2016.3.26 一年越しのランチへ 文殊山・四方谷コースから周回（ソロ）

風はまだ冷たいものの、春らしいお天気となった土曜日の午後、文殊山へ行ってきました。
ホントは遠征でもしたかったのですが、この週末は用事が立て込んでいて、残念ながら半日の山行です。
リンクさせて頂いているブロ友の皆さんのレポには、春の妖精たち（スプリング・エフェメラル）の可憐な姿が・・・・
は、はやくこの目で見たいっ！




焦る気持ちを抑えて、花の谷こと・・・四方谷コース登山口へ
去年のちょうど今頃、同じこの登山口から春の花会席ランチを楽しんだのですが・・・・
どうしても、いただくことが出来なかった一品がありました。

一年越しのランチ・・・果たして、そのメニューはいかに！？




12：00　登山口手前駐車スペース到着
集落のはずれに、４台ほどは停めれそうなスペースがあります。
長T短T＆サポータタイツ＆短パンの初夏スタイルで飛び出しましたが・・・
ちと、肌寒いっす！




駐車場からお迎えしてくれたのは、オオイヌノフグリや



ハコベ（繁縷）。
小さな小さな花たちが、精一杯お出迎えしてくれました。
決してレアものではありませんが、大好きなお花です。




おおお！？　お店の入口は改修中（笑）
どうやら大掛かりな堰堤工事が行われているようです。



迂回ルートへの案内板がありました。
日付は昨日までの案内になってますが・・・現場はまだまだかかりそうな雰囲気です。




さすがにもう熊さんもお目覚めになってらっしゃるでしょうから、注意が必要です。
冬の間は出番のなかった熊鈴と100均火薬銃はしっかりスタンバっています。




100均のおもちゃとは思えない、精密で重厚な仕上げ（笑）
いままで何度かヤヴァイところを助けられてます。今日もよろしく！




ネコノメソウ（猫の目草）が林道まわりの至る所に咲いています。




正面の古い堰堤を迂回して林道は続いていきます。




お店の中に入ると、ちょっとしたサプライズ！
去年、キクザキイチゲ（菊咲一華）が群生していた場所は、ニリンソウ（二輪草）に入れ替わっていていました。




日陰にはヤマルリソウ（山瑠璃草）
お店の奥に進むごとに、いろんなメニューが現れるので、なかなか前に進めません（笑）




やがて林道は二手に分かれます。「文殊山→」の標識に従い右に進みます。




林道からですと、堰堤工事の現場がよく見えます。




林道の途中から登山道に取り付きます。




そこそこ急な斜面もありますが、疑似木の階段が設置されており概ね歩きやすいルートです。




12：44　奥の院から橋立山へ向かう稜線に合流
まずは、橋立山へ。



12：50　橋立山到着（標高261.3ｍ）




トレランの方が酒清水の方に降りて行かれました。
今年は縦走していないので、酒清水から折り返地点の名物、乳酸クリーム坂はまだ、味わっていません（笑）




登山道脇のカタクリはまだ蕾か、葉っぱだけの株がほとんどです。このあたりでは、まだちょっと開花は先のようですね。




代わりに、オウレン（黄連）はもう終盤の気配。




13：22　奥文殊のヌシにご挨拶





そろそろ小腹が空いてきたので、麓のコンビニで購入した花見団子をいただきます！
えっ？そうですそうです。このお店は持ち込みもOKなんですよ（笑）
この花見団子、よもぎと白は粒あん。紅はこしあんが楽しめ、白には桜の花の塩漬けがのっかっているという凝りようで
とてもコンビニのお団子とは思えない仕上がりになっています。お味も素晴らしく・・サークルKのCherie Dolce・・・侮れません！




ヒオドシチョウ（緋縅蝶）も飛んできました。翅の傷み具合からすると、冬をがんばって越した個体でしょうか。だとすると、これから産卵という大事な仕事が残っています。戦国時代の武具「緋縅」からその名前がついたそうです。




