2015.2.1 ふたつめの福鈴 文殊山（ソロ）

ここのところ仕事が忙しくなってきて、まるまる一日休める日が少なくなってきました。
そんななか、お昼前から4時くらいまで時間ができたので、近場の文殊山（標高365ｍ）へ行って来ました。
困ったときになにかとありがたい文殊山です。





朝方は曇り空で、ときおり明るさも覗いていたのですがお山に向かうときにはけっこうな風雪に変わっていました。




12：14　二上登山口到着
なんせ今日は時間がないので、メジャールートでの大文殊往復が精いっぱいでしょう。
悪天候にもかかわらず、14～15台の車が停まっていました。




前回の伊吹山で、スパイク長靴に比べて、登山靴＋アイゼンの歩きやすさを再認識しました。ただ雪がだいぶ少なくなった文殊山で12本爪はあまりにも大袈裟な気がしたので、軽アイゼンなるものを持ってきてみました。
ＣＡＭＰ（カンプ）というブランドのアイスマスターという品物です。お値段は5,000円くらいです。



装着はいたって簡単です。靴の底に金具を合わせ、かかとから甲のあたりをシリコンゴムの収縮力で締め付けるだけ。




さらにゲイター（スパッツ）も装着して上からの雪の入り込みを防ぎます。
駐車場で少し歩いた感じは、緩みも無くとてもいい感じです。





12：30　山のぼり開始
昨日からの久しぶりの雪でうっすらと積もっています。



　
この冬大活躍の融雪パイプの取水口を発見。ほんとに今シーズンこの融雪に助けられています。




天気の悪い日は、傘に長靴というスタイルが文殊スタンダードですね。要は街中歩きと変わってません。時間も遅いので降りてこられる方も結構いらっしゃいます。




12：36　登山道入口分岐



いままで気づきませんでしたけど、下の方に「山には足あとだけ残そ苔苔苔」の文字。




登り始めて5分もたたないうちに、靴の底にスゴイ異物感が・・・・　ゲゲゲゲゲっ！
靴の底に雪がミルフィーユ状態にこびり付いて、ポックリのようになってます！





ストックで叩き落としても、次の一歩でまた大量の雪がこびり付きます。とても歩けたものではありません。




着地したところの雪を地面の土がみえるほどくっ付けてしまいます。なんという吸着力！こんな経験は、スノーシューでも
アイゼンでもしたことがなくビックリです。雪質にもよるんでしょうけど、これではこの先進めないっす。車に戻ってスパイク長靴に履き替えることも考えたのですが、以前子供と登った際、ノーマル長靴で十分登れたのを思い出し、
ソッコーで外して登山靴のみに切り替えます。う～ん　クサリの部分をビニールテープで巻くといいのかなぁ～？




そこから10分ほど登ると、気温は0度に。ただ木々に囲まれた山中は、風も遮られて、ハードシェルに長Ｔ短Ｔですと猛烈に暑いです。脇の下のスリットを左右全開にして熱気を逃がします。




こんにちは。今日もＳ木翁とお会いできました。大先輩を見習って同じ赤ジャケにしました。




石清水手前のＨポスト。わずかですが、人の足跡が続いています。




13：05　石清水
今日は気温が低いせいか、つららがいたるところに出来てます。








振り返っても眺望は全くナシ。






13：14　七曲合流点






このあたりから雪の量も増しますが、踏み跡がしっかりしているのでノーマル登山靴で問題なしです。






「雪降る日　やっと渡せた　チョコレート」　

とっても瑞々しい俳句ですね。
もうすぐバレンタインかぁ～





13：23　小文殊到着
このあたりから風が結構出てきました。体感気温がグッと下がります。




13：31　展望台通過
ガスと風がさらに増してきました。でもハードシェルのおかげであまり気になりません。ほんとに風に強いですね。




やはりすれ違う方は傘スタイルです。風が強いので歩きにくそうです。




13：36　大文殊到着
お堂は閉まってました。
実はアレを購入させて頂くのが今日の大きな目的だったんですが・・・残念！




頂上広場に人影は無し。足跡も新たな雪に埋もれ始めています。当然眺望もなーし！





風を避けて、避難小屋（会議室）に逃げ込みます。






どなたもいらっしゃらないのをいいことに店開きです。今日の具材はコチラ。




最近ハマっている台湾ラーメンを、今回は味噌ラ王で作ってみました。フライパンは使わずに時間短縮Ｖｅｒ．にしましたが
なかなかの出来でしたよ。詳しくは山メシにて・・・・って前回のとんこつ台湾ラーメンもまだアップしてませんでした（汗）
近々まとめてアップする・・・予定です。




小屋の外はより一層風雪が強くなってきています。
ちょうど食べ終わって下山の準備を始めた頃、
一人のハイカーさんが「う～さぶい！」と小屋に入ってらっしゃいました。おもむろに慣れた手つきでバーナーをセットしてカップうどんを作り始められました。
話を伺っていると山を始めて15年ほどのベテランの方でした。いろんな話を聞かせて頂きましたが、特にアルプスでの雷雨テン泊のお話や、今の時期の野坂岳の美しさを教えて頂きました。





「またどこかで。」

2～30分くらいお話しを伺った後、お先に失礼いたしました。
山で出会う方は皆優しいです。





帰りは小文殊のトイレの手前を脇道に入ってみました。




足あとは少ないですが、歩きやすく、初めての道なのでけっこうワクワクします。




赤い太いテープのところで曲がると・・・・




Ｈポストのところに出ました。だいぶショートカットできたみたいです。2回ほどすっ転びましたが。
でも、そのとき閃きました。
アレはあそこに行けばいいのだ。




下山後、車でぐるっと麓を迂回して、大村町の楞厳寺へ





手に入れたかったのはコチラ。
文殊山の合格お守りです。
知恵を司る文殊菩薩様のお守りなら、ご利益抜群のはず。（この安易な考え方が・・・・）




他のお守りも購入させて頂いていると、ご住職様が
「あっそうそう」
と奥の方から、干支福鈴をとってきて下さいました。
元旦にお参りしたときに頂いたのと同じものです。

ふふふふっ　これで2つになりました。　
なんかうれしいっす。




受験生のみなさん。そしてそのお父さん、お母さん。
がんばりましょう。あと少しです。



ウチの子も・・・・
がんばってくれよ～！

そうそう、振り向かないで。
お守りと福鈴が、Ｗでついてんだからね。




さあ、ツギはどの神社にお参りしましょうか？






ちなみに、この日のログ。だいぶショートカットになるんですね。