2018.7.29 風と雲と虹と 火打山 （皆さんで）

　新潟県のお山は、今まで訪れたことがなかったのですが
　今回、あつぷり隊長からのナイスなお誘いをいただき
　火打山（標高：2462ｍ）へ行って参りました。





　　　　　NAVITIMEの検索画面より抜粋

　登山口のある笹ヶ峰キャンプ場まで、福井からは片道309ｋｍ・3時間49分の道のりと算出されました。
　なかなかの遠征となりそうですが、今回もあつぷり隊長が車を出してくださるとのことで・・・・ありがたや～
　いつもながら御厚意に甘えまくりです（笑）





火打山は、新潟県と長野県の国境・上信越高原国立公園に属している頸城三山（くびきさんざん）の最高峰で、日本百名山＆花の百名山にも指定されています。雪の多い北陸地方の中でも屈指の豪雪エリアで、その豊富な残雪が創り出す池塘や湿原には色とりどりの高山植物がお花を咲かすとのことですので、大変楽しみです。




6:15頃　笹ヶ峰登山口駐車場　到着
本日のメンバーは、toshi0113さん・hiro0829さん御夫婦、としパパさん、あつぷり隊長、とワタクシの5人。
強大な晴れフォース＆お花の先生でいらっしゃるtoshiさん・hiroさん御夫婦と、ダークサイドのフォース鬼二人組という
相反する組み合わせ・・・・果たして、ど、どうなる！？






8:25　登山開始
駐車場で、カメラにSDカードを入れ忘れてきたことに気づき、途方に暮れていましたが
あつぷり隊長がSanDiskの高級カードを惜しげなく貸してくださり、事なきを得ました。
隊長は、隊長の中の隊長ですっ！(￣^￣)ゞ
尊敬の念がふつふつと！！！（いや、ほんとマジですっ）




　　　　　（あつぷりさん　撮影画像拝借）

先頭を仰せつかり、歩き出してみたものの・・・・
普段、むさくるしいオジサンとしかグループ登山したことが無いので
美しき紅一点、hiroさんが後ろにいらっしゃることに、ド緊張っ！(;´д｀)
最初からやたらペースが速いうえに・・・・・
手と足が同時に出ていませんか！？ツギロウさん！！！




休憩地点では地図と進捗を確認し、隊員の安全を最優先に考えるあつぷり隊長。
あなたこそ、真の隊長さまですっ！
心より尊敬・・・・・んっ？






だぁ～～～！？
ふ、普通に、歩いてくださぁーーーい‼（泣）
アレさえなきゃ・・・・・ホントに素晴らしい隊長なのですが・・・（爆）




7：29　十二曲がりスタート
全体的に緩やかな傾斜が続く火打山の中で、唯一の難所のようです。




ただ、難所といっても十分整備されており、やや急登の部分があるものの普通に登って行けます。




7：47　十二曲がり　終了
通過時間は15～6分ほどでした。




ただ、むしろ「十二曲がり」が終わった後からの方が難所だったかも（笑）




白山女郎花（ハクサンオミナエシ）や





岨菜（ソバナ）など、登山道脇のお花も増えてきました。





8：41　富士見平　通過
ここは、妙高山方面との分岐点でもあります。





その後は、徐々にクマザサやシラビソなどの植生に変わってきました。





（としパパさん　撮影画像拝借）
9：20　展望台通過
晴れていれば、遠く北アルプスまで見渡せるそうですが、今日は心の眼で見るしかありません（笑）






9:23　高谷池ヒュッテ到着





ギャグを飛ばし、隊員の疲労と緊張をほぐす、あつぷり隊長。
隊長の心遣いは、いつでも天下一品です。（い、いや、ホントマジですってば！）
ワタクシも緊張が緩んだついでに、お腹も緩んでしまったので、小屋のおトイレをお借りします。
とてもキレイな洋式水洗のウォシュレットが完備されていて感激。

そして、小屋から10分ほど歩くと・・・・・




あっ！ハクサンコザクラちゃん(*´∀｀人 ♪





9:55　ハクサンコザクラ群生地　到着




皆さん一斉に、撮影タイム発動っ！（笑）　





　　　　（あつぷりさん　撮影画像拝借）
も、もちろん、ワタクシも！
お花を撮る時の恰好は、皆一緒ですな（笑）





コザクラちゃんだけでなく、稚児車（チングルマ）の群生もヽ(´∀`)ﾉ





あいにくのガスガスで、青空や眺望は効きませんでしたが、素晴らしいお花の群生地でした。
さらに木道に沿って、先に進みます。





10：21　天狗の庭　到着
「な、なにっ！？天狗となっ？」
宿敵の「天狗」と聞き、」臨戦態勢に入り、体長30ｍの赤鬼に変身する直前のとしパパさん（ウソ）






「天狗の庭」は、大小いくつもの池塘が点在する広大な湿原なのですが・・・・
あいにくのガスガスで、その全貌はよく分かりません。





ただ、ガスガスの中でも、十分その素晴らしさは感じることができます。
帰りに晴れてくることを期待して湿原を後にします。
あっ、それと・・・巨大な赤鬼に恐れをなして、天狗さんは現れませんでしたよ。
これは、30ｍの赤鬼から、フツーの赤鬼に戻った直後のとしパパさん（笑）





