2016.5.5 新緑と、静かなるギャラリー 越知山～六所山（ソロ）

昨年の４月頃、リンクさせて頂いているあつぷりさんが編み出した・・・越知山トレーニングコース・・・略して越知トレ
「素晴らしいコースですね～」
「大変魅力的なので、是非パクらせて頂きます。」などとコメントしながら・・・はや一年！

・・・月日の経つのは、早いものですな・・・・ほっほっほっ（遠い目）



とゆーわけで、やってまいりました。越知山（標高612.8ｍ）
登山口近くの駐車スペースに、先着は一台のみ。



先日、見事に敗退した燕岳・燕山荘で購入した、ライムのENZANSOU　Tシャツを身に纏い
里山でリベンジを果たします。周りの皆さんが今年の初登頂を、続々と果たしている白山方面も魅力的だったのですが・・・




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（5/5朝のお天気ナビゲーターの白山方面の予報画面）
なにせ今日も、燕岳を上回る暴風のようなので、無理せず里山でしっかりトレーニングをしましょう。




7：37　山のぼり開始
六所山までは初めてなので、少し早めに登り始めました。




ウマノアシガタ（馬の足形）や




シャガ（射干）など、この時期の主役がお出迎えしてくれました。




今年は当たり年といわれるタケノコ君たちもあちこちから顔を出しています。
これは、もう、子供というよりも、思春期真っ盛りくらいかな？可愛さが無くなって来てます（笑）




あたりには、タケノコを食い散らかした残骸なんかも残ってます。どなたの仕業かは分かりませんが、念のため火薬銃スタンバイっす。




今回から里山用に導入したスポルティバ・トランゴ・TRK。今までのアディダスのトレッキングシューズは片足390ｇほどと、とても軽くて山のぼりを始めたころからずっと愛用していたのですが、ずいぶんくたびれてしまいましたので新調しました。




このスポルティバは片足580ｇと、やや重くなっているのですが、ビブラムソールやフレックスシステムで、いままで不安のあったグリップ力やフイット感をカバーしてくれています。なによりも、ライムイエローと黒のコンビネーションがかっちょイイ（笑）
もちろんイタリア製の上位グレードのような仕上がりの良さは望めませんが、里山歩きには十分かと思われます。





麓の杉林と竹林地帯を抜けていきます。




二合目の先で、古道と林道に分かれますが・・・前回古道を通って時間がかかる割にはイマイチだったので・・・・林道に逃げます（笑）




林道の両脇にはタニウツギ（谷空木）や





セリ科のお花・・・・似たお花が多くてまったくわかりません（泣）・・・・が咲き乱れています。




8：36　独鈷水到着




麓は１７℃あり、けっこう暑いくらいだったのですが、標高が上がってくるにつれ風も強くなってきたので、日陰では肌寒いときもあります。




新緑のブナ林が美しい！




9：09　越知神社到着
他のハイカーさんや参拝者の姿は無し。



八重桜の散る境内を通って、奥ノ院に向かいます。




9：16　越知山山頂　奥ノ院到着（標高612.8ｍ）




今回は、いつものSOYJOYではなく、フツーのお菓子を行動食代わりに使ってみます。
美味しくて食べすぎちゃうのと、ビールが欲しくなるので、お山では微妙かも。




しばらく休憩して体を止めていたら、急に寒くなってきたので薄手のパーカーを羽織ります。
気温も１３℃まで下がってきていました。




境内に戻り、花立峠方面へ向かいます。





数日前に開山祭が行われたようですね。





　
殿池前のおトイレは使用OKでした。いままで開いているのを見たことがなかったんですが
今回はありがたく利用させて頂きました。
とてもキレイなおトイレで、これなら今後も安心してOPP対策を敢行できます。




トイレ脇の案内板によると、六所山から越前海岸に下りる道もあるようなので、自分だけの里山トレイルを見つけるのも楽しいかもしれません。





9：36　越知無線中継所通過
このあたりから登山道脇に・・・


　
真新しいお地蔵さまが・・・・100ｍおきぐらいに設置されていました。


　
台座には数字が彫られています。四→五→六と越知神社から離れるにつれお地蔵さまの数字が増えていきます。
昔、参詣が盛んだった頃、この登山道には一丁（約109ｍ）ごとにお地蔵さまが置かれ、参詣者が到着時間と残距離を知る目安となっていたそうですので、どうやら地元の方がそれを復活させたようですね～





