
夏休みを利用した北アルプス遠征も、いよいよ最終日。
ここまでは迫りくるガスガスや風雨の影響を、微妙にすり抜けて(笑)
進んでくることができましたが、
無事、蓮華温泉に帰り着くことは出来るのでしょうか?
2日目からの続きです。
4:30 起床部屋の窓から眺める、夜明け前の富山の街並み。

雲が多く、日の出は見れませんでしたが、
朝焼けに染まる稜線のシルエットは美しかったです。

その後食堂へ行き、昨日買っておいた各400円の
朝食用の
「鶏そぼろご飯」と
「押し寿司」を頂きます。
(コロナ禍以降、小屋の朝食提供はありません。)

お寿司や弁当も手作りで、もちろん美味しいのですが
無料で提供されていた
「おすまし」(なにかの出汁?)が
すごく優しい味で、滋味深かったです。
5:35 朝日小屋 出発玄関には、靴紐を結びやすいようにと
お風呂用のイス(笑)が用意されていて、とても助かりました。
ここらへんのさりげない心遣いもありがたいです。

最終日は、
まず朝日岳山頂に登り、そこから五輪尾根を下って、蓮華温泉に戻るルートです。
コースタイムで7時間ちょっとですので、お昼すぎには下山できるはず。

小屋のすぐ横にある、朝日神社に山行の無事をお祈りしてから出発。

水平でない水平道方面には、もう進みませんよ!( ー`дー´)キッパリ

朝日小屋が眼下に小さくなり始めた頃・・・・・
お見送りの使者がっ!(」*´∇`)」
木道の真ん中で、ワタクシ達を先導してくれています。

1匹だけかと思っていたら、今度はゲンジさんの後ろからも。

ファイナルファンタジーのチョコボみたいで、超可愛いっす!

最終的には、3匹のライチョウがワタクシ達を見送ってくれました。
ありがとう、また来るよ!(涙)

そのうち傾斜が緩くなり、視界が大きく開け
6:24 朝日岳(標高:2,418m) 到着
(ゲンジさん撮影画像拝借)上空には厚い雲が流れているものの、
富山の街や、遠く能登半島まで見渡すことができました。

名残り惜しいですが、小雨がパラついてきましたので、慌てて五輪尾根へ。

山頂直下に大きめの雪渓が残っていました。

北部白山を彷彿させる、雄大な景色の中を下っていきます。
6:54 吹上げのコル 通過
ここから日本海の天嶮
「親不知」まで繋がる
栂海新道いつかは踏破してみたい気もしますが・・・・
「いつかは、来ない」という名言もありますな(笑)

その後は、小さな沢や湿地帯の中を通る木道に沿って下ります。
ニッコウキスゲ(日光黄菅)や
カラマツソウ(唐松草)といったお馴染みのお花の他に
アヤメ(菖蒲)がいっぱい咲いていてちょっとビックリ。
こんな高度のとこでも咲くのね~

五輪尾根は傾斜が緩く、木道も整備されているので、とても歩きやすいです。
ゲンジさんも、某お方のポーズをキメてゴキゲンです(笑)

ただ、朝日岳からはまだ1.3kmしか進んでなかったし
蓮華温泉までは、9.6kmも残ってるのね・・・・(汗)
7:25 木道の休憩所ちょうど標高2,000mくらいまで下ってきたところに休憩所がありましたのでひと休み。

朝日小屋で買っておいた、富山名物
ますの寿しを頂きます。
笹にしっかり包まれていてコンパクトなので行動食に最適ですね。

その後、先ほどの休憩所から12~3分下ったところにある水場で水分補給。

朝日小屋の女将さんも、五輪尾根は水場には困らないよと仰っていました。
気温の暑さとは無縁の冷たさで最高に美味しい!
8:08 五輪の森 通過だいぶ下ってきたはずですが、標識には蓮華温泉まで9km?の表示。
まだまだ先は長いです。

たまに急坂もありますが、しっかり整備されているので全く問題なし。

曇り空のもと、風に吹かれながらの木道の下りが快適過ぎて、
昨日、一昨日の酷暑がウソのようです。
8:34 花園三角点(標高:1,754m) 通過
この辺りから、身体が揺れ、帽子が飛んでいきそうなくらいの突風が吹くようになってきました。
台風の影響が強まってきたのかもしれません。

早く、眼下に見える谷底まで降りてしまわなくては!
ただ、谷底から蓮華温泉まで
けっこうな登り返しみたいだしなー(;´д`)
いずれにせよ、すんなり帰れる訳ではなさそうです。
9:34 白高地沢橋 通過上から眺めた時はよく分からなかったのですが、いざ渡ってみると物凄くしっかりとした造りの大きな橋でした。
これなら増水とかで流される事も、まず無いでしょう。
さあ、ここからは蓮華温泉まで登り返すだけ・・・・・・

・・・・・・と思いきや・・・・・・・
(ゲンジさん撮影画像拝借)さらに下る・・・・・・
(ゲンジさん撮影画像拝借)さらにさらに下るっ!(゚д゚|||)
10:11 先ほどより小ぶりな橋(名称不明) 通過ど、どうやら、ここがホントの谷底のようです・・・(;´д`)

そこから、ひたすら登り返すと
(ゲンジさん撮影画像拝借)10:37 兵馬の平(標高:1,320m) 通過広い湿原に出ました。ここも高山植物の宝庫らしいですが
標高が低い為か、ワタクシ達が通ったときはすでに終了モードでした。

そこからもうひと登り、鉱山道からの自然歩道に合流して暫く歩くと・・・・・
11:07 蓮華温泉キャンプ場 到着やっと戻ってくることができました。ヽ(´∀`)ノ

・・・・・といいながら、ここから蓮華温泉までの林道歩きも
微妙な距離と傾斜でシンドイんですけどね(;´д`)
(ゲンジさん撮影画像拝借)11:15 蓮華温泉 戻り
ワークマンのトレッキングシューズ
「アクティブハイク」も3日間頑張ってくれました。
結論から言うとワークマンでの北アルプスハイクは
全然アリ!登り主体の初日などは、むしろその軽さとグリップの良さにビックリ。
2日目の雨にも、水が染み込むことは全くありませんでした。
しかしながら、足を包み込むフイット性がやや甘いためか
延々と下り続ける今日みたいなルートだと
指先が靴の先端に当たって痛くなることがありました。
ただ、このことは他のシューズを履いていても起こることですし
厚手の靴下やインソールなどで十分調整できるレベルだと思います。
これからの耐久性は分かりませんが、
10足履き替えたとしても
スポルティバ1足よりお安い(笑)ことになりますので
コスパはものすごいと思います。
ワタクシも、もっと使ってみてさらに検証してみます。

その後、いったん車に戻ってザックを下ろしサンダルに履き替えて
蓮華温泉ロッヂへ。

入浴料800円をお支払いして・・・・・・
おつかれさまっしたぁ~ヽ(≧∀≦)ノいやぁ~、北アルプスっていいよねぇ~
そして、テン泊もいいけど・・・・・
小屋泊も、いいよねぇ~(笑)さあ、ツギはどのお山にのぼロウか?ちなみに今日のログです。



ゲンジさん、3日間、ホントにありがとうございました!
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