2017.1.8 鈍ったカラダに銀がキクッ 銀杏峰 名松新道～小葉谷周回 （ソロ）

　飲んで食って昼寝・・・
　飲んで食って昼寝・・・
　飲んで食って・・・・体重・・・・・２，５ｋｇ増大っ！
　いやぁ～、お正月って、ホントにヤヴァイですよね（笑）




　こ、このたるみ切ったカラダとココロに・・・喝～っ！を入れるため、久々にハードめのお山、銀杏峰（標高：1440.7ｍ）に行って参りました。
　この日は、朝方は曇り、正午頃から雪となり天気が崩れる予報でしたので、早めの出発です。
　道中の気温は-2℃　そこそこの冷え込みです。




大野の街にも、登山口に向かう山道にも、ぜんぜん雪は無し。
ただ、ヘッドライトの光に反射してキラキラ輝くほど霜がびっしり降りていますので、慎重に車を走らせます。




6：20　宝慶寺いこいの森駐車場到着
駐車場にも全く雪は無し。先着の車も停まっていませんでした。
昨日、一昨日とお天気がとても良かったので、大抵の方はその2日間に登ってしまってますよね～
生憎ワタクシは、真っ青な空を仰ぎ見ながら・・・お仕事中でした（泣）




6：46　登山開始
定番の名松新道駐車場登山口より、ハイク開始です。
ブログやヤマレコで知ったのですが、お仲間のあつぷり師匠が一昨日。なっきー軍曹が昨日登られていたようで・・・・
さぞ、素晴らしい雪景色と青空を堪能されたことでしょう（羨）



20分ほど歩いて、いったん林道と合流します。




林道は山からの流水が完全に凍り付いて、スケートリンクのようになっちゃってます。
鬼のように滑りますので、慎重に慎重に・・・



7：05　名松新道林道登山口到着
このあたりでも、うっすらと雪が地表を覆っている程度です。




7：08　水場でさっそく休憩
お正月に連チャンで文殊山参拝したものの、怠惰な生活を送ったツケはハンパなく
すでに・・・・ヘロヘロですっ！(;´д｀)




それにも増して、鈍ったカラダにキツイのが・・・・・
仮想雪山テン泊装備！！！
テント（モンベル：ステラリッジ2）、シュラフ（ファイントラック：ポリゴネスト9×6）、マット（サーマレスト：ネオエアXライト女性用）、などなど・・・モンベルのバーサライトパック40にパンパンに詰め込んできたのですが・・・




水分1.5L込みで、久々の・・・・14ｋｇオーバー！（スノーシュー・アイゼンも含む）
ただこれでも、食材や着替え等は入りきらず・・・
しかも、まだまだ揃えてきれてない雪山テン泊グッズもあり、
根本的に考え直す必要がありそうです。




ここんところロングトレイルにかまけて、UL装備に慣れきっていたので、この程度の重量でも20ｋｇくらいに感じます。
加えて、雪が少ないとはいえ凍った山道に足がブレブレ！余計な体力を消費してしまいます。




見返りの松を過ぎ、仁王の松でもたまらず休憩。




仁王の松から15分ほど歩いたところで、アイゼン装着。
雪は少ないものの、その下の地面が凍っていて、傾斜によって結構滑るので早々に装着しました。




ただ曇り空で日差しは弱いものの、気温は上がってきているので、徐々に雪は緩んでくるでしょう。




8：25　前山到着
「き、きょうはここまでにしとこうかな？」
正直・・・・前山直前の急登があまりにもキツくて、
眼下に広がる大野の街並みに向かって、許しを乞うほどだったのですが・・・・




遠くそびえる神々しい姿の白山連峰から・・・・
「このくらいで、ナニ寝言いってんの？」
「かっこ悪るっ！、情けなっ！」
と、罵詈雑言を浴びせられてるような気がしたので・・・




再び、しぶしぶ歩き出しますが
それまで気配さえ感じることのなかった後続の爽やかハイカーさんに・・・
ぶち抜かれます！(;´д｀)
おっ、そのザックはOMMクラシックですか？ス、スマートですなぁ～




前山の直前と同じくらいキツい、標高1400ｍ手前の坂を登りきり



親水古道（中島コース）や志目木谷方面への分岐も通過します。
さすがに、そちらに向かうトレースはありませんでした。



さらに天竺坂を超えると一気に視界が開けます。




ただ、いつもの年なら雪の下に埋もれて、うな垂れてるハズの藪が、元気いっぱい（笑）




見通しが悪いことこの上ないのですが、ようやく藪越しに頂上の祠が見えてきました。




本来ならスノー・モンスターに変身しているハズの灌木や




天ぷら風エビのしっぽを付けた木々の間を抜けて





9：24　銀杏峰頂上　到着（標高：1440.7ｍ）
例年なら、前衛芸術のオブジェみたいに雪の装飾がなされる祠も、ベルセルク・ソードのように形を変える看板も
今年は、全く「素」のままで・・・逆にビックリ！




それでも、頂上からは御嶽山や




お隣の荒島岳越しに、槍ヶ岳～大キレット～穂高連峰を見ることができました。




ほかにも乗鞍岳や中央アルプスの山並みなども意外とくっきり見えたりして、もっと眺望を楽しんでいたかったのですが
なにせ、昼からは雪マークの予報が出ていましたので、早々に山頂を後にします。
登ってくる途中でぶち抜かれた爽やかハイカーさんは山頂にいらっしゃらなかったので、すでに極楽平のほうへ向かわれたようです。