9：40　展望台到着



　
展望台に登って、設置されている方位盤と実際の景色を見比べて見ると・・・・んっ！？




六所山・・・まさか左奥の稜線のお山ぢゃあるめぇな・・・だとしたら・・・めちゃくちゃ遠いんですけど！




少しばかりの不安を抱えて再び歩き出しますが、いつしか新緑のブナロードに心奪われておりました。




また、お地蔵さまの台座には数字番号だけでなく、寄進者の方が選んだと思われる言葉も彫り込まれていて、それを見て行くだけでも面白いです。
「除災招福」・・・・たしかに・・・・




「忘己利他」・・・・う～む、深い。




「家内安全」・・・・・やっぱ、コレが一番かも（笑）




10：03　花立峠到着
お地蔵さまに書かれている言葉を覗きながら歩いて来たら、あっという間に着いてしまいました。
なるほど、これなら山道の参道歩きも辛さが紛れますね～




ここにも、キレイなバイオトイレが完備されています。安心です。




さあ、標識に従って、六所山へ！
ここから先は歩いたことがないので、ワクワクです。




このあたりの登山道はとても整備されています。



あっ、　旧朝日町の新月亭さんだっ！
このお店は、おろし蕎麦もおろしうどんも美味しいんですよ（笑）

このお地蔵さまが何番まであるのか？
そして何処まで置かれているのか？？
他にどんな言葉が彫り込まれているのか？？？

・・・それは・・・・実際に行ってみて確かめてみてくださいね。






旧花立峠から奥はあまり歩く人が少ないのか・・・踏み固められておらず、結構フカフカな感触です。




10：24　雀ヶ峠通過





すぐそばには、小六所山を望める場所があります。
・・・・・結構下ってからの・・・・登り返しなのね・・・・




下り降りる途中、六所山を望めるところもあります。




・・・・ず、ず、ずいぶん・・・遠いぢゃないの・・・・・





最鞍部を過ぎると、そこから登り返しが始まります。
こ、ここからが、結構・・・・・辛いっす。
もう少しラクな、尾根道歩きを期待していたのですが・・・・地図の等高線は・・・やはり裏切りませんでした（笑）




10：40　小六所山山頂到着（標高642ｍ）




なかなかの登りでしたので、ちょっと長めの休憩を取りましょう。




たまらず、ドーピング剤を摂取。





さあ！最後のひと踏ん張りです。藪道ですが、気にせず進みましょう。




ツギロウ・・・目に頼ってはイカン・・・・・心で感じるのぢゃ・・・・




そうぢゃ・・・イワカガミも応援してくれておるぞい・・・




藪、森を抜けると、一旦林道に合流します。




再び山道へ。




再び林道へ。




ふ、ふ、再び山道へ！




11：17　六所山頂上到着（標高698.3ｍ）




小川登山口からは３時間４０分ほどかかりました。




無事、六所山まで来れたことに感謝です。




山頂広場には先着のハイカーさんがお一人。越前市のお方らしく、同じ小川登山口から登って来られたそうです。
何度もこのルートは歩かれているそうで、風の強い今日のような日には重宝しているとおっしゃってました。




食事の間はカラダをあまり動かさないので、パーカーを再び羽織ります。




定番のカップラーメン＆おにぎりです。




先着のハイカーさんはお食事が済むと、一足先に戻られました。
とても気さくな方で、いろいろ話をして頂き、ありがとうございました。




山頂の祠には、記帳ノートが備え付けられています。




ノートは濡れないようにZIPLOCの袋に入れられています。
素晴らしいコース・眺望と、整備されている地元の方々に感謝して記帳させて頂きました。






先着のハイカーさんが帰られた後は、後続の方もなく、山頂広場は独り占めです。




11：59　下山開始
充分休みましたので、ヒオドシチョウに見送られながら、小川登山口を目指します。




遠くに望む、日本海・敦賀湾の青さと新緑のコントラストが美しいです。





12：22　小六所山戻り




12：54　花立峠戻り




13：19　越知神社戻り




境内では、グループ登山の皆さんが休憩中でした。




13：47　独鈷水戻り




せっかくなので水場まで降りて、湧き水を頂きましょう。




帰りは古道を通って戻ります。




二合目付近に合流。




杉林と竹林を抜けると・・・麓の駐車スペースが見えてきました。ずいぶん朝より車が増えています。




14；40　小川登山口戻り






新緑と静かなるギャラリーに見守られながらの素晴らしいコースでした。

是非、一度足をお運びください。

よ～く目をこらしていただけると、

ワタクシが寄進した、

こんなお地蔵さまが

見つかるかも？



・・・・・・・ウソです。ごめんなさい（笑）




ちなみに今日のログです。





現代の泰澄大師ことAP隊長への深い感謝は・・・ホントですよ。