2018.6.24 夏がまた来る 別山 鳩ヶ湯新道より （ソロ）

　じ、じつに・・・・三週間ぶり・・・・・
　やっとお山に行くことができましたっ！
　　
　梅雨の時期とはいえ、何回かは晴天の休日もあったのですが、
　休日出勤や行事が重なり、全てオジャン！（笑）
　
　某師匠からは、
　　「山・・・・辞めたの？」
　　と　突っ込まれたり　心配して頂いたり・・・・・

　　心ない　心優しいお仲間からは、
　「モンハンばっかしヤッテんぢゃねーの？」
　と　ディスられたり　お声をかけて頂いたりしましたが・・・・・・

　た、たんに・・・行けなかっただけですっ！( ｰ`дｰ´)ｷｲｲｲｰｰｯ
・・・・・まっ、モンハンは・・・狩りまくってましたけど(笑）




というわけで、すっかり筋力の衰えた三週間ぶりのリハビリ・ハイクの舞台に選んだのがコチラ。


5:35　上小池駐車場到着
鳩ヶ湯新道からの三ノ峰＆別山です。
登山道の残雪も無くなり、お花たちが一斉に咲き出したというレポや情報は
ジャンジャン耳に入って来ていて、居ても立ってもいられなかったのですが
今日はやっと、自分の目とカラダで感じることができそうです。





到着した時点では、まだ4～5台分の空きはあったかと思いますが
準備してるうちに、みるみる空きスペースが埋まっていきました。
好天の日曜日とはいえ、5時半でほぼ満車とはナカナカの混み具合です。






やや、寝坊した感はあるものの（笑）
ワタクシも準備を整えて、いざ出発。
気温は13℃ほどでしたが、お天気も良いのでTシャツいっちょで十分。
登山口からの急登で、スグに暑くなるでしょうからね。






5:56　三ノ峰登山口　到着
登山口に設置してある標識には、「三ノ峰まで5ｋｍ」と書かれています。





6：42　六本檜　到着
う～むっ、予想通りすぐ暑くなって汗まみれになるものの、
三週間ぶりの割には足が軽いような気が・・・・
オジサンも長くやってると、あまり毎週は登らず、たっぷり休んだ方がイイのかな（笑）






7:01　「三ノ峰まで2.5ｋｍ」の標識通過
この先は一気に見晴らしが良くなります。
お天気も快晴で風も心地よく、最高の稜線歩きが楽しめそうです。







登山道のすぐ脇では、笹百合（ササユリ）や






日光黄萓（ニッコウキスゲ）が、ハイカーさん達を出迎えてくれていました。






特にニッコウキスゲは、今まで経験がないくらい沢山咲いていてビックリ！





蕾も沢山あって、これからもっともっと爆咲きするのは間違いないでしょう。






普段ならとってもシンドイ、剣ヶ岩や稜線ベンチに続く急登も
ずいぶん癒されました。





もちろん他にも、白山大戟（ハクサンタイゲキ）や





白山千鳥（ハクサンチドリ）





四葉塩竃（ヨツバシオガマ）などなど
様々なお花が、足元を彩っています。
こうした登山道脇に咲き乱れる沢山のお花たちは、三ノ峰・別山を含む白山連峰の、いわば名物ですが・・・・・






7：45　稜線ベンチ通過
実はもう一つ、名物がありまして・・・・・・
そ、それが・・・・・




羽虫の大群ですっ！(;´д｀)
風が弱く、気温が高くなると大発生して、登山者を悩ませます。
虫よけスプレーは、この時期の必須アイテムですが





何度か訪れて、あのウザさをよく知っているハイカーさん達は
顔や頭をすっぽり覆う防虫ネットで完全武装して臨んでらっしゃいますね。






ワタクシも防虫スプレーを体中に噴霧して、三ノ峰避難小屋手前に立ちはだかる最後の急登に向かいます。






厳しい登り坂が続きますが、斜面には白山一華（ハクサンイチゲ）の群生が！





ただ、この辺りは山頂に比べると標高が低いせいか、もっと早い時期から咲き始めていたようで、
やや終盤の雰囲気が漂っています。





さらに太陽に向かって急登を登り切ると・・・・







8：10　三ノ峰避難小屋　到着







小屋前の広場からは、三ノ峰山頂越しに別山の雄姿を臨むことができます。





8：17　三ノ峰山頂　到着（標高：2,128ｍ）
登山口からは、2時間21分でした。
今までのタイムからすると、だいぶ短縮しています・・・・・
タイムアタックをブチかました訳ではなく、どちらかというと3週間ぶりのリハビリ・ハイクに近かったのですが
はて？なんでかな？？と思いを巡らせていると・・・・

・・・・わ、わかりました・・・・・
・・・羽虫くんたちのおかげでした。(;´д｀)

ええ、
羽虫に纏わりつかれるのがイヤで・・・休憩できず・・・
羽虫が追いつけないスピードで・・・常に動き続けさせられ・・・・
羽虫の・・・
羽虫の・・・・
は、羽虫の・・・・クソ野郎共っ！キィィィー！！！！！





まあまあ、ツ、ツギロウさんっ・・・・落ち着いて落ち着いて！
そんなに気が立つのは、更年期のせいかもしれませんね（笑）
おにぎり食べて、腹を落ち着かせましょう！！！