去年周回した部子山（へこさん）方面の様子も見ておきたかったので、ワタクシも極楽平へ。




すぐさま、けっこう強力な灌木に行く手を阻まれますが・・・




すぐ脇に迂回のトレースを発見。先へ進みます。




希望の鐘への分岐で、奥へと続く、一人分の足跡発見！
一瞬、先行していったハイカーさんのものかと思いましたが、若干時間が経過しているようでした・・・・・
その時は、少ないとはいえトレースを外れるとガボりまくりの雪原に突っ込んでいく
物好きな人がいるもんやなぁ～くらいにしか思ってなかったのですが
コ、コレは・・・・前日この一帯をつむじ風のように闊歩したという・・・・なっきー軍曹の痕跡ではないでしょうか！？




瞑想の杜近くの案内板は、そこそこ埋まっています。




わざとトレースを外したスノーシューの跡も。
お気持ち、よ～く分かります。




積雪が多いときならば、このまま部子山へと続く、どこかの小惑星のような壮大な景色が広がるのですが・・・・




今年は、まだまだ藪の向こうです。




藪の開けたところから、部子山とそこまでの稜線ズーム・・・・
とても尾根伝いに行ける雰囲気ではありませんね。





トレースはここまで。
ここから、一気に小葉谷コースへ下っていきます。




小葉谷コースに入った途端、急激に雪の量が増える感じで、トレースというよりもまばらに足跡が続いています。




このくらいの積雪量ですと、スノーシューのほうが快適なのですが、なにせ傾斜が急なのでアイゼンのまま下ります。




尾根沿いに一直線に急降下するイメージです。
眼下に林道が見えてきました。




雪の下は、ガリッガリに凍っているところもあるので、
フカフカの雪に調子に乗って降りると、危険です。




まさに雪と岩のミックス攻撃！




あまりに急なとこは、細いロープを掴んで降りますが、
ロープに頼りきって片方の足で着地すると、その足がガボって大きく沈み、股裂きの刑となることも（笑）




鉱山跡の看板が見えたら、林道はもうすぐです。




10：29　一つめの林道と合流




数人分の足跡を追って林道を少し進み・・・




カーブミラーの先から、再び山道へ。




カーブミラーで自撮り。
ザックが・・・お、おもい（笑）




再び尾根道の下りとなりますが、傾斜はだいぶ緩くなって、雪も少なくなるので気分的にラクです。




アイゼンも外しましょう。



ナメコも見つけましたが・・・・秋とちがって、もうナメナメ感は無く・・・カサカサのナメコでした。




木葉谷コースにも水場があります。




10：49　小葉谷コース登山口到着
やっと小さな鳥居が見えてきました。




お正月らしく、鳥居にはしめ縄も。




そこから、駐車場のある「いこいの森」まで1時間ほどの林道歩きとなります。




林道には薄く雪が残っており、獣の足跡も多数残っています。




振り返ると、たった今降りてきた尾根筋が確認できます。




開けたところからは、別山や





白山が非常にクッキリ見渡せました。銀杏峰頂上よりもキレイに見えたかも。
これも後からヤマレコのレポで分かったのですが・・・・
前日には、ビール好きお仲間の中で、アスリート官房長官を務めてらっしゃるこーえーさんが
BCスキーによる白山御前峰、初詣登頂＆滑降を成功なさっておられました。（ス、スゴすぎる・・・！）





それにひきかえ・・・・スケートリンクと化した銀杏峰の林道で

ほひぃーーーっ！
死ぬぅーーーーっ！！！

と、転倒しまくってた自分が、同じお仲間として恥ずかしいです。(/ω＼)
で、でもココが今回の山行でイチバン危険なところだったかも（笑）





11：43　宝慶寺いこいの森駐車場戻り
なんとか、お天気が崩れるというお昼までに戻ってこれましたが、
めちゃめちゃ疲れました（泣）




結局お山では食事をしなかったので、帰り際
大野市内、開成中学校と大野高校の間にある田嶋屋さんで白身フライ＆味噌ラーメン定食を頂きます。
ここの白身フライと自家製タルタルソースは超絶品なので、
まだ食べたことのないハイカーさんは奥越山行の帰りに是非っ！






ぷはぁーーーっ！満足満足！！！

今日担いでいた仮想テン泊ザックよりパンパンになったお腹をさすりながら
お店を出ると、正面に銀杏峰の優しい稜線が浮かび上がっていました。


仮想テン泊装備とはいうものの

ラッセル無し、風雪少しという好コンデションにもかかわらず

かつてないほどヘロヘロになってしまいました。

このままでは、もっともっと積雪が増えるトップシーズンの雪山テン泊など、とてもできそうもありません。

満足してるバヤイぢゃねーぞ・・・


な、なんとかしなければっ！（焦）



そうだっ！

まず、帰りに「美山森林温泉　みらくる亭」で温泉に浸かって・・・

風呂上がりにビン牛乳でも飲んで・・・



ぼちぼち考えますか・・・・・(;´д｀)





さあ、ツギはどのお山にのぼロウか？





ちなみに、今日のログです。




前山でへこたれそうになったとき
白山連峰から聞こえてきた気がした、あの罵詈雑言・・・

ひょっとして・・・・アスリート官房長官・・・？？？？