2015.2.8 コレ、ナンデスカ？ トランギア・ラージメスティン TR-209

トランギア・ラージメスティン　ＴＲ-209
北欧スウェーデンに本社のあるトランギア社製の取っ手付きアルミ飯盒です。
大きさ　　20×13×7ｃｍ
重量　　　270ｇ
容量　　　1350ｍｌ
この飯盒で3.5合までのお米が炊けます。メスティンには1.8合までの標準タイプと、このラージタイプがあります。
アルミ製の為、熱伝導率が高く、全体に素早く熱が回るため、ごはんが大変おいしく炊けるそうです。

なぜラージを選んだかといいますと、福井の登山用品量販店にはいつもラージしか置いておらず、ノーマルを見たことがなかったのと、もしかしたらソロのときよりも家族や友人・ご近所さんなど一緒のときにこそ使う機会があるのではないかと
漠然とした思いで選びました。大は小をかねるともいいますしおすし。




多くの偉大な探検家を輩出した北欧文化は現在のアウトドア文化の根底を成しているとされており、
ヴァイキングの末裔であるスウェーデン人の感覚とこだわりが詰まったトランギア社の製品をさらりと使いこなすことは
ハイカーさんやアウトドア愛好家の憧れでもあるようです。
ちなみにトランギア社のマークは、お鍋と鍋蓋をＴの字にデザインしたものだそうです。



ここんとこ、仕事が忙しく土・日ともお山に行けてないのですが、
昼間に少しだけ時間ができたので、以前購入だけはしていたこの飯盒を試してみることにしました。
ネットには数多くの方がメスティン炊飯の様子をレポされているので
だいたいの流れは解っているつもりでした。


まずは、お米を研ぎます。その後、30分くらい水に浸しておきます。
今回せっかくのラージサイズなので3合の炊飯にチャレンジしてみます。
複数での山行をイメージしたのもありますが、
最近ある素晴らしいもの見つけたので
それとごはんをお腹いっぱい食べたいという思いもありました。




その後、メスティンに移します。30分ってとても長くて、ついフライング気味になってしまいました。




縁の部分はけっこうギザギザというか、引っかかりがあるので、購入時に紙やすりで少し擦っておきました。
これはけっこう有名な購入時の儀式らしいですね。




そして水を入れるのですが、この量はごはんの1.1倍～1.5倍と、作る方によってまちまちです。できあがりのときのごはんの固さに影響するようです。私は固めが好きなので

ごはん1合＝約150ｇ＝約180ｃｃとのことなので
180ｃｃ×3合×1.1倍＝594ｃｃの水を入れることにしました。

ただ、洗ったお米をボウルからメスティンに移す際、結構な水が一緒に入ってしまうので、カップ一杯約200ｃｃの水を
新たに入れた時点で内側のリベットまで水がきてしまいました。リベットの真ん中ぐらいの水位で約400ｃｃぐらいとのことですので、あともう200ｃｃ弱を入れるのみにしておきました。




フタをして点火。はじめチョロチョロ、中パッパといいますが、最初から強火や中火でしている方が多いようなので
容器の底から炎がはみ出ない程度の勢いに調整してみました。



点火して4分ほどで吹きこぼれてきました。しかも結構な量の吹きこぼれでストーブの下がベタベタになってしまいました。
あわてて火の勢いを少し弱めました。







その後は吹きこぼれも弱まり、ごはんの甘い、いい匂いもしてきました。よしよし。
あとはおこげができ始めるちりちりという音がしてきたら火を止める合図とのことですので、ちりちりをひたすら待ちます。




しかしちりちりはなかなか聞こえてきません。火を弱めて2～3分でかすかなちりっという音が聞こえた気がしたのですが、おこげができるには早すぎます。多分吹きこぼれの汁が焦げた音じゃないかと思います。




いっこうにちりちりは聞こえませんが、
10分を過ぎたあたりから焦げ臭いにおいが一気にしてきました！
こ、これは・・・　イヤな予感。




もうちりちりを待ってる状況ではなさそうです。あわてて火を止め、タオルにくるんで、逆さまにして保冷袋に入れます。
こうやって15分ほど蒸らすのですが・・・・熱さがスゴイので厚手の手袋をして作業します。





待っている間に、素晴らしいものを用意します。
それが・・・・・・　こちら！


「桃屋のきざみしょうが」
いわゆるごはんのお供というやつですね。
きざみしょうがをなたね油のタレで包んだシンプルなものです。がっ・・・　実においしいのです。
これだけでごはん何杯でもイケます。いや逆にこれだけでごはんを食べたくなるのです。む、無性に。
私のようなメタボ世代には非常に危険な食べ物です。奥様の間では結構有名なので、もう食べた方もたくさんいらっしゃると思いますが、もしまだ食べていなかったら是非試してみてください。ほんとに虜になりますから！





さていよいよ運命の瞬間です。やな予感がプンプンしてますが・・・・



じゃん！


・・・・・コレ、ナンデスカ？・・・・・






白いご飯への道は、果てしなく遠い。






もちろん真っ黒な部分以外は頂きました。
桃屋のきざみしょうが・・・万歳！


まっ、できることから一つづつ改善していきましょう。
とりあえず私がいまできることは・・・
家じゅうの窓を開けておこげの臭いを外へ

カミさんが帰ってくる前に・・・