2020.5.23 いざ、一乗谷へ! 城山(三峯城址)~砥山~殿上山~一乗山~白椿山~一乗城山 周回 その1
- 2020/05/27
- 18:00

先週、福井のハイカーさんには超メジャーな文殊山から、
マイナールートを通って城山(三峯城址)まで縦走。
さらに明智光秀ゆかりの東大味町に降り、里山に眠る古道の雰囲気を満喫致しましたが
今週は、さらにその奥っ!
朝倉トレイルと呼ばれる縦走路を歩いてまいりました。

美濃から落ち延びた明智光秀が、越前の朝倉義景と謁見したとされる①一乗谷朝倉氏遺跡をスタートし、
先週登った②城山(三峯城址)から③砥山~④殿上山~⑤一乗山~⑥白椿山~⑦一乗城山の6座を経て
①に戻るという周回です。

密を避けるため乗り合いはせず、個々に車で集合場所に向かいます。

6:03 朝倉氏遺跡駐車場 到着
今日もスポルティバ・ライカンGTXとロングゲイターの組み合わせです。

今日の相棒は、
朝倉氏遺跡の妖精であり、マスコットゆるキャラでもある、朝倉ゆめ〇・・・ではなく(笑)
先週に引き続き、ビール好きお仲間きっての歴史マスター、ゲンジさんですっ!
本日もご指南よろしくお願い奉ります。

6:11 一乗谷朝倉遺跡 出発
今回は、前回よりもさらにロングとなるため、少し早めの出発としました。
前回と違って、お天気は一日中良さそうなので、気分上々!
![1_large[1] (680x510)bu](https://blog-imgs-137.fc2.com/g/s/x/gsx1300hayabusa/202005241119070d6.jpg)
(ゲンジさん撮影画像拝借)
ワタクシは今日も念のため、マスク代わりにアルパインスターズのネックチューブで武装。
まずは、今日一座目となる城山(三峯城址)の一乗谷側からの登山口がある鹿俣町へ向かいます。
二人とも初めてのエリアなので、同様のコースを踏破された方のヤマレコ過去ログをGPSに落としてきています。

ですので、村落内の分かれ道も難なく進むことができます。

途中、現代剣道の源流となる平法中条流の祖、富田勢源が開いた道場跡に立ち寄りました。
佐々木小次郎や伊藤一刀斎などの剣修行者が全国から集まり、技を磨いたそうです。
ワタクシ達も、今日の修行(笑)の無事をお願い致しました。

ちなみに佐々木小次郎は、一乗滝の飛瀑と滝壺で「つばめ返し」を編み出したそうです。
か、か、かっちょいい!

6:55 城山(三峯城址) 鹿俣登山口 到着
寄り道してたのもありますが、思ったより時間がかかりました。

山に入ってすぐ、三峯城址を示す大きな標識が立っているのですが・・・・
その指し示す方向が悩ましく、明らかに踏み跡のほとんど無い方を向いちゃってます。
ただ、根元もしっかり固定されていますし、風や雪で動いた感じでもないので

一応、標識の方向に進んでみたのですが・・・・
依然踏み跡も分かりにくく、けっこうな藪ヤブでしたので
踏み跡の明瞭な、看板とは反対の方向へ。
もともとはこっちにも明瞭な道があったのかもしれませんが、
年月が経つ間に荒廃してしまったようです。

稜線に出るまでは急登が続きます。

途中、分岐までの残り距離を示す標柱や

朝倉トレイルランのテープなどが残されていましたので、
現在は、やはりこちらのルートで間違いないようです。

7:16 追分地蔵 到着
谷筋に沿って直登するルートでしたので、麓からはあっという間でした。

すぐさま、城山(三峯城址)へ向かいます。

7:29 城山(三峯城址) 頂上到着(標高404.5m)

前回は雨とガスガスで全く眺望が無かったのですが
今日は一乗谷の全景を見事に見渡すことができ、感動しました。
「自然の要塞」と呼ばれていた理由が良く分かりますね~

まだまだ先は長いので、水分と行動お菓子を補給。

休憩もそこそこにツギの目的地、砥山を目指します。
ここからは、未踏の地となりますので、地図とGPSも再確認して進みます。

正直、もっと荒れているかなと思っていたのですが
砥山までのルートはとても明瞭で歩きやすく、びっくり。
めちゃめちゃナイストレイルぢゃないですか!

