2016.6.26 天女たちのララバイ 銀杏峰（ソロ）

不安定なお天気が続く梅雨の真っ只中、銀杏峰（げなんぽ：標高1440.7ｍ）に行って参りました。
もちろんお目当ては・・・・アノお花です。




でもホントは、今日は別山～三ノ峰あたりをウロウロするつもりで早起きしたんですよ。
お天気ナビゲーターの予報を起きぬけにチェックすると・・・・
おおっ、朝方は小雨模様で10時くらいから快晴となっ！？
さっ、行こう・・・市ノ瀬へ！




5：32　市ノ瀬ビジターセンター前到着
小雨程度の予報でしたが・・・・けっこう激しいぢゃないですか・・・・




再度、お天気ナビゲーターを確認すると・・・ハンパなく注警報がでてますなぁ～（泣）





なにやら怪しげな雷雲も近づいてきているようですし・・・・・

・・・・別山～三ノ峰・・・・パスっす！



結局、キレイなおトイレだけを拝借して、市ノ瀬を後に致しました。ありがとうございました（笑）




来た道をトボトボ戻ります。
再度、降水マップを見てみると・・・白山方面は大変な状況・・・行かなくてよかった（汗）
マップで比較的降水量が少ない、大野方面へ向かいます。



ここ最近、としパパさんやなっきーさんが登られている銀杏峰の予報を調べてみると・・・
おっ、いいぢゃないですか！10時頃から回復しそうな雰囲気。




このまま、すぐに登山口に向かうのは、チト時間が早いので・・・登山口のある宝慶寺方面への曲がり角、「篠座東」交差点の裏手にある奥越ふれあい公園の駐車場で、寝ましょう。・・・・朝も早かったし。
「果報は寝て待て」です！




8時過ぎに目覚めてみると、雨雲はだいぶ北の方に移動したようです。




9：15　宝慶寺いこいの森到着




ちょうど太陽が顔を覗かせ、青空も広がってきました。
むふふふっ、目論見どおりです！



登山口にはすでに多くの車が停まっていました。皆さんやはりアノお花狙いなんでしょうね～




9：31　山のぼり開始
ワタクシは名松新道から小葉谷へ周回する予定ですが、今日は林道を車で直進し、小葉谷登山口から登られる方も多いようです。




赤土ながら水はけがいいのか、先ほどまでの雨の影響も無く、とても歩きやすいです。




気温は20℃　日が差すと蒸し暑さを感じるほどです。




9：51　水場到着
水量も豊富で、とても美味しい！毎回ここのお水を頂くことは、銀杏峰での大きな楽しみです。





ただ、良かったのは・・・・ここまで・・・・
樹林帯の中にもかかわらず、辺りを濡らす大粒の雨が落ちてきました。
たまらずレインウェアに着替えます。




10：21　仁王の松通過
やや小降りになったので、レインウェアを上着だけ脱ぎます。
この後も、降雨の強弱に合わせて、何度か脱着を繰り返しました。




今一つ気分が盛り上がって来ませんが、辺りに群生するササユリの甘い香りには、ずいぶんと救われました。




10：56　前山到着





お天気は回復するどころか、雨は激しさを増し、濃いガスも立ち込めてきました。




登山道も、ぬかるみが目立つようになってきています。




藪ヤブな中島コースとの合流点を過ぎ



天竺坂へ。




木の下のお地蔵さまを過ぎれば、頂上はすぐそこです。





11：42　銀杏峰　山頂到着（標高1,441m）
予報では「快晴」に向かっているハズだったのですが・・・・ガスガスで何も見えません（泣）
で、でも・・・いいのです。今日はアノお花に逢うためにやってきたんですから・・・。




ただ、キレイなお花畑は広がっているものの、目的のお花は見当たりません？？？




アザミ（薊）や



ニッコウキスゲ（日光黄萓）が咲いています。
ガスガスの中で、ひと際鮮やかな姿を見つけると、お目当ての花を忘れてしまいそうですね。




ハクサンフウロ（白山風露）はこれからでしょうか。




かなり広尾根周辺を歩き回りましたが、目的のお花は見当たりません。
幸福の鐘でも撞いて、ラックを呼び込まねば・・・・




何人かのハイカーさんともすれ違ったのですが・・・・
そのうちのお一人からお声をかけて頂きました。

「あの、間違ってたらごめんなさいね。ブログされてる方じゃありません？」
「・・・ツギロウ・・・さん？」

前回の白山釈迦岳に続いて、すれ違ったハイカーさんにお声を掛けて頂いたので
ついにワタクシも芸能人並みに売れて来たのかと感慨に耽っていますと・・・



初めて南竜でテン泊をした帰りに、別当出合からのバスの中でいろいろお話しをさせてもらったyamazakuraさんでした。
その後も拙ブログにコメントを頂いたりしていたものの、お会いするのは約2年ぶり！お互いびっくりするやら、懐かしいやら・・・！
そのうち話がアノお花のことになり、咲いている所の近くまで案内して下さるとのこと！
幸福の鐘が、願いを叶えてくれたようです。




yamazakuraさんに教えて頂いた場所には・・・・
オオヤマレンゲ（大山蓮華）
別名　天女の花



まさに、天女の羽衣を纏ったような美しさです。
清楚な羽衣の奥に隠された御尊顔は、是非皆さんもその目でお確かめになって下さい。




より白さが際立つ蕾も、あちこちに残っていましたので、まだしばらくは天女達の競演が続きそうです。




しばし時間を忘れて、天女花を堪能したあとは・・・小葉谷コースへと向かいます。




ロープ場も沢山ある、かなりの急坂ですが、




登山道脇には、コバイケイソウ（小梅蕙草）や




ヤマボウシ（山法師）とヤマツツジ（山躑躅）の競演も。




途中からは、先行して下山しておられたyamazakuraさんに追いつき、お話しさせて頂きながら降りていきます。




スタンドツリーのようなイチヤクソウ（一薬草）も教えてもらいました。




お話しを伺っていると、劔、穂高はもちろんのこと、北アルプスにある数々の超難関キレットや水平歩道も踏破されたとのこと！
まったくワタクシなんぞは及びもつかないジャンヌ・ダルク様でした。




14：33　小葉谷コース登山口到着




他にも、おススメの縦走コースなども教えてもらいながらの下山でしたので、あっという間でした。






ふと、振り返ると、

やっと今頃になって・・・

青空が広がり始めました。



お別れ際に、「オオヤマレンゲ、見れてよかったね」と言って頂きましたが・・・・

それよりも、「ヤマザクラ」というお花に出逢えたことのほうが嬉しかったです。



またいつか、どこかのお山で・・・・



さあ、ツギはどの山にのぼロウか？





ちなみに今日のログです。



だいぶ頂上付近をウロウロしていたので・・・
・・・げなんぽ・・・・変なカタチになっちゃいました（笑）