
今年の残雪期に登った、
赤岳や
鳳凰三山から遥拝した富士山は本当に美しい姿でした。、
同じ思いだったのか、その頃からずっと
「富士山登りたいっ!」と言っていた
ご近所さん1号と一緒に、日本の最高峰へ行って参りました。
NAVITIMEの検索画面より抜粋 福井から富士山へは、北陸道~東名~新東名高速を乗り継いで、片道約400kmの行程となります。
中央道を通って南アルプスへ行く時と、ほぼ同じくらいの感覚でしょうか。

7/10~9/10までの期間は、登山口までの道路がマイカー規制されるため、
麓の駐車場に車を停めてシャトルバスを利用する必要があります。
また、山頂までは
① 富士宮ルート(標高差 1350m・往復距離 8.5km・登りCT 5時間30分)
② 御殿場ルート(標高差 2300m・往復距離 17.5km・登りCT 8時間10分)
③ 須走ルート (標高差 1800m・往復距離 13km・登りCT 6時間50分)
④ 吉田ルート (標高差 1450m・往復距離 14km・登りCT 6時間10分) という、4つのメジャーコースがあるのですが・・・・
①富士宮ルートで、珍しく二人の意見が一致!
えっ!?なぜかって???
そりゃあ、もちろん・・・・・
標高差・
最小 距離・
最短 時間・
最速とゆー、
一番ラクそうなルートだからに決まってるぢゃないですか( ー`дー´)キッパリ!

ただ、いくら「一番ラクそう」といっても
そこは日本一のお山ですから、最高地点・剣ヶ峰の標高は・・・
3,776m!(◎_◎;)今まで、
北岳の3,193mが最高到達標高のワタクシにとって、全く未知の領域となります。
特に怖いのが・・・・
高山病っ!山慣れたハイカーさんでも、撤退を余儀なくされることが十分あり得るとのことですので
慎重に山行計画を立てる必要があります。
そこで今回は無理せず、
1日目 福井発~富士宮口登山口(5合目)~雲海荘(6合目)宿泊
2日目 雲海荘~山頂にて御来光~最高地点・剣ヶ峰~下山~福井戻り
という、一泊二日の計画といたしました。
21日(土) 7:00 福井出発 北陸道~米原~東名~新東名と乗り継いで、静岡県を目指します。
前日の夜から寝ずに走って・・・というパターンもありなのですが
睡眠不足は高山病に直結する可能性があるので、今回は極力睡眠時間を確保するプランとしました。
12:38 水ヶ塚駐車場 到着ここが、富士宮登山口へ向かうシャトルバスの発着点となります。
1000台駐車可能な広い駐車場ですが、マイカー規制の期間中は混雑するようです。
この日もワタクシ達が到着したときは、まだ少し空きが残っていたものの、かなり満車に近い状態でした。
敷地の一角には、
「森の駅 富士山」という新しいレストハウスがあり、
軽食やお土産、キレイなおトイレをお借りすることができます。

駐車料金は
1000円かかります。

同じく敷地内のバスターミナルで、富士宮口五合目までの往復チケットを購入。
往復割引が効いて大人
1800円、子供
900円です。
始発
6:00、最終
20:00の間、ほぼ30分間隔で運行されるとのことですので、乗り逃しの心配はなさそうです。
また、バス運行時間外でも24時間シャトルタクシーが利用できるようですので、グループで行かれる方は
そちらを利用した方が安上がりになるかもしれませんね。

バスチケットと一緒に、富士山ガイドマップも頂けました。

40分ほどで5合目に到着。
13:28 富士宮口五合目レストハウス 到着
ここで、少々お高い水分や、行動食のパンを購入したり・・・

ゲイターを装着したりして準備を整えます。
靴は
モントレイル・フリューイッドフレックスF.K.T片足
264gという超軽量ながら、不整地の走破性とプロテクションを備え持つトレランシューズです。
ゴアテックスではないので防水機能はありませんが、ここんとこずっと晴れ予報ですし、
下草が生えてるようなところも歩かないので、問題ないでしょう。
そして伸縮性のある撥水ゲイターで、ローカットの弱点である砂の入り込みを防ぎます。

この五合目レストハウスで、すでに
標高:2380mあります。
眼下には見事な雲海が広がっています。

テラスでは、
富士山保全協力金を募っておられましたので、
1000円をお支払い。
かわりにバッチを頂きました。

隣接した
富士山総合指導センターで、お山の情報を確認します。

おおおっ!ここではコーンも富士山仕様なのね(笑)
13:50 登山開始さあっ!それでは日本一のお山へ!!!
いざいざいざいざぁ~!
・・・・と思いきや

いきなり・・・
渋滞っす!(;´д`)
気温も・・・・
31℃・・・(◎_◎;)う~むっ・・・・渋滞といい・・・・暑さといい・・・・
初っ端から、富士山の洗礼ってヤツですな~

まっ、それもそのハズ。登山道には色んなレベルのハイカーさん達が
上りと下りで、入り乱れています!

