2023.8.13~15 朝日のあたる家へ 蓮華温泉~白馬岳~朝日岳周回(ゲンジさんと) 1日目
- 2023/08/19
- 17:35

以前は、毎年のように出かけていた北アルプス遠征。
コロナ流行以降、すっかりご無沙汰していましたが
久しぶりにテントを担いで、山旅に行って参りました。

今回の目的地は、後立山連峰エリア。
蓮華温泉を出発点とし
白馬岳(しろうまだけ:標高2,932m)から
朝日岳(あさひだけ:標高2,418m)を経由する
総距離33kmほどのルートを、2泊3日で周回の予定です。
初日は白馬岳頂上宿舎のテン場、翌日は朝日小屋で宿泊する予定です。
当初は2日間ともテン泊し、美味しいことで有名な朝日小屋の夕食だけ
追加料金でお願いするつもりだったのですが、夕食の提供は小屋泊の方限定になっていました。
正直、今回の山旅イチバンの目的は・・・・・
朝日小屋さんの夕食を頂くことですので(笑)
2日目を小屋泊とすることに、なんの躊躇もありませんでしたよ。

13日 4:20 蓮華温泉駐車場 到着
久しぶりのテン泊山行の相棒は・・・・・
ゲンジさんですっ!ヽ(´∀`)ノ
山スキー、MTB、沢のぼり等、活動の幅を広げまくっているにもかかわらず
にわか歴史ファンとなったワタクシとの歴旅にも付き合ってくださる
心強いお仲間です。

ただ・・・・・
福井を0時頃出発しましたので、2人ともほとんど寝れてません(;´д`)
この後の山行に、不安を残すスタートとなりました。
しかも、4時すぎなら駐車場も空いているかと思ったのですが、ほぼ満車っ!
かろうじてクロスビーを潜り込ませるスペースが残っていましたのでラッキーでしたが
危ないところでした。

4:30 蓮華温泉 出発
写真では明るくなってきたように見えますが、実際はまだ真っ暗ですので
ヘッデンの明かりは欠かせません。
当初の計画では、5時ごろから登り始める予定でしたので
30分ほどの余裕ができた・・・・・はずだったのですが・・・・

登山口から7~8分登ったところで、誰かが忘れ物をして、駐車場まで引き返すことに。
ええ、ええ、あえて「誰」とは申しませんけどね(笑)

なので・・・当初の予定通りの再スタートとなりました。(;´д`)
さっそく不安が現実となった訳ですが
出発してすぐだったので、むしろ良かった気がします。
(*-ω-) コ、コレデ、イイノダ

(ゲンジさん撮影画像拝借)
6:02 天狗の庭 到着
久しぶりのテン泊北アルプスでめちゃめちゃ不安だったにもかかわらず
天狗の庭まで辿り着けて、「天狗」になってるツギロウさん(爆)

ここからは、明日歩く雪倉岳や朝日岳を正面に仰ぐことができました。
雲一つない晴天で、稜線がくっきり見渡せテンションが上がります。

そこから、さらに40分ほど登ると
チングルマ(稚児車)の綿毛が揺れる草原に出ました。

7:04 白馬大池(標高:2,379m) 到着

テン場には、まだ多くのハイカーさんが残っており
ゆっくりと朝食を摂ったり、テント撤収の準備をされていました。

ワタクシ達も広場の片隅で、朝飯代わりの行動食を頂きます。
2泊3日のテン泊山旅装備と多めに担いできた水分で
ザックは14kgほど。すでに肩が、ちょっと痛くなってきています。(泣)

しばし休憩の後、再び出発。
こんなに青い白馬大池は、初めて見たかも。

8:17 船越の頭(標高:2,612m) 到着
標柱が立っているだけの場所ですが、見晴らしがとても良いです。
この場所を麓の栂池自然園から見ると、船縁のようなアーチ型に見えることから
「船越」という名が付いたそうです。

ここでも、再び行動食摂取。
なんか、2人ともやたらお腹が空くのよね~(笑)

急ぐ旅でもないですし、時間的にもだいぶ余裕があるので
まったりした後、再出発。
前日、白馬岳に宿泊したと思われるハイカーさん達とスライドします。
夏休みらしく、小学生くらいのお子さんを連れたグループも多かったです。

対して、ワタクシ達は・・・・・・
ファミリー感とは無縁の、孤高のおじさんハイカー2人組(笑)

雲海が荒波のように打ち寄せる、遥かなる稜線と

イワギキョウ(岩桔梗)や

ミヤマコゴメグサ(深山小米草)

ウサギギク(兎菊)といった
可憐なお花が、足元で健気に咲いていてくれれば
オジサン達は、それでいいのだよ。(*-ω-)ウンウン

9:31 小蓮華山(これんげさん 標高:2,766m) 到着
新潟・長野の県境にまたがり、新潟県では最も高いお山となります。
以前は大日如来像を祀る祠があり「大日岳」とも呼ばれたそうですが
現在は山頂部の崩落で祠は無くなり、代わりに?大きな鉄剣が建てられています。

明日向かう、雪倉・朝日岳方面の眺望も素晴らしく
ここでも、のんびり休憩しました。

さあ、後は白馬岳の山頂を目指すのみっ!

