
台風の影響で、イマイチのお天気が続く中、雨の心配のいらない
ボルダリング・ジムに行ってきました。
そもそも
「ボルダリング」とは岩を登るスポーツ
「ロッククライミング」に分類され、その中でも人工物やハシゴを使わずカラダ一つで登る
「フリークライミング」のひとつとされています。
そして、
「フリークライミング」の中でも、ロープによる確保(ビレー)を使って高い岩や人工壁を登る「ロープクライミング」とは違って、ビレーが必要でない数メートルほどの低い自然岩や人工壁を
クライミング用シューズ(ロックシューズ)と汗止めの粉(チョークパウダー)だけを使って登る最もシンプルなスタイルが
「ボルダリング」なのだそうです。

以前から福井市内にジムがあることは知っていたのですが・・・・
一人で行くのは、チト心細いので、
ご近所さん1号にLINEしてみたところ
「ぼ、ぼるだりんぐぅ?よじのぼる???」と、?マークだらけのレスでしたが、とりあえず付き合ってくれるとのこと。
なんと、彼はこの日午前中、文殊山で重いテン泊ザックを担いで歩荷訓練を行っていたとのことで、かなり疲れていた様子でしたが
「北アルプスで役に立つかもよ」と誘い水を向けるとOKするあたり、1号もすっかり山男になってきましたなぁ~(ムフフフ)

ジムの名称は
ROCK SCAPE (ロックスケイプ)場所は福井市西開発。大願寺陸橋から少し北に入ったところにある大きな倉庫のような建物です。

建物の周りにある駐車場はそこそこ埋まっており、ジムのなかにも人影がたくさん。
結構やってる人多いのね・・・(チト緊張)

初回登録料
540円、1時間のビジターコース料
1,080円、シューズレンタル
330円、チョークレンタル
110円=
合計2,060円をお支払いして、注意事項やマナー・ルールについて書かれた施設利用規約に目を通し、
誓約書(基本的に、怪我や事故は自己責任)にサインすれば利用開始できます。

施設の利用は原則的に中学生以上の方が対象で、18歳未満は保護者の署名と承認印が必要となります。
ちなみにビジターが1日利用すると
2,160円。会員になると
1ヶ月8,640円で登り放題、18歳未満のユース会員は1
ヶ月6,480円と割引になる特典もあるようです。

ロックシューズなるものを初めて履いてみましたが
・・・薄くて・・・小っちゃい!まるで足袋を履いているかのような感触です。大きさも普段使ってる靴のサイズですと、足の指はぐいっと内側に折れ曲がってタイトさがハンパありません(泣)
ひとサイズ大きい靴に変えましたが・・・それでもツッパリ感がスゴイです。
ただ、ジムの方に聞きますと、そういう足のカタチになってないと、小さな突起物の上に立てないとのことで、それが普通なのだそうです。

滑り止めのチョークボールが入ったチョークホルダーもカラダに巻き付けます。
なんだか、いっちょまえのボルダラーになった気分です。

準備が出来たところで、いよいよ実戦です。
最初は、スタッフの方の説明に沿って、一番易しいところから始めます。
ちなみに、画面右に写っている竹の棒は、スタッフさんが手掛かりや足掛かりにする場所などを説明するための棒で
決して1号をぺシぺシ叩くための竹刀ではありません(笑)

一番上に設置されている手掛かり(
ホールドと呼ぶそうです)を
両手で3秒間ほど安定した状態で掴めたら成功です。
スタッフさんの優しい指導で、1号も無事成功!

壁にはたくさんのホールドが取り付けられていますが、どのホールドを掴んでもイイわけではなく、スタートに選んだホールドの下に付いている色テープと同じ色のホールドしか掴んではいけません。(足はどこ置いても自由)
この写真のようにオレンジの×印のホールドを選んだ場合は、同じ印のホールドを掴んでいきます。

緑のテープのホールドを選んだら、あくまで緑のテープのみです。そして最上部の緑テープのホールドを目指します。

テープの色によって難易度が分かるようになっていて、一番簡単なのはオレンジ色のテープが貼られた課題で、最高難度は赤色ということになります。

まずは、地面に対して壁の角度が90度以下の比較的緩い斜面(スラブ)の壁やウォームアップ用の100度の壁で練習しますが、慣れてくると物足りなくなってきて・・・・

角度のより強い壁に挑戦してみたりしましたが・・・・・

言葉通り、
手も足も出ず・・・・落下!角度が強くなった途端、まったく自分の体重を支え切れません!
また、やみくもに登り始めてから、ツギはどのホールドかな?などと捜したり、悩んでいたりするとぶら下がったままの時間が長くなり余計に疲れが溜まります。登る前に、よーく壁を見て、じっくり頭の中でシュミレーションしてから登り始めないとうまくいきません。
でも、逆に
パズルを解くような面白さも感じます。
まぁ・・・・いっちょまえのこと言ってますけど、結局スラブ壁ばかり登ってましたが(笑)

見るからに上級者っぽいお兄さんは、
140度近くあるんぢゃないかというエビぞった斜面でもコウモリのようにぶら下がって登っていきます。ただ、私たちのように、ほとんど腕に頼って登っているのではなくて、足全体、体全体を壁に張り巡らすような動きで登っておられます。たしかに筋骨隆々なボディなのですが、それだけではないテクニカルな奥の深さも垣間見えました。

1時間の体験コースなんて短いかなと思っていましたが・・・
と、とんでもないっ!
40分ぐらいで
腕パンパン(笑)もちろん足の筋肉も使いますが、腹筋もかなり使いますね~
フィットネスクラブでの単調なトレーニングに飽きてきたなんていう人にも良さそうです。
我々山のぼらーにとっても、垂直に近い場所や狭い足場でのカラダの安定のさせ方とか、三点支持とかを
手軽に、何度でも試せるので、とてもイイと思います。単純に面白いですしね。
家に帰ってから、ボルダリングのことを少し調べていたら、こんな言葉に出会いました。
ある著名なクライマーの言葉
「皆に等しく、登る権利があるのではない。」
「皆に等しく、登るための努力をする権利があるのだ。」・・・ツ、ツギは1時間以上ガンバってみます(;´д`)
さあ、ツギはどの山にのぼロウか?
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