2018.10.8 飾りぢゃないのよ、紅葉は。 雨飾山 （ご近所さん1号と） その2

　
　３週間前の硫黄岳山頂に続き、雨飾山の稜線をも氷点下に凍り付かせた、ご近所さん1号。
　激しい寒暖差（笑）は、紅葉をより美しくするというものの・・・・・・
　その1からの続きです。






登山口から続いている標識の番号も、いよいよ残り少なくなってきました。






山頂直下の急登が、壁のように立ち塞がります。





壁の取り付きまでは、笹の平原をクネクネ曲がりながら進んでいきます。






そしていよいよ、最後の急登が始まります。





なにせ傾斜が急で、岩場や高い段差もあるため、上から降りてくるハイカーさんと
道を譲り合って登っていきます。
当然渋滞気味となりますが、上にも下にも人がいる状況で落石を起こさないように
慎重に進まねばなりません。まっ、登りはともかく、下りが大変となるのは間違いないです。





ようやく山頂が迫ってきました。






9:04　雨飾山　山頂（南峰）到着
登山口からは2時間46分かかりました。
確かに広い山頂ではないのですが・・・それにしても人でごった返しています。





足元には「山神」と書かれた石碑もありました。
かつて麓の方が雨乞いのお祈りを捧げたというのは、この辺りなのでしょうか？
今日はガスガス魔王との競争に負け、あたり一面すっかり白い悪魔に包まれてしまいましたので
ワタクシは必死に「晴乞い」の祈りを捧げちゃいましたよ（笑）





あまりにも人が多すぎるので、少しでも空いている北峰へ向かいます。
南峰と北峰は目と鼻の先で、高低差もほとんどないのですが
雨飾山は、れっきとした双耳峰なのです。
ただ、その小さな規模のかわいらしさからか「猫の耳」と呼ばれているそうです。





北峰もそれなりに賑わっていますが、南峰ほどではありません。
2人分のスペースを確保して、早めのごはんタイムと致しましょうか。





こちらには「姫神」と書かれた石碑がありました。






う～む・・・火器とかテーブルとか折りたたみイスとか担いできたの、すごい久しぶりな気がする（笑）


・・・とっ！？

ここで、パンを貪り食っていた1号が

仁王立ち！！！






見える・・・・
見える・・・・
見えるんやって！

あー、はいはい、「富士山」ねっ！
うん、聞いたよ、聞いた。三週間前に。
あんなにスベッたの、忘れるワケないでしょ！
よくもまあ、おなじネタで・・・・


違う、違う、「鹿島槍ヶ岳」が見えるんやって！



あー、はいはい、「山座同定お助けアプリ」ねっ！


うん、うん、見えるよボク。
この真っ白な世界の中、五竜も見えるし・・・立山まで見えてるぢゃないの！
うん、うん、うん、スゴイね～
頭、思いっ切りナデナデしてあげるでのぉ～（怒）






違う、違う、違うんやって！






ほら・・・・


あそこ・・・・・・・　



・・・・・・・・・・・・





あらっ・・・・ホントに見えてきた・・・(◎_◎;)






鹿島槍も・・・・五竜も・・・唐松も・・・・白馬も・・・・






い、いや・・・
疑って・・・・
す、すまん・・・・



ただ・・・・・







そのドヤ顔、やめーーーいっ！(*｀皿´*)ﾉ







結局、アルプスの山影が確認できたのは・・・その一瞬のみ(;´д｀)
再び濃いガスガスに閉ざされてしまったので、仕方なく下山開始です。






そんなワタクシ達を・・・・
雨飾りの乙女が見送ってくれました。

えっ？乙女なんていないぢゃないかって！？　

よ～く、写真を見て下さいね。
ヒントは・・・「横顔」ですよ・・・・・(*￣▽￣)ﾌﾌﾌｯ





下りは、登り以上に慎重に慎重に。





上から見下ろす荒菅沢も、美しい！






たしかに、ここから見る「布団菱」は・・・・
ちょっと布団っぽいな（笑）
百名山の生みの親・深田久弥さんは、かつてこの沢を直登してきたらしいけど・・・
めちゃめちゃチャレンジャーやないっすか！(◎_◎;)





再び笹平を越えて・・・





糸魚川、雨飾温泉方面からの合流点も通過。
この糸魚川方面からのルートは、もはや伝説のロックユニットと化してしまったOPP軍団の総帥pop tripさん（通称：ポプ）が二年ほど前に踏破されています。
今回ワタクシ達が使った雨飾高原キャンプ場からのルートより、さらにハードで急登のようです。
・・・さすがポプ（笑）





ただ・・まあ・・・分かってはいたんですけど・・・・
下山を始めた途端、すっかり晴れてまいりまして・・・（泣）





南東には、山頂の形が特徴的な、高妻山。





東には、焼山・火打山が顔を覗かせてくれました。






登りの時は、途中からガスに包まれて見えなかったのですが
こんなにスゴイ紅葉っぷりだったとは・・・・





とても2,000m未満のお山とは思えない、素晴らしい眺望が広がっています。






加えて登山道も変化に富んでおり、ピストンでも飽きることがありません。
超人気なのも、頷けます。





10:57　荒菅沢　戻り







帰りも沢山のハイカーさんが休憩されていました。





ワタクシ達も、この荒菅沢からの景色を・・・




しっかり目に焼き付けて、下山します。





こんどは、お花の季節にも来てみたいです。





11:30　ブナ平　戻り






そして木道が現れたら、麓まではもうあと僅か。






12:04　雨飾高原キャンプ場　戻り





休憩舎の脇で靴の泥を落とさせて頂き





管理棟でコーラを買って・・・





お疲れさまっしたぁ～





いやはや、チョロいなんてトンデモナイ！
登りごたえ、下りごたえのあるタフなお山でした。（特に下りがシンドかった・・・・）






帰りは、武田信玄公の時代より500年近い歴史を持つという小谷温泉湯元の





山田旅館さんで、めちゃめちゃ風情のある温泉に浸からせて頂きました。






・・・だ、だから、そのドヤ顔、やめーーーいっ！(*｀皿´*)ﾉ





休憩室に、さらっと貼ってあるポスターを始めとして、





漆黒の極太梁など、建物全体のレトロ感がハンパありません(◎_◎;)
う～む、マンダム・・・泊まってみたい。
その後は、糸魚川ICから北陸道を南下して帰路につきました。


帰宅後、カミさんに
雨飾山の紅葉が凄かったこと
1号のギャグが、今回も冴え渡っていたこと
山田旅館の温泉が素晴らしかったこと
などなど力説して
最後に、今度は温泉だけでも行きたいねぇ～（カミさんは山が大っ嫌いなので）
と誘ってみたのですが
帰ってきた答えは・・・・・・



アンタねぇ・・・・

毎週毎週、遊ぶことばっかし考えてないで

たまには、家の掃除でもやってちょうだい・・・・・


飾りぢゃないのよ、ダンナは！ε=ε=(怒ﾟДﾟ)ﾉ







さあ、ツギは・・・どの・・・部屋を掃除したロウか・・・・(;´д｀)







ちなみに、今日のログです。




しもしも？ 岡本夏生ぃ？

鉄骨飲料買ってきたし
ウーパールーパーにもエサあげたよ～