そ、そろそろ・・・お山に登らないと・・・ とゆーわけで、前回の五竜岳から、ほぼ1ヶ月ぶりっ!(;´д`)
北アルプス、
穂高岳へ行って参りました。
えっ!? 最近は月イチでしか、お山に登ってないぢゃないかって?
ぬっ!? しかも五竜の一ヶ月前って・・・文殊山ぢゃないかって? ・・・・・・じゃかましいわっ!〇ソがぁ~(怒゚Д゚)ノ
こ、更年期のオジサンをディスるんぢゃねーーーーっ!(*´Д`)ハァハァ
ああ、お山に行ってないと叫んだだけで息切れが・・・・
ダイヂョウブカ?・・・・・オレ・・・・(*´Д`)ハァハァ

奥穂は二回目となります。
約3年ほど前に、ご近所さん1号と涸沢から奥穂へ登ったのですが
今回は、重太郎新道を使い、岳沢~前穂高岳~吊尾根~奥穂高岳へ向かう予定です。

天気予報を見ると風も弱いようですのでテン泊でもいいのですが
昼過ぎから夜にかけて折畳~小雨か・・・・・
実際は予報より悪くなると思っていた方が間違いないし・・・
・・・・・・こ、小屋泊だなっ、これは( ー`дー´)キッパリ!
5:04 あかんだな駐車場 到着福井を1時半過ぎに出発しましたので、約3時間半ほどかかりました。
(濃飛バスのHPより抜粋)岐阜県高山方面から上高地に車でアクセスする場合は、定番の駐車場です。
長野県側からは
「さわんど駐車場」が有名ですが、
「あかんだな駐車場」は比較的空いていて
福井から向かう場合は、もっぱらこちらを利用しています。
5:14 準備完了若干肌寒さを感じるものの、すぐ暑くなってくるでしょうからTシャツ一丁で出発です。
5:50 上高地バスターミナル 到着4:50の始発には乗れませんでしたが、次発便に乗ることができました。
すでにハイカーさんで一杯の上高地に到着です。

登山相談所に登山届を提出。
トップシーズンの幕開けとあって、相談員の方が外で対応してくださっていました。
6:15 河童橋 通過上高地は何回も来ているものの、橋を使って対岸へ渡るのは初めてなので、ちょっと嬉しい(笑)

朝靄が川面から立ちのぼり、幻想的な景色が続きます。
6:30 岳沢登山口 到着まずは、ここから約4km、コースタイム2時間半の岳沢小屋を目指しましょう。

最初は、ところどころ木道が設置されている緩やかな道が続きます。
とても歩きやすく整備されていますが、昨夜からの雨で木道や岩は滑り易いので注意が必要です。

登山道には番号の記された看板が掲げられていて、
この番号が0になると岳沢小屋に到着するようです。
6:55 風穴 通過どこに穴があるのかはよく分かりませんでしたが、看板に近づくと確かにヒヤッとした冷気が吹き出しています。

今日の靴は、穂高の岩稜帯に備えてファイブテンのガイドテニーミッドGTXです。
アプローチシューズなので軽く、靴底のグリップ力も高いので岩稜帯歩きにはとても重宝しています。

ホタルブクロや、ゴゼンタチバナが咲く樹林帯を抜けると・・・・・

一気に視界が開けます。

こういうハイジ的な景色を目にすると、北アルプスに来たんだなぁと実感します。

ハクサンシャクナゲなど、お花の植生も変わってきました。
7:46 小屋見峠 通過その名の通り、前方に岳沢小屋の赤い屋根が見えてきました。

大きな岩がゴロゴロした枯れ沢を渡って・・・・・
7:52 岳沢小屋 到着一ヶ月ぶりの登山の割には、コースタイムより1時間以上早く登って来れました。
いやぁ~、俺って、まだまだイケるやん!(´∀`*;)ゞと、自惚れるくらい余裕ぶっこいていたのですが・・・・・

ULザックに小屋泊装備という軽い荷物で、
しかもここまでは傾斜も緩かったことに全然気づいていません。
まっ、このあと・・・・・
己のアホさ加減をすぐに思い知らされることになるんですけどね・・・(;´д`)

そ、それはともかく、小腹が空いてきたので、おにぎり摂取。

この先は、岩稜帯となっていきますのでヘルメットも装着っ!

準備完了!
ここからが本番。 いざっ、穂高岳へ!!!

テン場の脇を抜けて登っていきます。

水場もバッチリで、ちょうど麓からのペットボトルが空になりましたので冷たいお水を補充させて頂きます。

シナノオトギリや

グンナイフウロや

ニッコウキスゲも咲いていて、とってもいい雰囲気。

振り返ると、眼下には先ほどまでいた岳沢小屋も小さく見え
広大なアルペン景色が広がっているのですが
牧歌的な雰囲気は、ここまでっ!
前方に目を戻すと・・・・・・
Oh!ROCK&ROLL!!!!(゚△゚;ノ)ノ
いやいや・・・・
いやいやいやいや・・・・・・・・
いきなりヤヴァいですって!

