2017.12.30 グラン・ブルー 天狗岳 (ビール好きお仲間と) その1
- 2018/01/08
- 17:02
2017年の最後を締めくくる山行を、ビール好きお仲間の皆さんと行って参りました。
行先は北八ヶ岳の最高峰、天狗岳(標高:2,646m)です。
実は2017年の3月に、初雪中テン泊の為に訪れているお山なのですが
その時は東西に二つある頂上のうち、東天狗岳しか登れなかったというヘタレ山行でした。
今回は心強いビール好きお仲間と一緒ですので、なんとしてもその時のリベンジを果たしたいという野望を
いたいけな胸の中に秘めての山行となりました。
そのメンバーは・・・・・
「人に生まれてしまったオコジョ」 ナッキー・マイヨールこと、なっきーさん。
「明るい豪脚、明るい家庭、ママのパスタが一番」 エンゾ・アツプリーノこと、あつぷりさん。
「衝撃のネオ・ヌーヴェル・ヴァーグ」 リュック・ゲンソンこと、ゲンジさん。
こ、このメンバーなら・・・・・
「ニキータ」「レオン」「Taxi」「トランスポーター」を超える山行ができる!!!(笑)
(あつぷりさん撮影画像拝借)
6:23 渋の湯 登山者用駐車場到着
福井の某駐車場に0:00頃集合出発しましたので、もっと早く着いていたのですが
駐車場の受付が6:00からでしたので、しばらく路上で待機です。
駐車場のおトイレは開いていましたのでその間に利用させてもらったり
準備をしたりして時間を過ごします。先着のお車は1台だけでした。
まず渋の湯の受付で2日間の利用料を支払ってから、「走る名物おばさん」の案内で駐車場に車を入れます。
おばさんの仕切りに従わないで、先に車を止めようとすると怒られますよ(笑)
(あつぷりさん撮影画像拝借)
登山口となる奥蓼科温泉郷の渋御殿湯、すでに標高1,880mもあるので気温も-10℃以下!
登り始めはそれなりの傾斜が続きますので、温泉宿の脇からアイゼン装着することにしました。
手袋をしていても、指先がジンジン痛くなってきます。
アイゼンを装着しにくいからといって手袋を外して作業したりすると、軽い凍傷にかかる可能性もありますので
普段から手袋をしたままの作業に慣れておく必要がありますね。
(なっきーさん撮影画像拝借)
6:47 登山開始
あつぷりさんが登山届を事前に4人分作成してきて下さったのでスムーズに登り始めることができました。
届は橋手前の小屋に提出します。
(あつぷりさん撮影画像拝借)
先頭は「林道番長」の異名をとるワタクシ。
今回は林道ではありませんが、重い重いテン泊装備を背負っての雪山。序盤が一番傾斜が強い気がするので、体力があるうちに自分のペースで登ってしまおうというイヤラシイ作戦です。
登山道は凍ってカリカリかと思ってましたが、寒すぎて溶けて固まるということが無いのか、
降った雪がそのまま残ってる感じ。歩くたびにギュッギュッと雪が鳴ります。
う~むっ・・・福井の雪とは全然違うな~
標高を上げるにつれ、周りの木々も白さを増し
まさに・・・スノーマジック・ファンタジ~♪
我々のテンションも上がってきました!
ただ雪の量も一気に増え、うっかりトレースを外すと股下まで潜ります。
あつぷりさんが踏み抜くと、負けじと踏み抜くなっきーさん。
さすがマイヨールとエンゾ!潜ることに関してはお互い負けませんね(笑)
8:39 黒百合ヒュッテ 到着
雲一つない青空が広がっていました。
まさに八ヶ岳ブルー!雪の白色とのコントラストが美しすぎて、さらにテンションUPです。
すぐさまテン場の受付をして・・・・
(あつぷりさん撮影画像拝借)
テント設営です。
時間がまだ早いので、撤収中や撤収前のテントも結構残っており
4人がまとまって張れるスペースは確保できませんでした。
テン場自体も3月に比べると、張れる場所がロープで制限されていました。
(なっきーさん撮影画像拝借)
雪上での設営は2回目なので、多少前回よりは段どりが分かっていましたが、
今日はテン場にも強い風が吹抜けていくので、やはり設営には時間がかかってしまいました。
10:16 設営&山頂アタック準備完了
稜線の強風に備えるためのバラクラバと、万一の為のヘルメットで完全武装です。
う~むっ・・・80年代の後半から90年代の半ばにかけて・・・・・
こ、こんなバンドが居たような・・・・・
10:22 中山峠到着 (標高;2,410m)
稜線に出ると森林限界を超え、徐々に視界が開けていきます。
前方に「天狗の鼻」が見えてきました。
岩と雪のミックスルートを慎重に登っていきます。稜線は風がかなり強く寒さがハンパありません!
