
GW後半は長いお休み期間を生かして、あつぷりさんと高島トレイルに挑戦してきました。
その1からの続きです。
4:30 起床 そこそこの風が一晩中吹いていたこともあって、足元から頭上に風が抜ける通気システムがうまく機能したため
ツェルト内の結露は一切無し。天幕も床面もさらっさらでした。
シュラフも
ファイントラックのポリゴンネスト9×6を持ち込んだため、
移動着のまま&裸足で寝てても全く寒さは感じませんでした。
また、後であつぷりさんに聞いたところ、夜中に鹿がツェルトの周りをウロウロして煩かったそうですが・・・・・
耳栓をしていたので、ぜんぜん気づきませんでした。
危険察知力ゼ~ロ~の無防備状態で眠りこけていたようです(笑)

あと、
ジュウザL&Eシェルターは、重量300g台のツェルトながら、風にも強く、虫の侵入を防ぐメッシュスクリーンや
靴などを置いておける前室があるのでテント並みの快適性を保てます。
今回のような低山でのロング縦走には、最適なギアぢゃないでしょうか。

お、おはようございますっ!
師匠のお目覚めです。なんだかカラダがパリパリに痛そう(笑)
まっ、翌日に筋肉痛が出るのは若い証拠ですよ。
ワタクシなんぞ・・・・・
新陳代謝の速度がめちゃめちゃ遅くなってきているので
筋肉痛が出るのは、多分2~3日後(爆)ちょうどスルーハイクが終わった頃にまとめてドカンっと来そうでコワイ・・・・・

小鳥のさえずりをBGMに優雅なブレックファスト。
今回は3日間ということで携帯性を優先してカップヌードルリフィルを持って来てみました。

う~むっ・・・・・
ザックの中で嵩張らないのはとても良いのですが、入れるお湯の量がイマイチ解らないので
かなり薄味なカップヌードルになってしまいました(;´д`)
目盛り付きのシェラカップにするといいのかも知れません。
またテーブルは、
カスケードワイルドULフォールディングテーブルです。リンクさせて頂いているブログ
「それいいな!」の山道具の目目連先生もおススメの逸品です。
プラスチックの段ボールみたいな素材でめちゃめちゃ軽いし、嵩張りません。
軽すぎて安定感はあまりありませんが、3日間とても重宝しました。

朝方の冷え込みが結構厳しく、体感的にはもっと寒く感じましたが
気温表示は11℃
6:09 2日目 行動開始さっ、それでは今日も元気に30km!
ちょっとヤヴァめの山旅のはじまりはじまり~(笑)

ちなみに今日の行程はこんな感じ。
水場のある木地山峠でテン泊する予定です。

先ほども書いたとおり、幸か不幸か・・・筋肉痛はほとんど無いのですが
昨日の疲れはとれてないようで、朝一の登り坂で足が重いっす(泣)
一晩寝ればカラダピンピンなんていう時代はとっくの昔に終わってますから。

さあ、今日も一日、この黄色いテープを追っかけますよ~
7:28 武奈ヶ岳(ぶながだけ:ポイント11) 到着武奈ヶ岳自体よりも、手前の武奈ヶ岳北尾根に登るのが一苦労(;´д`)

今日のお天気は朝から晴れ。
明け方は冷え込んだものの、武奈ヶ岳への登りですでにTシャツ一丁。
陽が高くなるにつれてどんどん暑くなりそうです。

ピークの後は、キッチリ下りが続きます。平坦な場所がほとんど無いのが高島トレイル。

しかも下りも登りも直線的で急なとこが多いので疲労がハイペースで蓄積していきます。
(あつぷりさん撮影画像拝借)
地図で「急登」と表示されているところは、ホントに急登!掛け値なしです。
9:17 水坂峠(みさかとうげ:ポイント12) 通過標高865mの武奈ヶ岳から一気に標高280mまで下ってきたので、すでにヘロヘロ(;´д`)

ここは水場もあり、テン泊可能ポイントでもあるので
予め設置されている登山届の箱に補給物資をデポしておくハイカーさんもいるようです。
コーラやノンアルは分からなくもないけれど
軽いドライフーズやお菓子ぐらい担いでもよさそうなものですが・・・・・。

峠に降りた後は・・・・また登る・・・・。
当然の摂理ですが、どこの峠も必ず急登なんですよ、コレが。

峠のすぐ近くにも水場はあるのですが、いまいちフレッシュな感じではなかったので
少し上流まで遡ってみることに。尾根上の送電線を過ぎた辺りに沢がありました。
予想通り、流れがあって水もキレイです。

