2016.12.18 オッサン・リターン２ 六甲全山縦走（ソロ） デイハイク編

　摩耶山、ナンボのもんじゃ～～～いっ！
　
　夜明け間近の市ケ原で怪気炎をぶちあげたツギロウさん・・・・

　15時間切りなどとゆー図々しいにもほどがある（笑）オッサンの野望は、

　果たして現実となるのでしょうか？

　それとも・・・・・

　ナイトハイク編からの続きです。





ようやく長かったナイトハイクが終わりとなりそうです。
空が、うっすらと白んできました。




六甲全山縦走における、文字通り最大のヤマ場・・・摩耶山攻略！！！
このお山を登りきり、掬星台に辿り着くことができれば、全縦コースのほぼ半分を踏破できたことになります。
ヤマプラの画面の「677ｍ地点」が掬星台となりますので
ここに何時に到着できるかなのですが・・・・




学校林道分岐のあたりで太陽が昇ってきました。




木々の間から光が差し込み、一気に周囲がオレンジに染まります。



登りの合間の平坦な道は、貯金を増やす絶好のチャンス！

オール漕ぎ走法のピッチを上げ・・・・・て・・・・・

・・・・・・んっ！？

・・・・・・・んんんん！？？？？




アカ～ン、これっ！　

アカ～～～～～～ンッ！！！！


膝・・・・・痛ぇ～！




いままで快調に小走れてきたのに、
急に右ひざに痛みが・・・
しかも筋肉とか、足が攣ったりとかの痛みとは異質の、関節的な痛み。
多少走った5月の若狭ツーデーマーチや前回の京都一周トレイルでも感じなかった痛みです。

・・・・・・ちとヤバいかも（汗）




その後は、超スローペースに切り替え、平坦なところでもゆっくり歩いて様子を見ます・・・・。




幸い、走りさえしなければ、段差のある登りでもあまり痛まないことが分かってきたので、ひたすらスローに登っていきます。




摩耶山は、ずっと同じ傾斜の登りが続く訳ではなくて、けっこうアップダウンがありますので、
カラダにトラブルが無い時でも十分ツライのですが、膝が不安やとなおさらキツイです。






「溺れる者は、木の根もつかむ」
普段、しないことをして・・・・
調子に乗った・・・報いですな(;´д｀)




7：58　電波塔横通過　
なんとか登りきりましたが・・・・ヘロヘロです。




掬星台へと続く道には、今回の縦走で初めて見る雪が残っていました。




8：02　掬星台到着
貯金は38分に減ってしまいました。





自販機横のベンチで熱いコーンポタージュでも・・・と思いましたが・・・
一面、霜が降りて真っ白け。
しかも放射冷却現象で気温が低すぎるのか、人肌のぬくもり程度にしか温まっていません（泣）





少しでも日当たりの良い場所を求めて、展望台へ。




はぁ～極楽極楽。
以前見た、掬星台からの夜景も素晴らしかったですが




朝日に輝く神戸の街と海も、絶景でした。




気温は6℃と表示されていますが、体感的にはかなり寒く感じます。
厚手のフリースをパーカーの下に着込みました。




おおおっ、広場の大きな標識も新しくなってますね。





もう少し、まったりと休んでいたいところですが、あまり貯金を減らすわけにもいきません。
そろそろ、ツギへ向かいましょう。




山上道路は、けっこう凍結していますので、慎重に足を運びます。





8：27　オテル・ド・摩耶前通過
一年前はお世話になりました。ここも、とても素晴らしいお宿です。




アゴニー坂を下って、再び山上道路へ。




日陰は、なかなかの凍結っぷりです。




歩道もいたるところが凍ってます。
すっかり明るくなった時間帯だったのでまだ良かったですが
冬に、このエリアを夕方や早朝、そして夜歩く場合は相当気を付けた方が良さそうです。