い、いや・・・・だから・・・・・・
「カモシカの立場」って言われても・・・(つД`)ノ
カモシカより・・・
・・・オ、オレの立場をなんとかせいや~(怒゚Д゚)ノ・・・・こ、更年期のオジサンに
「会社での立場」のハナシをしちゃイケナイよ・・・(シミジミ)
・・・・・(*´Д`)ハァハァ
・・・・・・・・・・・・(*´Д`)ヒィヒィ岳沢小屋まで調子こいて飛ばしてきたから、余計シンドイや・・・(泣)

道はどんどん険しくなるし

高度感も増してきます。
10:06 雷鳥広場 到着の、割に、ライチョウさん居ないし(笑)

それでも、久しぶりの平坦な所はありがたいっ!
しばし休憩の後・・・・

再出発!!!・・・って気合を入れるものの、あまりの岩峰のデカさに気持ちが萎えてしまいます。

小刻みなアップダウンもあったりして

景色を眺める余裕も無くなってきました。

もうヘロヘロになりながら、スラブ状の鎖場を越えると・・・・・
10:21 紀美子平 到着ここは穂高岳山荘の創始者、今田重太郎さんが「重太郎新道」を開拓する作業中に
当時5才の娘、紀美子さんを遊ばせていたことから、その名がついたそうです。

ここで遊ばせとくって・・・・・
ウチの子だったら、3秒で血まみれになってますわ(いやマジで)

正直、このまま前穂高岳には登らずに済ましちゃおうかと思ったくらいシンドかったのですが
かなりの時間座り込んで休んでいる間に
他の皆さんがザックをデポし、空身で登ってらっしゃるのを見て、しぶしぶアタック開始。

これがまた、けっこう急峻な岩登りで肉体的にも精神的にも疲れ倍増です。
11:12 前穂高岳 山頂到着(標高3,090m)地図で見ると紀美子平から前穂山頂までのコースタイム、30分と書いてありましたが・・・・
ウソでしょ!?って言いたくなるくらい時間がかかりました。

地図には「360度の大パノラマ」と書いてありましたが・・・・・
またまたウソでしょ!?って言いたくなるくらいガスガスでした(涙)

下りは登りの倍以上慎重に。

展望はありませんでしたが、下りる途中
ライチョウさんの親子に遭遇できたのが救いでした。
岩場をちょこちょこと動き回る雛を心配そうに見守る親鳥。
まさに重太郎さんと紀美子ちゃんも、こんな感じだったのかな・・・・

そして再び紀美子平に戻ってから、奥穂に向かって歩き始めます。

道は今まで以上にザレザレで

さらに細く険しくなっていきますが・・・・

ガスってて、高度感をあまり感じずに済むのが救いです。

紀美子平から20分ほど歩くと
「分岐点」のペイント発見。

さらにその上方には
「最低コル」の文字が。
ただ分岐点とは書いてあるものの、
「最低コル」のペイントの先には道が無さそうでしたので
そのまま直進します。

この先は「吊尾根」と呼ばれているエリアに入って行きます。

実際の吊尾根は鋭いナイフリッジとなっていて、とても歩けたものではありませんが

登山道はその下をトラバースするように付けられていますので、遠くから見た感じほど怖くはありません。

ちょっと広めの稜線からは・・・・・

東側に涸沢カールを覗き込むことができます。

おおっ、涸沢ヒュッテとテン場と涸沢小屋が良く見える!
なんだか懐かしいような気がします。

ただ、懐かしいも束の間。
再び険しい岩稜帯が始まります。

腕も足もフル活用しながらアップダウンを繰り返していますので

なんだか腕が重くて、サッと繰り出せないようになってきてしまいました。

う~むっ・・・ここでこんなに腕がダルくなるようなら
とても大キレットとかには、行けそうにないなぁ・・・(;´д`)

それでも、なんとかよじ登っていくと・・・・

ガスの向こうに、奥穂山頂らしきシルエットが・・・・・・
13:11 南稜の頭 通過 ここまでくれば山頂はあと少し!
13;17 奥穂高岳 到着 (標高3,190m)

やっと登頂したものの、とても立っていられず、その場にへたり込んでしまいました。
普段の登山よりもはるかに腹筋や背筋を使ったため、胃が圧迫されたのか
全然行動食を摂る気になれず、気持ちが悪いくらいです。
それに3,000m超の標高と思えないくらい気温が高く、19℃もあります。

チミたちの底抜けの元気が、うらやましい・・・

正直、計画段階では、山頂からジャンダルム方面、馬の背の手前あたりまで覗いてこようかな~
などと大それたことを思っていたのですが・・・・・・
全くそんな余裕無しっ!(;´д`)100万年早いことを思い知らされました。

おとなしく穂高岳山荘へ向かいます。

山頂から15分ほど下ると、眼下に穂高岳山荘の赤い屋根が見えてきました。

一刻も早く辿り着きたいところですが
かなり足元はザレてますし、ここで怪我をしては元も子もないので、慎重に下ります。

ただ、二回目なので、初めての時ほどの怖さは感じません。

逆にハシゴだと安心するくらいです。
14:00 穂高岳山荘 到着結局、岳沢小屋までに稼いだタイム貯金も、だいぶ吐き出してしまいました。
先着の皆さんが、思い思いに寛いでらっしゃいます。
曇天ながら日差しもそこそこあり、全く寒さは感じません。
さっ、ワタクシも、とっととチェックインを済ませて!
アレをプシュッとして!
皆さんと一緒に寝っ転がりましょう!
本日終了っ! お疲れさまっしたぁ~

ちなみに、小屋に入る直前に、窓に映る自分を撮った一枚。
ツ、ツギロウさん・・・・・
腹筋と背筋、酷使したという割には・・・・・・
思いっきりお腹出てますよ(涙)
その2に続く。

ちなみに、今日のログです。
いやはや、ホントに疲れました。
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