
先週に続き、夏休みに予定しているアルプス遠征に備え
白山連峰きっての男前、
別山(標高:2,399m)から
大屏風や
南竜野営場を巡る周回コースを歩いて参りました。
4:05 市ノ瀬ビジターセンター 駐車場到着この時間で、駐車場はかなり埋まっていましたが
幸いビジターセンターに比較的近い、舗装されたエリアに停めることが出来ました。

別当出合までのシャトルバスは5時始発ですが、
すでにバス待ちの長蛇の列が永井旅館近くまで連なっており
さらに伸び続けています。
ある程度予想はしていましたが、それを遥かに上回るハイカーさんの数です。

ワタクシは、ビジターセンターで入山届を提出後
その行列をすり抜けてチブリ尾根方面へ向かいます。
今日もアルプス遠征に向けての
トレーニング登山ですので
ザックには
テン泊装備一式を詰め込んできています。
水分と合わせて
13kgほどはありそうです。
4:30 市ノ瀬 出発バス待ちの行列がウソのように、チブリ尾根へと向かう林道には
人影が全くありません。
この夏、白山連峰に登りたいけれど、
人混みやバス待ちは苦手という方は、是非コチラへ(笑)

15分ほど進んだところで林道を外れ、堰堤の上を渡って登山道に取り付きます。
林道上に登山口を示す標識は無いので、初めてだと通り過ぎちゃう可能性高いです。
ええ、ワタクシも最初の時、通り過ぎて別当出合の近くまで行ってしまいました(;´д`)
4:47 チブリ尾根 猿壁登山口 通過別山まで
7.9km。チブリ避難小屋まで
5.4km。
長い長いチブリ尾根の始まりです。
5:33 「水場」 到着チブリ尾根には、基本ココ以外水場はありませんので
多くの水分を担いでくる必要があります。
特に夏場は、猛烈に水分を消費しますので
ワタクシは、緑茶・スポドリ・天然水等600mlのペットボトルを5本担いできています。
チブリ尾根往復ですと、これでも足りるかどうか、ちと心配ですが
今日は周回予定で、テン場の南竜で補給も可能ですので問題ないでしょう。

昨夜まとまった降雨があったようで、登山道や草木はかなり濡れていますが
泥濘までにはなっていないので普通に登って行けます。
この辺りでは
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)や
ハクサンシャジン(白山沙参)など、薄紫色のお花が目立ちました。
7:08 チブリ避難小屋 到着ここに到着するまでに4~5組のハイカーさんが先行していましたし、
小屋の外にお一人、小屋の中にも何名かいらしたようでした。
ザックを下ろして、水分と行動食を補充します。

正直ここまでは、それほど傾斜もキツくありませんし登りやすいのですが
この先から、御舎利山直下までがシンドイのよねぇ~(;´д`)

チブリ避難小屋を出発して20分ほど
ちょうど登り坂の傾斜も増してきて、ヘロヘロ菌に蝕まれ始めた頃・・・・・・
(画像は、あくまでもイメージです。)「あっ!?、
ツギロウさんですよね?
お、お久しぶりっす!」下山してきた二人組のうちの一人に、すれ違いざま声をかけられました。
「おっ? おおおおおおっ!?
おひ、おひ、おひさしぶりっす!」ヘロヘロのあまり、一瞬どなたか分からなかったのですが
サングラスの下に、超お懐かしい瞳と笑顔が隠れていました。ヽ(´∀`)ノ
今日は完全オフの極秘山行で、顔伏せお写真の掲載すら憚られるようでしたので
モンスターハンター・サンブレイク
「カムラの里ハンター」と「おともガルク」に
代役で登場してもらってます(笑)
お互いの近況などをお話できて、とても楽しかったです。
またお会いできる日を楽しみに致しております。

高度を上げるにつれ、徐々に視界が開け
北側に白山御前峰の大きな山塊が現れました。

逆に、南側には目指す別山の頂と、そこに続く稜線が。

あと、もうちょっとで急登が終わるっ!
8:26 御舎利山(標高:2,390m) 到着何回来ても、御舎利山直下の急登はシンドイですが
今日は、途中であのモンスター・ハンターさんにお会いできましたので
ずいぶんと救われました。

ここから別山までは、緩やかな稜線歩き。ウイニングロードが山頂まで続きます。

一面のお花畑に涼しい風が吹き抜け、下界とは全く異なる
まさに雲上の楽園が広がっています。
やっぱり夏は、高山に限りますね~

別山神社と山頂の標柱が見えてきました。
8:42 別山(標高:2,399m) 山頂到着頭上には青空が広がっているものの、今日はガスガスの湧きあがりが早いようです。
登山直前に確認した天気予報でも、
13~14時頃から雨予報となっていましたので
早めに南竜まで行ってしまった方が良さそうですね。