小さなお子さんや

大人数の団体さんなど・・・・
あきらかに普段、お山には登っていない方のほうが多いのは間違いないでしょう(笑)

加えて、足元は乾燥した火山灰のような砂礫が舞い、下りは特に滑って歩きにくそうです。

お山全体がこんな感じなのでしょうね~
口鼻をマスクで覆った、完全防備の方も降りてらっしゃいました。
う~むっ・・・・
ワタクシも、ゲイターだけぢゃ、甘かったかも・・・(;´д`)

道端にも、
御蓼(オンタデ)以外、お花の姿・・・無しっ!!!

そ、そして・・・・・
いきなり山小屋がっ!Σ( ̄。 ̄ノ)ノま、まだ、登山口から15分ほどしか歩いてないんすけど・・・
14:05 六合目(標高:2,490m)
雲海荘到着ええ・・・・そして・・・・
ここが今日のお宿ですっ!ヽ(´∀`)ノいやぁ~ここまで早かった(笑)

そして、なんと、入り口には・・・・・ワタクシの名前が記された・・・・
御一行様歓迎看板がっ!(大噴火)ありがたや~

感動冷めやらぬうちに、チェックインを済ませ、寝床の確認です。
う~むっ・・・・
限りなく
1号と密着ですが(笑)、なんとか
布団一枚に一人のスペースは確保できそうです。

さて、ザックも置いて落ち着いたところで・・・・
五合目の自販機よりお安いラムネも魅力的ですが・・・・
や、やはり、コレでしょう!ヽ(≧∀≦)ノ今年の猛暑も、ビールを美味しく飲むためと割り切れば、ツラくありません(笑)

ただ実は、この富士宮ルートで
生ビール・サーバーがあるのは・・・・
雲海荘さんのお隣に建っている、
宝永山荘さんだけなので・・・・

宝永山荘さんのお座敷で、乾杯させて頂いております(爆)

もちろん宝永山荘さんには、隣の宿泊客であることをお伝えしましたが
声の大きな名物おばちゃんは、全然気にせず、美味しい昆布のつきだしまでサービスして下さいましたよ!

その後、今度はちゃんと宿泊する雲海荘さんで缶ビールを購入し飲み直し(笑)
こちらは、お宿の前のテラスが広くて、外でまったりするには最高のロケーションです。
いやぁ~6合目にある二つの山小屋さんは、どちらも甲乙つけがたい素晴らしいお宿です。

夕食はカレーライスです。翌朝早出する人には、お弁当を用意してくれます。
たしかお隣も一緒だと思いましたが、雲海荘さんの宿泊料金は、一泊二食付きで8500円(土曜日なので1000円増し)でした。

まだ登頂前なのに・・・・
「登山証明書」まで頂ける大サービス(笑)

ちと、カレーライスだけでは量が足りなかったので、コーンラーメンを追加注文!
日本最高峰に登るためには、このくらい食べとかなきゃいけませんとも!!!
登山は戦いですからっ!

もちろん、1号もきつねうどんで応戦(笑)

食事の後、外のテラスで夕涼みをしていると・・・・・・

もう、19時近いというのに
続々と下山する方が、降りてらっしゃいます(◎_◎;)

通常のお山なら、まずあり得ない光景ですが・・・・・
ここは日本最高峰であると同時に、日本一の観光名所でもあるのですね・・・・
「郷に入っては郷に従え」
ワタクシも、きっちり頭を切り替えなくてはなりません。
まっ、とっくに・・・・・
郷に入り切っちゃってるヤツもいますが(笑)
それでは、皆さんおやすみなさい!
我々は、明日・・・・・
日本のライジング・サンを目指しますっ!( ̄^ ̄)ゞ
その2に続く・・・・
ちなみに今日のログです。
も、もうちょっと登っといても良かったかな(笑)
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