
今シーズン最大級の寒波到来の真っ只中
八ヶ岳 本沢温泉での忘年会を決行っ!!!
初日は、
たけしのTVジョッキーさながらの
「寒いっ!」「熱いっ!!」の連呼でしたが(笑)
2日目は
硫黄岳にアタックしてきました。
その1からの続きです。
(ヤマレコの便利機能「ヤマプラ」の画面より抜粋)
今日のコースは、本沢温泉から樹林帯を抜け夏沢峠に出て、そこから稜線を硫黄岳に向かい
登頂後、同じコースをピストンし、稲子湯温泉まで戻る予定です。
6:30 朝食昨日消灯前から寝た割には、寒さのためか中々布団から出られずギリギリまで粘ってしまいまいた。
食卓の真ん中の土鍋に味噌汁が温められていて、美味しく頂けました。
7:40 本沢温泉 出発なんだかんだで、準備に1時間ほどかかってしまいましたが
アイゼン・ヘルメットも最初から装着して、硫黄岳に備えます。

気温は-10℃
朝の冷え込みの割には、思ったほどの低さではありません。
小屋の辺りは、温泉の影響で少し温かいのかな?

昨日、野天風呂へ向かった同じ道を通っていきます。
おおっ!今日は山頂付近に青空が見えるっ!!!
(ゲンジさん撮影画像拝借)硫黄岳付近では-15℃、風速25m近い予報が出ていましたので
かなり厚着してきましたが、樹林帯では暑くなってきてしまいましたので、インナーのフリースを脱ぎます。
(ゲンジさん撮影画像拝借)ただ、カラダは暑いのですが・・・・
腰にぶら下げていたアクエリはカチンコチンに凍結っ!(◎_◎;)
仕方なく、アミノ酸の粉末を水なしでパフパフ食べるハメに(笑)

昨日のガスガスの中、少し雪も積もったようですが
サラッサラの軽い雪ですので、難なく歩いていくことができます。

ただ、晴れ間も見えていたのも束の間・・・・・
稜線に文字通り暗雲が立ち込めてきました(泣)
8:48 夏沢峠 到着ほぼコースタイムで辿り着きました。
峠の小屋は冬期休業中です。
夏沢峠を境に八ヶ岳は南北に分けられ、天狗岳方面や夏沢鉱泉方面とも繋がる重要な分岐点です。

屋外トイレも閉鎖されていました。

峠の気温は-13℃
樹林帯と違い、風が吹き付けるので数値以上に寒く感じます。
(としパパさん撮影画像拝借)この先に残る僅かな樹林帯を抜ければ森林限界を超え、吹きっさらしの稜線歩きとなるため
建物の影で風を避けながら、山頂アタックの準備をもういちど整えます。
ゴーグル、バラクラバで顔面の露出を無くします。

としパパさんも完全防備で準備完了

いざっ!硫黄岳へ。

樹林帯を抜ける直前で、ストックからピッケルに交換。
ただストックの収納とピッケルの準備に意外と時間がかかってしまい、カラダが余計冷えてしまいました。
ここは夏沢峠でピッケルにしておくべきだったと反省。

この時点で、すでに気温は
-16℃まで下降(;´д`)

そして、遮るもののナニも無い、暴風の稜線へ。
予報通り、風速20m以上の風が吹き付けます。姿勢を低くしながら慎重に登っていきます。

行く手に、山頂への分岐を示す標識が見えてきましたが・・・・・・

その先は濃いガスガスに覆われ、全くナニも見えない模様。
ちょうど上から降りて来た先行のハイカーさんも、真っ白で何も見えず、ここより更に暴風だったので
引き返してきたとのこと。
そ、そうですか・・・・・・
では・・・・・我々も・・・・・・
ばいなら~!(@^^)/~~~硫黄岳さん、またね~(未練ナシ)

そうと決まれば、逃げ足は速いっ!(笑)

後続のハイカーさんとも情報交換。
それでも山頂を目指す方、我々と同様に引き返す方・・・・・
各々が自分の判断を下します。

下りはより慎重に慎重に。

やっと樹林帯まで戻って、一安心。
稜線の暴風から逃れることができました。

ただ、頭上を覆うガスガスはより一層厚くなり、日差しが無くなったためか
気温は
-17℃まで、さらに下降。
た、たしか・・・・以前イッテQでやってたイモトの南極大陸最高峰アタックで、ベースキャンプの気温が
確かそのくらいの気温だった気がする・・・(゚д゚|||)
9:59 夏沢峠 戻りヘタに休憩するとカラダが冷え切ってしまうので、そのままスルーして本沢温泉に向かいます。