湿原には、車百合（クルマユリ）や




信濃弟切（シナノオトギリ）が色を添えていました。






そこから山頂へは、再び登りが始まります。





ちょうど背の丈ほどの灌木の中を進みますが、
とにかく稜線は風が強いっ！(◎_◎;)





灌木が無いエリアでは、もろに強風が吹き付けるので、思わずカラダがよろめくことも。




11:05　ライチョウ平　到着
ここまで来れば、もうあと少し！
しばらく休憩して、山頂アタックに備えます。
このガスガスで、雷鳥さんが出てきてくれないかなと期待しましたが・・・「ひょっこり」はありませんでした(;´д｀)





そして再び、アタック開始！
強風で一瞬ガスガスが吹き飛ばされると・・・・・
ついに、山頂を捉えましたっ！！！！






振り返ると、素晴らしい稜線！
風よっ！もっと強く吹けぇ～～～～！！！！！






　　　　（あつぷりさん撮影画像拝借）

祈りが天に通じたのか
ホントに暴風となってきましたが・・・・・・
再びガスガスも勢いを増してきてしまいましたっ(;´д｀)
ただ、この暴風の中でも
先頭を行くhiroさんは、全くペースが乱れることなく頂上に向けて着実に歩みを進めます。
ワタクシなんぞは、とにかく風に煽られて、うなだれて付いて行くのがやっと！hiroさん、スゴイなぁ～

はっ！そういえば、toshiさんは・・・・？




だ、だいじょうぶですかぁ～？
旦那様ぁぁぁ～（涙）






11：40　火打山　山頂到着　（標高：2462ｍ）





　　　　（あつぷりさん撮影画像拝借）

皆さん揃ったところで、記念撮影です。
山頂にもライチョウさんの姿は無かったので、代わりにワタクシが「ひょっこり」しときました（笑）





そして、衝撃のスクープッ！！！
toshiさんを追いやり、hiroさんとのツーショットに収まるあつぷり隊長（笑）
某スポーツ協会の会長を上回る、
隊長の極悪非道っぷりを告発させて頂きますっ！( ｰ`дｰ´)ｷｯﾊﾟﾘ






過熱する報道陣をよそに、山頂の気温は15℃
強風が吹き付け、かなり寒いです。
一向にガスが晴れる気配も無いので、早々に下山しましょう。






ただ、「降りると晴れる」の法則通り
天狗の庭に戻ってきた頃には・・・・コレですよコレ(*｀皿´*)ﾉ
まっ、ありがたいっちゃありがたいんですが、もう少し早くなりませんかね～（笑）






　　　（toshi0113さん　撮影画像拝借）

風が強くて、池塘に映る「逆さ火打」は拝めませんでしたが
来た時とは全く別物の、素晴らしい風景！さすが100名山だと納得せずにいられません。





これは、コザクラちゃんの群生地も期待もてそう♪





おおおっ、朝と違って、皆こっちを向いていてくれてるぅ～（涙）






いやぁ～けっこう遠かったけど、新潟遠征してホントに良かった！





　　　　（toshi0113さん撮影画像拝借）

お花を、そして自然を愛する、ピュア・ナチュラリストのワタクシ達。
えっ！？
撮影会のモデルさんに群がるエ〇オヤジみたいって？
キィィィー！！！






２回目の撮影会を楽しんだあとは、高谷池ヒュッテへ。






13:20　高谷池ヒュッテ　戻り
少々遅めですが、昼食タイムです。





もっともっと暑くなることを予測して、保冷袋にノンアルを担いできたのですが・・・・
頂上から続く肌寒さで、あまり、ありがたみ無し(;´д｀)
隊長のために、カンロ飴を持ってきたらよかった ﾌﾌﾌｯ





それに対し、toshiさん御夫婦が持参して下さったフルーツは、瑞々しい美味さで
めちゃめちゃありがたかったです！
えっ？いや、決して例のお供え物ぢゃありませんよ ﾌﾌﾌｯ





さっ、お腹も膨れましたし、登山口に戻りましょう。





途中の水場で、顔や頭を濡らして、気持ちいい～






15:40　笹ヶ峰キャンプ場　駐車場戻り
皆さん、お疲れさまっした～ヽ(´∀`)ﾉ





最後は、駆け足でゴールの、我らがあつぷり隊長でした（笑）








あつぷりさん、今回も隊長のおかげで全員無事戻ってくることができました。

としパパさん、巨大化して我々を天狗の襲撃から守って下さいましたね。

そして・・・・

toshiさん・hiroさん、不埒なワタクシ達にお花のみならず

本当の夫婦愛ってヤツを教えて頂いた気がします。

皆さん、ホントにありがとうございました！


往路、夜明けの高速道路にかかっていた虹は

紛うことなき、吉兆の証だったようです。






さあ、ツギはどのお山にのぼロウか？







ちなみに、今日のログです。
隊長、ワタクシもカンロ飴以外間食しませんよ（笑）