気温は13℃　北風がけっこう強いので、気温の割に寒く感じます。




13：40　奥の院通過




13：47　南井コース分岐通過
さっきのお団子でお腹いっぱいになってしまったので休憩なしで進みます。



以前は無かった、ふくい里山トレイルの標識。
去年の秋に歩いた朝倉トレイルも戦国ロマンを味わえるルートでしたが、
そちらと繋がって壮大な市内周遊コースが整備されるとしたら・・・スゴイ楽しみですね！




13：55　大文殊到着
ちょっと時間が遅めなので、風裏の特等席以外は人影はまばらです。




白山方面も・・・・やや曇りがちです。




おおおっ！来年は泰澄大師様が開山（717年）されて1300年の節目なのですね。
白山開山も同じ年ですので、石川・福井の両県で盛り上がりそうですね。




さ、さらにご住職の直筆（？）のお品書きが・・・・
もう、そろそろオーダーストップのメニューも！
や、やばい、今年もおあずけなのか・・・・



大文殊からピストンしようかとも思いましたが、ちと物足りないので、前から気になっていたあるルートを使ってみることに。
そのまま小文殊へと向かいます。




展望台からの大群生地では、けっこうカタクリ（片栗）が咲き始めています。




なにやら白い個体もあって、たいそう珍しいようです。
目を皿のようにして探してみますが・・・・
出会いはかないませんでした（涙）




14:13 小文殊到着






小文殊広場のコブシ（辛夷）のつぼみもかなり大きくなっています。




ここから、西袋・大正寺コースへ降りていきます。




登山道には、ヤマザクラ（山桜）が張り出していました。





14：00を過ぎたあたりから急激に寒くなってきました。薄手のパーカーを一枚羽織ります。





おおっ！？　噂の白カタクリ、めっけ！？
いえいえ、イカリソウ（錨草）でした。
でも、カタクリに負けないくらい可憐です。




鉄塔のあたりは視界が開けます。




登り始めた四方谷集落は一番奥に見えます。




鉄塔を過ぎると、急な下り坂となり、一気に西袋コースとの分岐に下り降ります。
左に曲がると（赤いコース）、以前歩いた西袋コースへ続きます。
ただ、今日は大正寺コース方面（黄色のコース）へ。





分岐点では、お地蔵さまが見守ってくれています。




14：32　気になっていた林道へ進む
だいぶ以前のよっし～師匠のレポで、この林道を使って南井コースや四方谷コースまで戻れることが紹介されていたような覚えがあったので、今日はこの道を通ってみることにしました。




林道は、現在はほとんど使われていない様子で・・・・
落石跡アリの・・・・




落切り株アリの・・・・




真新しい獣の足跡アリの・・・・
なかなか、あどべんちゃぁ～な道です。





道は荒れていましても、
瓦礫のわずかな隙間に、スミレ（菫）の群生や





お団子のようなお花も・・・・・




初めて見るお花で、全然名前もわからなかったのですが、家に帰って調べてみると・・・・
ミツマタ（三椏）というお花でした。
枝先が必ず三つに分かれることから、その名がついたそうです。そして皮は和紙の大事な原料になるそうです。

・・・・ミツマタですか・・・・そんな名前のお山もありましたなぁ・・・・・






この林道で唯一、すれ違ったハイカーさんたち。お互いちょっとビックリです。




15：05　南井コースを横切る




GPSで位置関係を確認。




この先は最近車が通ったような跡がありました。




ただ依然として、ごく最近落ちてきたような大きな岩も散財していますので、注意が必要です。




15：25　四方谷コース合流点戻り









車を停めたとこまでもう少しです。





15：35　麓の駐車スペース戻り
素晴らしいランチのお礼に、ささやかながらナニかの種子を運ばせて頂きました（笑）



えっ？　一年越しの一品ですか？





それは・・・・ヒロハノアマナ（広葉の甘菜）



至極の一品でございました。





さあ、ツギはどの山にのぼロウか？





ちなみに今日のログです。
この道を使うと、周回のバリエーションが増えそうですね。




林道はアップダウンもほとんど無いっすよ（笑）