途中、鹿俣町を示すわりと新しい標識も立っていました。

矢印の示す方向には、道が続いており
最初迷った分岐を看板通りに進むと、ここに到達するのかもしれません。
このエリアは地図に載っていない脇道やルートがいっぱいあるようで、奥が深いです。

縦走路は若干のアップダウンはあるものの、おおむね歩きやすい道が続きます。

道端には、いにしえのお地蔵様がひっそりと祀られていたりして、
古道らしさを感じることができます。

もちろん、イノシシさんの大浴場(笑)もあったりして
獣の気配もハンパありません。

前回の山行では、汗で濡れたマスクのせいで酸欠気味となり不調だったゲンジさんも
今日は、絶好調っ!歩くスピードもかなり速いです!!!
正直、付いて行くのが、やっとのワタクシ(;´д`)

…と思いきや、ゲンジさんが前方でうずくまっています。
ま、まさか、不調がぶり返したか!?
と一瞬、心配しましたが

なんと、ギンリョウソウを発見!
今年、お初です。
いつ見ても、神秘的な色とカタチですね~

8:13 一乗滝分岐の看板
看板の文字も薄く、ほとんど見えませんが、かすかに読み取れました。
ただ、分岐らしい道も良く分からず、最近は使われていない感じです。

休憩も兼ねて、地図とGPSで現在位置を確認。

砥山までもう少しのようですし、ルートも外れていないので、安心しました。
このまま、先に進みましょう・・・
・・・・と、
砥山への上りにさしかかったところで・・・・・

カモシカさん、発見っ!(◎_◎;)
しかも・・・デカっ!

子供でしょうか、若い個体も一緒です。

私達に気づいても、慌ててすぐ逃げるようなことはなく
顔をこちらに向けたまま、ジーーーッと佇んでいます。
いやはや、
親子水入らずのお散歩中にお邪魔して申し訳ありませんでした(笑)

8:28 砥山 頂上到着(標高:465m)

スタートしてから2時間17分。7kmほど経過しました。

去年9月に行われた朝倉トレイル・ランでは、いったんこの先から一乗滝まで下って
再び標高差400m近くを登り返すという、なかなかエグい(笑)コース設定なのですが・・・・

ワタクシ達は、そのまま・・・・
・・・稜線を繋ぐことにっ!( ー`дー´)キッパリ
け、け、けっして、400mの登り返しがイヤだったわけではありませんよっ!
あ、あくまでも縦走路の全貌をお伝えするのが・・・
我々の使命なんですからっ!キィー(*`皿´*)ノ

こぉ~んな、アップダウンや

こぉ~んな、ヤセ尾根や

こぉ~んな、倒木なんかもあるんですからっ!!!
ど、どうです?参考になるでしょ!?(ムリヤリ)

滝まで降りなくて・・・・・・
ホントに良かったっ(*-ω-)ウンウン

砥山を過ぎてしばらく進むと、舗装された林道に合流します。

斜面に咲くタニウツギを愛でながら歩いて行きますが
遮るものが何もない林道歩きは暑いです。
水分もすでに1L近く消費しており
今までの寒い季節の感覚で、2Lしか持って来なかったので、ちと残量が心配です。

林道に出てから15分ほど歩くと、右手の林の中にキャンプ場が見えてきました。
「尾花キャンプ場」との看板が立っていましたが、
歴史マスターであると同時にキャンプ・マスターでもあるゲンジさんも
こんなとこにキャンプ場があるなんて知らなかったそうです。

キャンプ場なら水場があるのでは?と期待しましたが
あいにく生水禁止の注意書きが。

しばし、キャンプ場内を散策の後、再び殿上山を目指します。
なかなか入るのは躊躇われる感じですが、一応おトイレも道中にありました。

9:12 殿上山 登り口到着
案内板に書かれた「天空に浮かぶ四季折々云々」の言葉に期待が膨らみますが・・・

山頂までの道は、この日一番のシンドさ!
急傾斜に付けられた階段と、気温の暑さが体力を容赦なく奪っていきます。
ゲンジさんもシンドそうでしたが・・・・

ワタクシも、この日の最高心拍数192bpmをマーク!
ダ、ダイジョウブカ・・・オレ(;´д`)

9:40 殿上山 山頂到着(標高:683m)
て、天空なれど・・・・眺望無し(泣)

気を取り直して、ツギの一乗山までのルートを確認。
このお山も近くまで林道に沿って進む感じですね~
![20_large[1] (680x510)](https://blog-imgs-137.fc2.com/g/s/x/gsx1300hayabusa/20200527175016b7d.jpg)
(ゲンジさん撮影画像拝借)
殿上山・頂上より20分ほどで、林道合流。
まっ楽勝ですし、退屈なくらいかなと思って歩き出したのも束の間・・・・・

肝心なところで、GPSの表示するログと、歩いているルート(赤線)と、実際の地形にズレが!?
慌ててログと重なる地点まで戻って、その軌跡を辿ろうとすると・・・・・・

あ、あのぉ・・・・・
み、みち・・・・無いんですけど・・・・(つД`)ノ
安全な林道まで戻るのか?
このままログを信じて進むのか?
なぜ、GPSが急にズレだしたのか?
そもそも、ここは道なのか?
そして・・・・
な、なぜ、ゲンジさんはズンズン先に進むのか?(笑)
風雲急を告げ、
緊迫のその2につづく。
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