2020.8.2 ミルクボーイ 文殊山 （ソロ）

　2年ほど前の夏、登山道の泥濘を少しでも抑える為、
　文殊山の麓から砂利を運び上げるお手伝いを、微力ながらさせて頂いたことがありました。
　ただそれ以降は、なかなか整備のお手伝いをする機会とタイミングが合わなかったのですが・・・・
　今回再び、お世話になりっぱなしの文殊山に、僅かながら恩返しができそうなチャンスが巡ってまいりました。





　　　　（2017.11　撮影　　現在は、取り壊し済。）
　
　台風の直撃で、壊滅的な被害を受けた山頂のお堂再建がいよいよ本格化し
　資材の運び上げが始まったのです。
　実は今回も、ビール好きお仲間のゲンジさんのレポで、その事実を知ったワタクシは、
　慌てて馳せ参じた次第でございます(;´д｀)





6：25　楞厳寺　到着
今日は、めちゃめちゃ暑くなりそうでしたので、少しでも涼しいうちにお手伝いを済ませようと
早めに家を出てきました。

・・・・・えっ？
その、お手伝いって・・・・・！？





コレですよ！コレっ！！！
お堂の屋根に新しく葺く瓦を、頂上（大文殊）まで運び上げるお仕事です。





「重いですから、おひとり一枚で」
と、ご住職の優しいお言葉が添えられていますが
ワタクシ、4泊5日のテン泊縦走にも耐えられる
頑丈な60Lオーバーのミレー・クンブを担いできておりますので・・・・・







「４枚イカして頂きますっ！」( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ

んっ？　で、でもなんか彫り物がしてあって、他の瓦よりデカいような・・・。

ち、ちなみに、その重量は・・・・・・？





はいっ！瓦２０キロいただきましたぁ～ヽ(´∀`)ﾉ

いやぁ～
こんなん、なんぼあっても困りませんからねぇ～

ありがとうございますぅ～

ありがとうございますぅ～





あ、あまりの嬉しさに１人ミルクボーイごっこをしていると（笑）
ご住職や地元の方が境内に現れ、なにやら打ち合わせを始めています。
とりあえず朝のご挨拶をさせて頂くと・・・・・
「今日も荷揚げするで、よかったら手伝っていってな」
と声をかけられました。





実は昨日の8/1に、有志の皆さんによる大がかりな荷揚げが行われたのは
ネットのレポを見て知っていたのですが
どうやら昨日だけでは荷物を運びきれなかったようで、
予備日の今日も同様の荷揚げが行われるとのこと。






（いやぁ～、早朝の涼しいうちに瓦だけ運んで、さっさと帰るつもりだったんで～）

などと、本心を言うワケにもいかなくなり・・・(;´д｀)






「もちろんっす！(=ﾟωﾟ)ﾉ」
「瓦届けたら、そのあとスグ、お手伝いするっすよ！」
と・・・・心にも無いことでも
スラスラ口から出てくるカリスマ営業マン・ツギロウ（笑）





6：35　山のぼり開始
颯爽と大見得を切って、境内を後にしたものの・・・・
ここ何年も担いだことの無い約20ｋｇのザックで、すでにフラフラ！





これまで座りたいと思ったこともなかった序盤のベンチで大休止(;´д｀)
気温はまだそれほど上がってきていないハズなのに、全身から汗が止まりませんっ！





7：06　二上コースとの合流点通過
あまりにシンドいので、逆に腰を下ろしたら動けなくなるような気がして、
休まずに先に進みます。





普段なら、なんてことない緩やかな登りも辛いのなんのって！





7：15　小文殊　到着
ヘロヘロ感がハンパないので、一旦休もうと休憩所の方に向かうと・・・・





おおおおっ、これが荷揚げの資材！
確かに、まだまだ沢山ありますなぁ～(◎_◎;)
ここでも・・・・・
「もしよかったら、資材運んでもらえるけ？」
と、ありがたいお言葉を掛けていただきますが（笑）
「か、か、瓦運んでるもんで・・・」
と、すぐさまスルー(;´д｀)
その後も、休憩ナシのまま山頂へ・・・・