8：48　神戸市立　自然の家前通過
ついつい小走りしたくなる道が続きますが、凍結も膝も心配なので歩きに徹します。





自然の家を通り過ぎてスグ、再び山道へ。
段差のある石段が続き、ここもナカナカのシンドさです。




サウスロードは去年からずっと通行止めのようです。




いつもは快適な、丁字が辻手前の木道も・・・・




ツルンツルンで、めちゃくちゃ滑ります！
こ、ここが、今回の縦走で一番危なかったかも（笑）





9：17　丁字ヶ辻通過




標識に「宝塚」の文字が目立つようになってきます。




さあ、ここまで来たら・・・・・




六甲全縦・・・心のオアシス！
いやいや・・・PROMISED LAND ～約束の地こと・・・・
藤原商店さんにお邪魔しなくちゃヽ(≧∀≦)ﾉ





おおおおおっ！ストーブが・・・・
暖かい！！！！(つД`)ノ





まるで自分のウチの台所に居るかのようにお湯を入れさせて頂き（笑）




まるで自分のウチの食卓に居るかのように、カップラーメンを頂きます！
はぁ～生き返った(´∀｀*；)ゞ
正直、もう寒い外に出ていくのが、すっかり厭になってしまいましたが・・・・






再び・・・・・
ON　THE　ROADへ・・・！




と、カッコ良く外へ飛び出してみたものの・・・




10：01　記念碑台前通過
暖まっていたお腹が、急に冷えたためか・・・・・
またまたまた・・・・無念のOPP！（泣）
記念碑台の個室に籠ってしまったため、まさかの5分借金生活に転落！！！





慌てて、神戸ゴルフ倶楽部へと向かいます。




今朝はグリーンに霜が降りてしまったためか、ゴルフ場はクローズのようです。
コースに人影は全くありません。




膝の痛みも治まってきたため、少しでもタイムを挽回するためにオール漕ぎ走法復活！





10：26　六甲ガーデンテラス到着
再び、6分の貯金生活に戻しました。




テラスはすっかりクリスマスの装い。
来週のクリスマスには、カップルで賑わうことでしょうね。





ガーデンテラス周辺には、けっこうな量の雪が残っています。
これから向かう、六甲最高峰までも、積もっていそうですねえ。




予想通り、これまでより残雪の量が増えてきました。
日陰の部分は凍っています。
これでは、走りたくても走れません。慎重に行きましょう。




縦走路と交差する車道はカラリと乾いているところが多いのですが・・・・





縦走路には凍った雪がこびり付いています。




石段が凍っているところはかなり危険！
前を行くハイカーさんも、おっかなびっくりで進んでいきます。





あまりにも滑るので、一時的に車道も歩きます。




六甲山の直前の縦走路は、日当たりがいいのか、ほとんど雪は残ってませんでした。





頂上へと続くコンクリートの道は使わず、東屋の横から伸びる細い直登りの道を使って山頂へ。




山頂手前の広場に出ます。




11：11　六甲山最高峰到着
雲一つない青空のもと、はるか遠くまで見渡せます。




おおおっ、貯金31分まで復活しました！




お昼近くになって、気温もだいぶ上がってきました。
ただ、頂上はかなり風がありますので、じっとしてるとすぐ体が冷えてしまいます。
そうそうに山頂を後にします。




11：16　一軒茶屋到着
宝塚まで最後の自販機となるので、水分を補充します。
スポドリの500ｍｌはありましたが、なぜかミネラルウォーターの500ｍｌが無かったので、仕方なく350ｍｌボトルで我慢。




