ写真・・・・・家宝に致します！





下りるにつれて、青空もより広がってきました。明日も天気がいいようですね～




登りの時には気づかなかった赤い実や、



ブルーの実も見つけることができました。




登山道脇を流れる沢もすっかり温み、勢いを増しています。




麓まで降りてくると、電動ノコの音が聞こえてきました。地元の有志の方が倒木を片付けておられます。




お声をかけさせていただくと、
「これから雪が溶けて、山のぼりの人が増えるで、いまのうちに片づけておくんや」
とにこやかにおっしゃっていました。本当に頭が下がります。
文殊山にかかわる皆さんのおかげで、安全に楽しく登ることができるのですね。




お礼をいって通らせてもらいます。さらにしばらく進むと、
こんどは大きなカモシカと子供のカモシカが左の斜面から駆け下りてきて、
目の前を横切り、右の森に消えていきました。写真を撮る暇もなく、あっという間でした。
人里と目と鼻の先で出会うとは思いませんでした。
春の躍動が、始まっています。





14：21　登山口戻り





文殊山の合格お守り。

来年受験生のおとうさん、おかあさん。

是非手に入れてあげてくださいね。

ご利益抜群ですよ！





さあ、ツギはどの山にのぼロウか？


ちなみにこの日のログです。
おもいっきり途中間違えてますな（汗）