7月の富士山以来、久しぶりにご近所さん1号と一泊二日の山行に行って参りました。
当初、北アルプス・五竜岳あたりの縦走を考えていたのですが・・・・
停滞する秋雨前線の影響で、天気があまり良く無さそうでしたので
少しでもマシそうな、
八ヶ岳エリアに急遽変更しました。
ただ、マシといってもほとんどの時間帯が曇りか小雨予報で、僅かに晴れ間も覗くかな?
といった程度です。
まして、
普段からロクなことはしていない1号とワタクシですから
八ヶ岳ブルーは・・・・・全く期待できません(;´д`)

今回の山行は、麓の赤岳山荘の駐車場をスタート地点とし、
4月にあつぷり師匠と行った赤岳鉱泉をベースに、硫黄岳からの周回を予定しています。
えっ!?美濃戸口から赤岳山荘までの林道区間(緑色ルート)ですか?
いえいえ、そこは歩きませんよ
・・・・・・なぜなら・・・・・(ΦωΦ)フフフ

ご近所さん1号が最近買った
新型のRV車で、乗り入れちゃう予定なのです。
この林道区間はかなり凸凹があり、普通の乗用車ですと車体やバンパーを擦りまくったり、
段差でスタックしたり、パンクの可能性が非常に高いのですが、
車高のあるRV車なら、余裕で走破することができるのです。
5:22 赤岳山荘 到着美濃戸口から歩くと1時間ちょっとかかりますので、車ですと40~50分くらい短縮できました。
ぜ、ぜ、贅沢だぁ~ヽ(≧∀≦)ノここまで車で来れちゃうなんて、今回の山旅は・・・贅沢だぁ~♪(贅沢①)

ただ・・・駐車場は、ほぼ満車(汗)
もう少し遅くなっていたらヤヴァいタイミングでした。
GWの時はガラガラでしたので、ちょっとビックリ!
しかも、意外と普通の乗用車で来ている人が多くて、さらにビックリ!

駐車料は
1日1,000円ですので、今回のような
一泊二日ですと、2,000円かかります。
5:41 美濃戸山荘前 通過赤岳山荘から4~5分登ったところに美濃戸山荘があります。

その先は、北沢と南沢の分岐となっています。
南沢は行者小屋、北沢は赤岳鉱泉に繋がっていますので、我々は北沢へ。

絨毯のような苔とシラビソの森が美しい。

ただ台風の影響か、ごく最近木々がなぎ倒された痕跡があちこちに残っています。
6:19 堰堤広場 通過事前のLINEのやりとりでは・・・・
「赤岳鉱泉まで車で行っちゃおうか!(*゚∀゚)=3ムッハー」
と強気すぎる1号だったけど・・・さ、さすがにこの先は、いくら新型RV車といえどもチビシイぞ(笑)

だって、この先は・・・

ホントの山道になってきますから。

そして何度も、沢を渡ります。
ここんとこ雨続きだったので、水量も多めのようです。

赤岳鉱泉や行者小屋までは緩やかな登りが続きますので、ハイキング気分で歩くことができます。

間もなく、森がポッカリ開け、赤岳鉱泉のテン場が目の前に現れました。
7:10 赤岳鉱泉 到着駐車場から、1時間35分ほどで到着です。

予約は入れてありましたので、早速チェックインしようとしたところ
宿泊の受付は
8:00からとのことで、それまで外のテラスでコンビニおにぎりを食べたり、
おトイレに何度も入ったりして時間を潰すことに。
せっかく赤岳山荘まで車を乗り入れして時間短縮したのに、なんだかもったいない気分ですが(;´д`)
まっ、体力はその分温存できたので良しとしましょうか。

そして・・・・お目当てのアレも、バッチリのようです!
正直、今回の目的の半分以上は、再びアレを食べることですからね~(笑)
ぜ、ぜ、贅沢だぁ~ヽ(≧∀≦)ノや、山小屋で、ステーキが食べれるなんて贅沢だぁ~♪(贅沢②)

晴れていれば赤岳の雄姿が正面にドーンと聳えているのですが
今日は雲が厚くて、全く見えません。

気温計は13℃を指しています。登ってくる時はTシャツ一枚でも暑いくらいだったのですが
動きを止めると、途端にカラダが冷えてきます。ここで13℃ですから、稜線や山頂では10℃以下になりそうですね~
さらに強風が吹き付ければ、体感気温は0℃近くになる可能性も。

まずは硫黄岳に登ってみて状況を確認してから、その後の行程を考えましょう。
8:05 硫黄岳に向けて出発
再び、シラビソの森を抜けていきます。

お花の姿は無いのですが・・・・

代わりに色んなキノコがあちこちに顔を出していて、癒されます。

ただ、台風や豪雨の被害は麓よりも大きいようで
登山道が浸水で分断されていたり・・・・
「ジョウゴ沢」と呼ばれている辺りでは、架かっていた橋が流されたりして、
仮設の迂回ルートとなっていたりしました。
それでも関係者の皆さんの迅速な対応のおかげで、仮設といえど、とても安全に歩くことができましたので
ホントに感謝しながら渡らせて頂きました。

この辺りの斜面が一番被害が大きかったようで、森の木々も軒並み倒れたり、傾いたりしています。

頭上や周囲に注意しながら、慎重に進む必要があります。

深い水溜まりや泥濘も残っているため、ミドルカット以上の靴かゲイターは必須です。

それでも、つづら折りに高度を上げていくと

徐々に木々がまばらに、そして低くなってきて・・・・
9:08 赤岩の頭 到着標高が上がるごとに、ガスガスが濃くなっていくようで、辺りは真っ白!
稜線に出た途端、風もかなり強くて、一気に体感気温が下がりました。(泣)

上着を着込み、防寒対策を整えてから山頂を目指します。

なんも見えませんが・・・いざ山頂へ!

山頂に近づくにつれ、岩々しく傾斜もキツクなってきます。

濃いガスとも相まって荒涼とした雰囲気ですが・・・・

足元のクロマメノキは、鮮やかに色づいていて
グレーな世界に彩りを添えてくれています。

最後の岩々な急登を登り切ると・・・・・

広尾根が広がっており、ガスガスの中に小さな建物や標柱が見えてきました。
あそこが、地図に載っていた
「ロボット雨量計跡」なのかな?
9:31 硫黄岳 到着
晴れていれば、
「爆裂火口」と呼ばれる
ド迫力の光景が目の前に広がっているハズだったのですが・・・゚・(つД`)・゚・

風はさらに勢いを増し、
ガスガスは一向に晴れる気配がありません・・・・
周りのハイカーさんも物陰に身を潜めて強風をやり過ごしていますが
この後の行動については逡巡しているようです。
ど、どうする・・・
いちご・・・・・・
うっ!?
「ほらぁ~、富士山が見えるざっ!ほらほらぁ~ヽ(´∀`)ノ」
満面の笑みで
全く笑えないジョークを繰り出し
硫黄岳の山頂を、
一瞬で氷点下に凍り付かせた、ご近所さん1号。
果たして、このオンサンと
進むべきか・・・・・
退くべきか・・・・・
その2に続く
えっ、ふじさん見えんのか?あそこやって、あそこヽ(≧∀≦)ノ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
ビュォォォ・・・・
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