2016.4.16 ふたつめの熊鈴 吉野ヶ岳（ソロ）

今日は朝から用事が重なってお山は無理かと思っていたのですが、午後からすこしだけ時間ができました。
5月に参戦予定の若狭ツーデーマーチに備えて、少しでも舗装路の坂道歩きに慣れておきたいので、アスファルトの林道で途中までのぼれる吉野ヶ岳（よしのがだけ：標高547ｍ）にやってまいりました。






上吉野の集落奥から登る、本来の参道を使わず、舗装されている森林基幹道「大仏線」を使って登ります。





15:05 　山のぼり開始
すっかり遅い時間になってしまいましたが、アクセスも良く、手軽に登れる吉野ヶ岳は大変ありがたいです。
知り合いのムツギロウ先生が、吉野ヶ岳人気復活委員会　福井支部長を務めていらっしゃいますので、ワタシももっと頻繁に来なくてはいけないのですが・・・・




今日は、これだけの荷物を持って行きます。
突然襲ってくるOPP（おなか・ぴー・ぴー）に備えて、トイレットペーパーとEMシェルターは外せませんし、ガチャピン・ムックの赤袋に入っている緊急お薬セットはいつもザックの中に忍ばせています。まっ、どちらも本格的に使ったことはいままで、幸いにも無いんですけど。




そしてそれを包み込むのが・・・「ヒマラヤでもウラヤマでも」のキャッチフレーズで有名な・・・
ARAI　TENT社製の超軽量ザック　RAIPEN　RAIZ　PACK20です。




190ｇという軽量ながら、20Lの容量。雨蓋やアジャスターベルトを装備し、背中にはウレタンやハイドレーションパックも入れられるポケットも付いています。
素材は同社のテント、エアライズシリーズのフライシートに使われている30ｄｎリップストップナイロンで作られており、強度が求められるボトム部分には210ｄｎナイロンを採用しています。



また、使わないときは雨蓋の中に本体を収納できるポケッタブル対応です。去年の北アルプス縦走時にアタックザックとして購入したのですが、若狭ツーデーマーチでも使えそうなので久しぶりに使ってみることにします。




クマさんの多いエリアでもありますし、トレッキングポールを１本だけ、護身用に。
先週のふくいSATOYAMAトレイル越前古道コースのように、凶悪なオロチが現れないともかぎりませんしね。




イカリソウ（錨草）




とても可憐なお花ですが・・・？？？？？
スミレとカキドオシのあいのこみたいな・・・でもどちらとも違うような・・・？

後日、ブロ友のやまびこさんより
キランソウ（金瘡小草）というお花であることを教えて頂きました。
ほんとうにありがとうございました。



ムシカリ（虫狩）はまだ時間がかかりそうです。




この道は、ハイカーさんというより、山菜取りの方が多いようです。
何がとれるのかお聞きすると、ニコニコと「ゼンマイよ」とおっしゃってました。大漁のようです（笑）




お花だけでなく、木々の若葉がとても美しいです。




開けた場所からは福井市内が見渡せます。正面に見える八幡山。その後方には兎越山が連なっています。




ヒメオドリコソウ（姫踊り子草）
沿道のお花は続いていきます。場所や標高や日当たりにもよるんでしょうが、主役が次々と交代していきます。




カキドオシ（垣通し）




シャガ（射干）
カキドオシもシャガも、見るといつもウミウシ君を思い出してしまいます。



ヤブイチゴ（藪苺）





ヤマブキ（山吹）





15：47　　参道との合流点手前の駐車スペース到着
毎年４月１８日に催される例祭の日には、ここまで車で来て、登られる方も多いようです。




15：48　参道第二登山口到着　




参道は丸太で仕切られた階段のようになっていて、とても歩きやすいです。




16：01　蔵王大権現到着
途中、毎日登山と思しき地元の方とすれ違いましたが、境内にはどなたもいらっしゃいませんでした。





お賽銭箱の横に、「蔵王大権現お札」と書かれたプラBOXが置かれています。




中には記帳簿とお札が置かれています。




一人一枚頂ける立派なお札が入っていました。ありがたく頂きます。
蔵王権現は究極不滅の真理を体現し、あらゆるものを司る王。
左足の踏みつけで地下の悪魔を押さえつけ、右足の蹴り上げで天地間の悪魔を払っている姿をあらわしているといわれています。

どうか、九州の地で、いまだくすぶり続ける地下の悪魔を御鎮め下さい。



一刻も早く余震が治まり、平安な日々を取り戻されることを心より祈っております。





16：09　吉野ヶ岳　頂上到着（標高547ｍ）




今回担いできたアタックザック。すこし走ってみたりしましたが、思ったほどバタつくことも無く、十分ツーデーマーチにも使えそうでした。






頂上の木々は以前よりさらに切り払われて、すごく眺望がよくなった気がします。




頂上の桜も葉桜に移り始めています。
風も冷たくなってきました。そろそろ降りましょう。





帰りは林道から本来の登山道に入ります。




竹林と杉林を抜け




16：35　蔵王権現参道入口戻り




大きな御神木が見下ろしています。
いつ来ても、この一帯はとくに凛とした空気が流れています。




麓の上吉野の集落内を通って、車を置いた場所まで戻ります。





バス停横の掲示板には・・・・





祭礼の日の案内が掲げられていました。
あさっては、いつもは静かなこの吉野集落が、賑やかしくなることでしょう。




集落を抜けて



大仏線の始点へ。




16：52　林道始点戻り




帰り道、次郎丸町にある「岡の泉」へ寄りました。




地元の方々のご厚意で、誰もがこの泉の恩恵を受けることができます。







泉の奥から

清冽な水が、

尽きることなく湧き出していました。





さあ、ツギはどの山にのぼロウか？





ちなみに、今日のログです。




静かなプチ周回コースですが、林道は車やオフロードバイクがたまに走ってきますので気を付けてください。