山頂の気温は18℃
2000ｍ超の高地とは思えない暑さです。







別山で食べるつもりだった二つ目のおにぎりを口いっぱいに頬張って
ぼんやり避難小屋の方を眺めていると・・・・・
おっ！？福井県最高点となる「打波ノ頭」（標高：2095ｍ）に、辿り着こうとしているハイカーさんの姿がっ！
例年ですと、道が無くかなりの藪漕ぎをしなければならないハズなのですが、トレースらしきものもうっすらとあるようです。
こ、これは帰りに寄ってみなくては！！！
福井県民ハイカーでありながら・・・・いまだに未踏だし（笑）







とかなんとか言ってるうちに、15分近くまったりしてしまいました(;´д｀)
先を急ぎましょう！！
残雪はほとんど溶けて、ゼブラ模様とゆーより・・・・ブチ模様となっちゃってますが（笑）
目指すは、男前の別山山頂です。






ちょっと前までは残雪が覆っていたと思われる
ザレて踏み跡が不明瞭なところも少しありましたが
登山道には全く雪は残っておらず、危険な箇所もほとんどありません。





標高の低いところには咲いていなかった、稚児車（チングルマ）や





白山小桜（ハクサンコザクラ）などの高山植物を存分に楽しむことができます。






コザクラちゃん・・・・・可愛いすぎる・・・・（涙）






9:10　別山平　到着（標高：約2200ｍ）

　



かつては、別山室や加宝王子社があり、白山登拝者の宿泊施設があったという
広大な平坦地です。






別山の頂を水面に映す、御手洗（みたらし）池のほとりには・・・・






ハクサンイチゲが群生しており、見事なお花畑となっています。





青空と緑と白色のコントラストが美しいです。





イ、イチゲちゃんも・・・・・可愛すぎる・・・・・
そして・・・写真撮るのに夢中で、全く前へ進めねぇ～（笑）





う～むっ、このままでは別山平で夕方になってしまいそうなので（笑）
慌てて、別山に向かいます。





ただ、別山平から山頂までの僅かな間にも
薄黄瓔珞（ウスギヨウラク）の蕾や・・・・・





御前橘（ゴゼンタチバナ）







信濃金梅（シナノキンバイ）たちが
ワタクシの足を止めさせるのです！
えっ？い、いや、決して疲れてきたワケぢゃありませんよ( ｰ`дｰ´)ｷｯﾊﾟﾘ









9：47　別山　山頂到着　（標高：2399ｍ）






稜線で繋がる御舎利山の向こうには、白山御前峰（標高：2702ｍ）が雄大な姿を見せてくれています。







保冷袋に入れて担いできた、新発売のオールフリー・ペットボトル無色透明Ver.で白山に乾杯しようとしたら
いきなりガスガス（笑）
まっ、でも、ちゃんとノン・アルの味は楽しめましたよ。






帰りも長いので、カップ麺で腹ごしらえです。




モンハンのレア環境生物「マエモン・シデムシ」くんも
カップヌードルの匂いにつられて現れたので捕獲しておきました（ウソ）






そのうち、山頂にも続々とハイカーさんが集まって来て・・・・・






スイカ割りを始める御方たちもっ！(◎_◎;)
じ、時代が変わってきたのね・・・・・・





そして山頂も、いつの間にか人で一杯になってきましたので・・・・






ワタクシは、そろそろ下山いたしましょう。





あれだけお天気は良かったのに
帰り道は、ガスガスとの競争になりそうです。





別山平の御手洗池も、今まさに飲み込まれそう！






三葉黄連（ミツバオウレン）
帰り道も、お花たちからパワーを吸い取ってがんばらねばっ！





あっ！ちょっと吸い取り過ぎましたか（笑）






帰りは、眺望も何も無くなってしまいましたが
気温が下がり、風も強くなったので
羽虫の乱舞が治まってくれたのが、なによりもありがたかったです。





11:35　三ノ峰山頂　戻り






お花だけでなく、鳥さんも見送ってくれているようです。
この鳥は、便追（ビンズイ）かな？





11:42　三ノ峰避難小屋　戻り






遠目にはトレースがあるように見えた打波ノ頭までの道ですが・・・・
とっかかりが相当濃い藪ヤブでしたので、今回もパス！（笑）






12時を過ぎても、続々と登ってく来こられるハイカーさん達とすれ違います。







皆さんそれぞれに、お目当てのお花があるんでしょうね。






13:33　三ノ峰登山口　戻り








13:48　上小池駐車場　戻り
麓はすっかり晴れていて、まさに夏そのものの暑さでした。







一本100円。無人なので、お金は備え付けのカゴに入れておくシステムです。






靴やトレッキングポールの泥を落とせる水場もあり、大変ありがたいです。
そして・・・・道具をすっかりキレイにしたあとは・・・・・・・





どーーーんっ！




どどーーーーーーーんっ！！







どどどどぉーーーーーーーーんっ！！！！






あっ！
い、い、いや間違えたっ・・・
こっちでした（笑）





数年前の大雪による倒壊から見事復活リニューアルされた鳩ヶ湯温泉で
疲れと汗を流し落とします。
建物はレトロ・モダンに生まれ変わりましたが、お風呂は昔のまま残されていて
懐かしさと、ホッとする気持ちがこみ上げてきます。





しかもモンベル会員なら、日帰り入浴料10％・宿泊料5％割引という
ハイカーに優しいお宿です。





食事も16：00までなら可能ですので、下山後に「舞茸おろし蕎麦」で小腹を満たすのもアリですね～







二年半振りくらいに訪れましたが、

相変わらず素晴らしい温泉でした。

お仲間や家族と宿泊もしてみたいなぁ～

また、来ます！






さあ、ツギはどのお山にのぼロウか？







ちなみに今日のログです。





リハビリ・ハイクにしては、少々ハードでした（笑）