7：30　大文殊（文殊山、山頂）　到着
なんだか、山のぼりをやってみようと初めて文殊山に登った６年前に戻ってしまったくらい
めちゃめちゃ疲れました（いや、マジで）






ご住職の詰め所の軒先に「瓦置き場」を発見しましたので





ザックから取り出して・・・・
無事、奉納（汗）





山頂の気温は、２２℃！？
・・・・とは、思えないくらい暑かったなぁ～






さあ、一息ついたら小文殊に戻りましょうか・・・・
おっちゃん達と約束しちゃったし（涙目）





8：01　小文殊　戻り
来るときには無かった荷揚げの受付が設置されていました。
住所と名前を記入します。
万が一、コロナ感染が発生した場合の連絡先にもなるようです。





荷揚げ参加記念のタオルと麦茶も頂きました。
これ、かなり嬉しいです。





その後、荷揚げする資材を受け取ります。
係の方が、その人に見合った資材を選んでくれますので安心です。
ワタクシには・・・・・





はいっ！長めの角材２本いただきましたぁ～

いやぁ～こんなん、なんぼあっても困りませんからねぇ～

ありがとうございますぅ～

ありがとうございますぅ～






最初は、瓦に比べたらめちゃめちゃ軽いやん♪とほくそ笑んでいたのですが・・・・





ボディーブローのように、ジワジワと効いてくるのよねぇ～これが(;´д｀)





8：15　大文殊　戻り
再び、奉納！( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ





さあ、まだまだ資材は残ってます。

早く小文殊に戻り・・・ま・・・・










巨星、堕つ！･ﾟ･(つД｀)･ﾟ･





「小文殊になんか・・・もう戻らないもん」
と、けっこうサボってたのですが（笑）
さすがに後から後から荷揚げの方が登ってこられますので・・・・
しぶしぶ帰還(;´д｀)





み、皆さん・・・真面目でおじゃるな･･･(*-ω-)ｳﾝｳﾝ





あっ、ご住職！？
・・・・ガンタンクで出撃されていたのですね（笑）





8：37　小文殊戻り







はいっ！さっきより長ーい角材いただきましたぁ～

いやぁ～　こんなん、なんぼあっても・・・・・・

ありがとうご・・・ざ・・・

・・・・いま・・・ぅっ・・



ぜいぜい・・・・







ぜいぜいぜいぜい・・・




ぜいぜいぜいぜいぜいぜいぜいっ！！！






8:53　大文殊戻り　奉納・・・再び・・





もはや、まばたきもせず、足を前に出すだけのツギロウさん(ﾟдﾟ)






9：10　小文殊　戻り
幸い（笑）
もう一人で運べるような木材は無くなり、
ガンタンクや荷車でしか運べないような
ごっつい柱が残っているだけになりましたので・・・・





ここらへんで・・・・
ズラからせて頂きますっ！( ｰ`дｰ´)ｷｯﾊﾟﾘ






9：35　楞厳寺　戻り






おつかれさまっしたぁ～｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡



そのまま家に直行して

バタンキュー（笑）

いくら夏日の荷揚げお手伝いとはいえ

どうしてこんなに疲れたのか？？？


昼寝の後、今日の写真を整理してたら・・・・・



わ、わかりましたよ！ツギロウさん・・・・

今日、そんなにシンドイかったのは、

瓦でも木材のせいでもなく・・・・

あなた・・・・

お腹がミルクボーイ

だったんですよ！(◎_◎;)



ほらね・・・







　　　　　　　（受付のおねいさまに撮って頂いた痛恨の一枚）


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・。

・・・・・(*-ω-)ｳﾝｳﾝ











さあ、ツギはどのお山にのぼロウか？






ちなみに今日のログです。






うちのオカンがな・・・
大切な何かを、
最初、入れ忘れて
最後、切り忘れてしもたらしいねん・・・・