あああっ・・・・・下界はあんなにお天気が良いのに・・・・(涙)
10:34 本沢温泉 戻り
としパパさんのアウターの内側は霜が凍り付き・・・・・・

ゲンジさんの襟元やヒゲ、さらにはまつ毛も白く凍っています!(◎_◎;)

それでも、保温ケースに入れて持ち歩いていたゲンジさんのナルゲンボトルの中身は
上部が少し凍り始めてるくらいで、十分飲める状態をキープしていました。
ワタクシの外付けペットボトルホルダーでは、スタートして20分ほどで完全に凍結していましたので
今後、見習わねばなりませんね~
(ゲンジさん撮影画像拝借)まっ、ともかく、無事ここまで戻って来れましたので皆で記念撮影です。ヽ(´∀`)ノ

グリベル三兄弟の絆がより深まりました(笑)
11:06 下山開始
来た時は、ツボ足で登って来れましたが
帰りは下りですし、あちこち凍結しているので、アイゼンを着けたまま降りていきます。

本沢温泉から30分ほど下ると、日射しも増してきて、寒さも緩んできました。

途中ゲンジさんから、お尻の形の飴チャンなどをもらいつつ(笑)
12:10 しらびそ小屋 戻りおや!?
小屋の脇に、なにやら小さな動物が集まっているようです・・・・・・
おおっ!二ホンリスちゃんっ!かわええのぉ~と、遠巻きにそっと写真を撮ろうとカメラを向けていると・・・・・・
「おおおおおっ!リスだぁ~!!!!!」と叫びながら、
としパパさんがリスに突進っ!(゚△゚;ノ)ノ

と、とうぜんリスちゃん達は驚いて、森の中へ一目散っ!!!

そ、そして・・・・・
誰もいなくなった・・・・・(涙)
自分のミスで、リスを追い散らかしてしまい・・・・
うな垂れるとしパパさん(笑)「僕がこっちから近づいて行けば・・・・
向こうも心を開いて近寄って来てくれると思ったんだ・・・」・・・・い、いや・・・・・としパパさん・・・・あなた
非行少年を補導し更生させる、
熱血先生ぢゃないんですから(;´д`)や、や、野生のリスが駆け寄って来てくれるワケないでしょ!ε=ε=(怒゚Д゚)ノ
・・・・・と、思いきや・・・・あれっ!?

しばらくすると、さっきのリスちゃんが・・・・・戻って来てくれましたっ!ヽ(´∀`)ノ

たぶん小屋の人が、エサの無い冬場に備えて
置いてくれているヒマワリの種を見つけると・・・・・

美味しそうに、両手で掴んで、口いっぱいに頬張っていました。
としパパさんの優しさと熱い思いを一番わかっていたのは・・・
この非行少年・・・いやいや、リスちゃんだったようです(笑)

その後は小屋で、ワタクシども人間も、美味しい素敵な「エサ」を頂き(笑)
12:48 稲子湯に向けて出発小屋の前に停められていたキャタピラー式の運搬具には、お正月用の物資が一杯積まれていました。

さっ、
「のろのろ」帰りましょうか(笑)
14:00 稲子湯温泉 到着荷物を車に置いて、すぐさま稲子湯温泉へ!

風呂場は貸し切り状態でしたので、記念撮影ですっ!
なんどかセルフタイマーを失敗しつつ・・・(;´д`)
お疲れさまっしたぁ~ヽ(≧∀≦)ノ
いやいや、この温泉もホントに良いお湯でした!

風呂上りは稲子湯温泉の休憩室で・・・・・
地元の牧場のアイスクリームを頂いて・・・
いろいろあった忘年会(笑)
無事終了です。
来年も・・・(って、もう今年ですが)
みんなで年を忘れられますように・・・・・・
さあ、ツギはどのお山にのぼロウか?
ちなみに今日のログです。

あ~、やっと2018年最後のレポが書き終わった~(つД`)ノ
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