-10℃近いとカメラのバッテリーもあっという間に無くなってしまうのですが
なっきーさんはポケットに白金カイロを忍ばせ、バッテリーを温めながら使う用意周到っぷり!さすがですっ。
いよいよ山頂の標識が見えてきました。
背後にはオオシラビソの広大な森が、真っ白に染まっています。
遠くには、北横岳と蓼科山が続いています。
11:20 東天狗岳 登頂 (標高:2,645m)
山頂でエア・ギターをビシッと決めるエンゾ・アツプリーノ!
ただ、ヘルメットに覆面スタイルでのプレイは・・・・あっ!思い出したっ!!!!
今は亡き忌野清志郎さんによーく似た人が80年代後半に結成した伝説の過激バンド・・・・
タイマーズに見えなくもない(笑)
(ゲンジさん撮影画像拝借)
そして、いよいよ前回敗退した西天狗岳に向かって出発!
気を抜くと、カラダごと持って行かれるほど風が強いので、ゴーグルは必須ですね~
一旦、鞍部に降りてから西峰に向かって登り返します。
気温は-9℃の表示ですが、なにせ風が強いので体感気温はもっと極寒です。
(あつぷりさん撮影画像拝借)
西峰は東峰と違ってゴツゴツした岩場が無い、お椀を逆さにしたような丸い形で、急登が延々と続くように見えますが
意外と急な部分は短く、思ったよりもラクに登ることができます。
ただ、部分的に雪がサラッサラの砂のようになっており、
そこでは踏ん張りが効かず砂丘のように崩れるので結構体力を削られます。
なっきーさんは余裕ですが・・・・余裕でないとこ見たことないけど(笑)
さすが下半身ロボですな。
ゲンジさんは、なかなかシンドそう・・・いや、まっ、フツーこうだと思いますけど。
あのスーパーロボット2体が、あじゃぱー過ぎるんですよ(*-ω-)ウンウン
そして、その先で待つ上半身ロボ。
ロボの瞳には、ナニが映っているのだろう?
11:52 西天狗岳 山頂到着 (標高:2,646m)
リベンジ達成できましたぁ~ヽ(´∀`)ノ
頂上からは、穂高~大キレット~槍ヶ岳といった北アルプスの峰々もくっきり!
なだらかな硫黄岳からの稜線の向こうに、赤岳・中岳・阿弥陀岳の雄姿。
そして恒例の記念写真(笑)
ヒザ部位から三脚のようなパーツを取り出しセットする下半身ロボ。いつもありがとうございます。
見事に・・・・
パイルだぁーーオーーーンッ!
・・・・っていうか・・・・・やっぱり・・・・・
タイマーズだぁ~~~!!!(゚∀゚)
ずっと夢を見て いまもみてる
僕は Day Dream Believer
ずっと夢見させてくれて ありがとう
僕は Day Dream Believer
ザ・タイマーズ 「デイ・ドリーム・ビリーバー」より
その2に続く・・・・・
あれ!?・・・今回のブログは「グラン・ブルー」をテーマで始めたのに・・・・・まっ、いいっか(笑)
- 関連記事
-
- 2017.12.30~31 グラン・ブルー 天狗岳 (ビール好きお仲間と) その2 (2018/01/14)
- 2017.12.30 グラン・ブルー 天狗岳 (ビール好きお仲間と) その1 (2018/01/08)
- 2017.3.19~20 冬がゆく前に 天狗岳 ヘタレ雪中初テン泊編 (ソロ) (2017/03/27)
- 2017.3.19~20 冬がゆく前に 天狗岳 ヘタレ撤退編 (ソロ) (2017/03/23)
スポンサーサイト