ペットボトルに汲んでから・・・・・
浄水器のソーヤーミニをボトルに取り付け・・・・・

濾過したお水を飲めば、安心安全です。
見た目はキレイな水でも、ボトルに汲んでマジマジと見てみると、肉眼でも不純物が浮かんでいるのが見えますし
最近増えている鹿や猿など野生動物の糞尿が混じり込んでる可能性もありますからね。
実際、今回の山行ではソーヤーミニで濾過した沢の水ばかり飲んでいましたが、
お腹が緩くなったり、痛くなったこともありませんでしたし
むしろ汲みたては冷たくて美味しい水を飲むことができました。

その後も、激登りが続きます。

斜面に咲いているシャクナゲにパワーをもらいながら、なんとか登っていきます。

激坂の途中で、普通のハイカーさんとはちょっと違うアスリートなオーラを漂わせた数人の方とすれ違いました。
あつぷりさんが声をかけ、話を伺うと、和歌山県の那智から福井県の気比の松原(敦賀)まで約400kmを踏破する
KLTR関西縦断トレイルレースに参加されている選手の方々でした。
ワタクシ達も以前歩いた熊野古道の小辺路やダイヤモンド・トレイル、京都トレイルを通ってこられたとのことで(◎_◎;)
彼等のスゴさに、ほんの少しだけ触れることができました。

おおおっ!あのお方は・・・・有名な
TJAR(トランスジャパンアルプスレース)にも参加されてた
男澤ヒロキ選手ではっ!?
正直この時はお名前を思い出せず、「TVで見たことあります!」としかお伝えできませんでしたが(笑)
お話できて光栄でした。競技中にも関わらず、気さくに応対してくださり感激です。
なんだか「もうヘロヘロですよ~」的なことをおっしゃってましたが・・・我々とは「ヘロヘロ」のレベルが全く違う感じでした。
11:35 桜峠(ポイント14) 通過
ここからしばらく下界感満載の車道歩きとなりますが・・・・
自動販売機の類は一切無しっ!
冷たいコーラが飲みたい・・・・・(涙)
(あつぷりさん撮影画像拝借)11:57 行者山登山口 通過ええ、ええ、峠の後は急登ですよね。分かってますよ、そのパターンはもう(;´д`)
13:25 行者山(ポイント15) 到着
かなりヘロヘロが蓄積してきたので、温存していた超強力ドーピング剤「梅肉」を投入!
一瞬で塩分とクエン酸が補充され、眠気も吹き飛びます(笑)
14:16 横谷峠(ポイント16) 到着ここにも貴重な水場があります。
(あつぷりさん撮影画像拝借)水を汲むついでに、頭と顔を洗って超気持ちいいっ!

あつぷりさんも、もうゴールしたかのような豪快なガッツポーズ(笑)
(あつぷりさん撮影画像拝借)14:38 駒ケ岳に向けて出発。ええ、ええ、ええ、峠の後は急登ですよね~(涙)

あまりの急登の連続に、もうポッキリ心折れかけましたが(笑)

稜線まで出ると・・・・素晴らしいブナ林が広がっています。
16:43 駒ケ岳(ポイント:18) 到着 長い登りでしたので、しばしの休憩。

ただ、だいぶ日も傾き肌寒くなってきましたので、早々に今日のテン泊予定地へ向かいます。

稜線歩きですが、微妙なアップダウンの繰り返し。
17:35 与助谷山 (よすけだにやま:ポイント19) 通過
なんとか日が暮れる前に辿り着かねばっ!

・・・・・・って
今、シリアスタッチで決めたところなんですから(笑)
18:18 桜谷山 (ポイント20) 通過
その名のとおり、谷が夕陽で桜色に染まっています。
さあ、ここを越えたら、本日のテン泊予定地まであと僅か!

一気に坂を下り降りて・・・・
18:38 木地山峠 (きじやまとうげ:ポイント21) 到着ヘッデンもスタンバイしてましたが、なんとか明るいうちに辿り着けました。

ここも水場のあるテン泊適地ですので、すでに3~4張のツエルトやテントが設営されていました。

ワタクシ達も急いで設営して、夕食の準備に取りかかりますが・・・・・・

疲れすぎなのと、ドーピング剤の摂り過ぎで全く食欲無し(;´д`)
海鮮ビビンバにお湯を注いだものの、2~3口食べてギブアップ。
食べないといけないのは解ってますが・・・・・

二人とも早々にツェルトの中へ。
一刻も早く眠って、少しでも疲れを回復せねばっ!
木地山峠のお地蔵様・・・・・
なんとか
明日の20km・・・・
歩き切るフォースを
我らにっ!その3に続く
ちなみに今日のログです。

男澤選手は・・・・その名のとおり、男の中の男でしたっ!(惚)
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