2018.10.8 飾りぢゃないのよ、紅葉は。 雨飾山 （ご近所さん1号と） その1

　
　3000m級の山々では紅葉も終盤。小屋閉めと初冠雪の便りが聞こえてくるこの時期、
　ご近所さん1号と雨飾山（あまかざりやま　標高：1,963m）に行って参りました。
　
　
　




　　　　（NAVITIME車　検索画面より抜粋）

　雨飾山は長野県小谷村と新潟県糸魚川市との県境にあるお山で、日本百名山に選ばれています。
　また、7月の終わりにお仲間の皆さんと行った火打山と同じ、妙高戸隠連山国立公園に属しています。
　福井から登山口までは、約270ｋｍ、3時間半の道のりです。　




　（ヤマレコの便利機能「ヤマプラ」の画面より抜粋）

山頂までは、新潟県・雨飾温泉側からや、長野県・姫川温泉側から等、いくつかのルートがありますが
今回利用したのは、一番メジャーと思われる長野県・雨飾高原キャンプ場から登るルートです。
ヤマプラでシュミレーションしてみると・・・・山頂往復で標準CT6時間35分、7.3ｋｍ。

・・・・・・・チョロいなっ・・・・(￣ー￣)ﾆﾔﾘ







5:50　雨飾高原キャンプ場　第二駐車場付近到着
到着した時点で、既に第一・第二駐車場ともに満杯。
二つの駐車場合わせて80台くらいは停めれるハズですが・・・さすが人気のお山です。
ただ、林道に待機しておられた係員さんの誘導に従って、
第二駐車場より少し先の路肩に停めさせて頂くことができました。






飾りぢゃないのよ涙は　　はっ、はぁ～ん♪
好きだと言ってるぢゃないの　　ほっ　ほ～ん♫

正直良く下調べもせず、標準CTと距離の数字だけでチョロいと決めつけて
鼻歌混じり♪で、登山口に向かう1号とワタクシ。





第一駐車場の一番奥、登山口側にある雨飾高原休憩舎にて登山届を提出し、
水洗のおトイレでOPP（おなか・ぴー・ぴー）対策を念入りに行います。






駐車場のすぐ脇にテン場があり、一段上の奥に立派な管理棟が建っています。






6：19　登山開始







最初は、木道が敷かれた平坦な道が続きます。





昨日まで続いていた雨の影響か、木道以外の場所はかなりぬかるんでいます。
ミドルカット以上の登山靴かゲイターは必須ですね。





登山道脇の小さな沢には、20ｃｍ以上ありそうなイワナが何匹も泳いでいてビックリ！
しかも、登山客は危害を加えないのを知っているのか、全然逃げません。





標高を上げるごとに、周囲の色づき具合が増してきますが・・・・





傾斜も・・・・・




どんどん増してきて
もう・・・鼻歌どころではありません(;´д｀)






7：00　ブナ平　通過
チョロいはずだったのですが・・・・
すでにヘロヘロ感、漂ってきてます。





畳み掛けるように、急登・段差の波状攻撃再び（笑）





それでもなんとか、黄色に染まったブナの森を抜けると・・・・・






目の前に雄大な景色が、一気に広がっていましたっ！
谷を埋める錦の絨毯と
「布団菱」と呼ばれる、白や灰色の岩壁群のコントラストがとても美しいです。






その後、尾根を回り込んでから・・・・
ウソッ！？っていうくらい沢まで下り降ります。





7：30　荒菅沢　通過
ここんとこの雨で水量や水勢が心配でしたが、渡渉はそれほど難しくありませんでした。
ただ、物凄い数のハイカーさんが休憩されてましたので、早々に先へ進みます。





荒菅沢から見上げる景色も素晴らしく、
北アルプスの涸沢から眺めた穂高の山々の絶景に、ちょっと雰囲気が似ています。






ひときわ目を引く雨飾山の主峰は、周りの様子とは全く異質で、とても神秘的です。
麓の方々が、神の山として崇め敬った気持ちが分かる気がします。






荒菅沢を超えると、今までよりさらに傾斜が増した登りとなりますが・・・・





ツギにどんな景色が待っているんだロウと思うと、勝手に足が動いてしまい
シンドさを忘れさせて・・・・・





・・・くれませんか・・・・・やっぱし（笑）

ただ、登山道には進捗の度合いを示す数字と、登山口からの距離が示された看板が掲げられていて
残りの見当はつけやすいです。







やがて森林限界を超えると、頭上を覆っていた木々は姿を消し、笹と低い灌木に。






徐々に紅葉を見下ろすアングルとなり、下から見上げるのとはまた違った美しさに変わっていきます。






いつの間にか辺りをガスガスが包み始めてきましたので、山頂へ早く辿り着きたいのですが・・・・・






その気持ちとは裏腹に、さらに岩々しさが増してきましたので、中々ペースが上げられません！






ロープ場やハシゴ場では特に慎重に、道を譲り合って登っていきます。





看板の数字も9を超えると・・・・・






8：30　笹平　到着
やっと稜線に出れました。
いやはや、チョロいどころか・・・・・マジでシンドかったです(;´д｀)





この後は、緩やかな広尾根歩きとなるようですが・・・・・





山頂直下に最後の激登りが待っていてくれてるようです（泣）






麓からも、濃いガスガスが猛烈に湧きあがってきています。

さっ、1号！

一刻も早く！！

山頂に向かわねばっ！！！



・・・・・んっ？







しもしも～？　ジャンボ尾崎ぃ？？？

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。

ビィヨオオオ・・・





その2に続く・・・(;´д｀)





1号・・・・。
OKバブリー！
おったまげーっ（涙）