鉢巻山トンネルを抜けて、東六甲縦走路への分岐点へ。




一軒茶屋から分岐点までは歩道が無いので、しばらく車道歩きとなります。




路肩に凍った雪がのこっているので、ここも暗くなると危険度が増しそうです。




11：28　東六甲縦走路分岐到着





「宝塚まで12ｋｍ」の看板・・・・・去年より、一層見にくくなってます（笑）





あの看板を見て、少し気が緩んだのか
東六甲縦走路に入った途端、右ひざの痛みがぶり返してきました。




今度は、普通に歩いていても痛むようになってきました。
どうも膝を曲げ伸ばしするときに痛みが増すようなので、
なるべく膝を動かさないように、いつもより長くセットしたトレッキングポールに体重を預けて登り降りします。





標識に「宝塚」の文字は、ずっと出ているものの、同じような山道が延々と続くため、気ばっかり焦ります。




ようやく、道の様子が変わってきました。
深くえぐれた、砂礫の道が現れると、塩尾寺はもう間近です。





13：32　塩尾寺通過
膝の痛みのぶり返しで、ペース上げられませんでしたが、六甲山からまったく休まなかったので
貯金は・・・・・・
いつの間にか44分まで、増えていましたヽ(´∀`)ﾉ




ここからゴールまでの約3ｋｍ、延々と急な舗装路の下り坂が続く、最後の試練が待っています。




ただ、今年は六甲山探検隊+の心優しい隊長さまにショートカットのルートを教えて頂いたので、そちらを通ってみるつもりです。




この見晴らしの良いヘアピンカーブを曲がり切ったところを、ガードレールの切れ目から下へ降りていきます。




かなりの急傾斜なので、これはこれで痛む膝にはキツイかも・・・




貯水槽の脇で一旦平坦になりますが、そこを過ぎると、本コース以上の急なコンクリートの下りが待ってます。
え～、とても足が持たないので、後ろ向きに歩きました(;´д｀)




坂を降りきると、塩尾寺休憩所広場の真上に出てきました。




一旦、本コースに合流して再び灯篭の先から、二番目のショートカット道に入ります。





ここも、なかなかの激下りで、膝にはガンガンきます（泣）




7～8分急坂を下り続けると、やっと最鞍部に辿り着きます。





ちなみにGPSの軌跡上、
赤色のラインが通常通行コース
黄緑色のラインが今回通ったショートカットコースです。
なるほど距離は相当短くなりそうですが、なにせ傾斜が急なので慎重に一歩一歩下りねばならず
今回のようにひざ痛の強い時は、無理せず通常ルートを降りてきた方が衝撃が少ないので、かえってラクかもしれません。




最終的に斜面に建つお家の脇を通らせて頂き・・・




通常コース（赤色）と川の手前で合流します。（ショートカットコースは黄緑色）




いやいや、ホントに辛い・・・。
で、でも、今年もまた、宝塚の地に戻ってこれたのが嬉しいっす。




後は、一直線に川沿いの道を下っていきます。
トレランの方にぶち抜かれますが、ワタクシも最後の力を振り絞り、オール漕ぎ走法を復活させますっ！




ゴールまでは、あともう少し！！！




県道188号線に出て、床屋さんの奥を右に曲がって・・・



五角形のゲートをくぐれば・・・・・





14：09　湯本台広場到着


ごおぉぉぉぉぉぉぉぉる！！！！

13時間47分。

・・・・ミッション・・・・達成ですっ　ヽ(≧∀≦)ﾉ




ゴールの後は、いつもどおり、すぐ近くのナチュールスパ宝塚で金泉銀泉を思いっきり浴びます（笑）




16：43　須磨浦公園駅戻り
阪急線の乗り継ぎに手間取り、少々遅くなってしまいました。




敦盛橋を渡って、お宿の駐車場に戻ります。







須磨浦公園には


優しい夕暮れが訪れていました。


そう、昨日と同じように・・・






さあ、ツギはどのお山にのぼロウか？





ちなみに今日のログです。





沿面距離　46.5ｋｍ

累積標高　3609.5ｍでした。


あつぷり師匠・・・・・
来秋は・・・・
〇鬼さんに会わずに済むよう・・・がんばります(;´д｀)