・・・・・・と言いながら、腹が減っては戦はできぬ!
カップラーメンでエネルギー補給し
この後、微妙なアップダウンが続く、南竜までの稜線歩きに備えます。
9:00 別山 出発結局、山頂で15分ほど休憩して、再び歩き出しました。

南竜ヶ馬場までは、
4.7kmこのルートを通るのも、すごく久しぶりです。
ハクサンフウロ(白山風露)や
ハクサンイチゲ(白山一華)も、今年初の御対面。
残念ながらイチゲちゃんは、かなり終盤でした。

斜面を覆う
ニッコウキスゲ(日光黄菅)
コチラは、これからピークを迎える感じかも。
「大屏風」と呼ばれる絶壁の稜線は
なかなかの迫力。
カライトソウ(唐糸草)等とともに
登山道周辺を埋め尽くす
イブキトラノオ(伊吹虎ノ尾)の群生も圧巻でした。

他にも、
カラマツソウ(唐松草)や
ミヤマリンドウ(深山竜胆)
クルマユリ(車百合)
ヤマハハコ(山母子)と
シモツケソウ(下野草)の競演。

さらには、
タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)などなど
観光新道に勝るとも劣らない、色とりどりのお花を楽しめるルートです。

ただ・・・・・・あまりお花に見惚れてばかりいると、
絶壁に吸い込まれてしまいますので、ご注意を(笑)
10:09 天池 通過ここまで来れば、南竜ヶ馬場を見下ろす
油坂の頭までもう少し。

この辺りは、虫たちの楽園でもありました。
ベニヒカゲは、何やらお食事に夢中で
なかなか登山道の真ん中を譲ってくれませんでした(笑)
10:19 油坂の頭 通過
つ、ついに、南竜ヶ馬場のコテージ群や
南竜山荘の赤い屋根が見えてきましたぁ~(*´∀`人 ♪

油坂を下り切った、
赤谷の沢でひと休み。

沢の水はとても冷たいので、顔を洗ったり浸したタオルで首筋を冷やしたりして
すっかりリフレッシュすることが出来ました。

壁のように見える南竜までの登り返しも、これで乗り切ることができそうです。
11:08 南竜ヶ馬場 到着ここまで来れば、もう一安心。
シナノオトギリ(信濃弟切)が迎えてくれました。

せっかくですので、テン場も覗いて行きましょう。
まだ午前中にもかかわらず、多くのテントが設営されていました。

お花畑の中にテントを張れるという、素晴らしいロケーションです。
お化け屋敷のようだったテン場のおトイレもすっかり綺麗になり
より使い勝手が良くなりましたね~。
ワタクシも、せっかくテン泊装備を担いできていることですし
このまま、ここでお泊りしたくなってしまいましたが・・・・
夏休みまでガマンガマン(笑)

南竜山荘も覗いていこうかと思いましたが、ハイカーさんでごった返していましたので
今日はスルーです。
11:32 エコーライン分岐 通過立ちこめるガスガスも濃くなり、辺りもかなり薄暗くなってきましたので
このまま、先を急ぎましょう。

砂防新道からは、続々とハイカーさん達が登ってきますのですれ違いがタイヘンです。
11:57 甚之助避難小屋 通過ここもハイカーさんでごった返していましたので、迷わずスルー。

標高が下がってくるにつれ、湿気と暑さが激増しとなり、
これまでの疲れも重なって、完全にヘロヘロです!(;´д`)
13:08 別当出合 到着わき目もふらず、シャトルバス乗り場に直行して・・・・・
おつかれさまっしたぁ~ヽ(≧∀≦)ノコ、コーラが・・・美味すぎるっ!(涙)
13:27 市ノ瀬ビジターセンター 戻りちなみに別当出合からの片道で
800円でした。
年々お高くなっている気もしますが、物価高騰の折、致し方ないところでしょう。

下山カードを提出して、駐車場に戻り車内で着替えをしていると・・・・・
けっこうな雨が降りだしてきました。(◎_◎;)夏休みの「宿題」も、
夏休みの「山行」も
早いうちに終わらせた方が
ナニかと、よろしいようで・・・・
さあ、ツギはどのお山にのぼロウか?ちなみに今日のログです。



まぁ、これでなんとか、
アルプス遠征イケるかなぁ・・・(;´д`)
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