比較的傾斜の緩い西面に対し、東面の信州側は超急峻で
めちゃめちゃカッコいいです。

時折、濃いガスガスに包まれることもありますが、
陽射しが遮られて、暑さが和らぐのでむしろありがたいです。

やや疲れも溜まってきましたが、足元のトウヤクリンドウ(当薬竜胆)に
力を貰って進みます。

10:36 三国境(標高:2,751m) 到着
文字通り、長野・富山・新潟という三県境が接している場所です。
明日は、この分岐から北西へ向かい朝日小屋を目指します。

ゲンジさんもワタクシも体力的には、まだ余裕がありますが
とにかく・・・・・眠い(;´д`)
は、はやく、テン場に着いて
泡の出るガソリンを注入しなくては(笑)

しばしのウトウトから目覚めた途端
最後の登りに備え、ガッツギア(子供用)を摂取するゲンジさん。
このタイミングまでガッツギア温存・・・さすがっす。

三国境を過ぎ、プチ崖登りをクリアすれば

あとは山頂までのウィニングロードが待っています。

辺りにはイワベンケイ(岩弁慶)の雌花?や

ウルップソウ(得撫草)など
地元のお山では見られないお花も咲いていました。

11:27 白馬岳(しろうまだけ 標高:2,932m) 到着
ワタクシは、お腹の浮き輪が写り込まないように、
めいっぱい腹筋に力を入れて撮ってもらいました(´∀`*;)ゞ

(ゲンジさん撮影画像拝借)
後は本日の最終目的地、
白馬岳頂上宿舎 (標高:2,730m)まで下るだけ。

頂上宿舎付近のウルップソウの方が、フレッシュでキレイな藤色でした。

最後は、ミヤマクワガタ(深山鍬形)がお宿の前でお出迎え。

12:00 白馬岳頂上宿舎 到着
テント設営をすっ飛ばして、
まずは生ビールで乾杯っ!ヽ(≧∀≦)ノ

すぐさま、生ビール2杯目とカレーうどんと枝豆を追加しましたが、ナニか?

その後、千鳥足でテン場へ向かい、設営開始。
テン場の料金は一人3,000円(要予約)でした。
久しぶりのテント設営でしたので、すっかり段取りを忘れていて、
ゲンジさんに教えてもらってなんとか完了です(;´д`)
周りがほとんど頑丈なダブルウォール型テントの中、異彩を放ちまくっている
クロスオーバードームF 2張(笑)
実は、も、もう、ULって流行ってないのか?(゚д゚|||)

設営後は、テントからカラダ半分だけ外に出してお昼寝。
すっぽり入ってしまうと暑くて寝られないための緊急措置でしたが
意外と良く寝ることが出来ました。

あっという間に夕食の時間となりましたので
テン場とは別料金4,000円をお支払いして、宿舎の食堂で。
珍しいビュッフェスタイルでした。好きなおかずをセルフで盛り付けることができます。
もちろんお代わり自由ですが、食べきれないほど取るのはご法度です。
個人的には豚の角煮が、特に美味しかったです(笑)

テン場に戻る頃には、辺りは深いガスガスがにすっかり覆われていました。
日が沈んだこともあり、一気に冷えだします。

18時過ぎからは、雨が降りだし、風も強まってきて
しなりまくるクロスオーバードームでは不安しかなかったのですが
ほとんど寝てなかったのを思い出した途端・・・・・
おやすみなさ~~いっ!(;´д`)

ちなみに今日履いていたシューズは
ワークマンのアウトドア用シューズ
アクティブハイク FC140
お値段・・・・なんと、1,900円(税込み)(゚д゚|||)
いつものスポルティバのローカットをガレージに置いておいたところ
ネズミに齧られて穴が空いていることが、出発直前に発覚したので
急遽近所のワークマンで買ってきたシロモノなんですが・・・・
めちゃくちゃ良いもんでしたっ!(いやマジで)
まっ、明日、明後日と履いてみないと
ちゃんとジャッジできないところもありますが、
今日のところは、よほど使い古したスポルティバより山道をグリップしますし
軽くて、快適に登ることが出来ました。
果たして「ワークマン」での
2泊3日、北アルプス山行は
アリなのか?ナシなのか?
こちらもご期待あれ~(笑)
2日目に続く。
さあ、ツギの日は「朝日のあたる家」に泊まロウか
今日のログはこれ。



テン泊装備で練習しておいて・・・・ホントに良かった(笑)
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