2015.11.1 ちいさなちいさな旅 文殊山 大村・楞厳寺コース～西袋コース（ソロ）

・・・・歯が痛いっす。

どうもここんとこ一気に寒くなったので、軽い風邪をひいたのかも知れません。疲れが溜まったり、体調が悪くなると、たいてい歯も痛み出します。歯というよりも歯茎ですね。パンパンに腫れているので食事もままなりません。免疫力が落ちて、口内の雑菌クン達がここぞとばかり大暴れしている感じです。しかもせっかくの晴天の休日なのに、午前中にはブルーな用事も舞い込んできたりして・・・悪い時には悪いことが重なるもんです（泣）




こんなときは、近くのありがた～いお山で気持ちを入れ替えましょう。
久しぶりに文殊山にやってきました。大村・楞厳寺コースから登ります。


　
登山口のある楞厳寺の観音堂には、カラフルで分かりやすいマップや文殊山の豆知識が記されたパンフが用意されています。
ありがたいっす！



さらに、「右も左も無料」
ますますありがたいっす（笑）



さらに、クマさんのご尊顔入りの出没注意書き。
ますますます、ありがたいっす。



さらにさらにありがたいことに、クマ鈴忘れた方に、貸し出してくださる・・・・！？

「何十個準備しても、持ち帰るため、もう準備しません。」

とっても残念です。ワタシも以前クマ鈴を忘れてきてしまったとき、お借りして大変ありがたかったのですが・・・・
ちゃんと返す人が少ないのでは仕方ありませんね。
下山した安心感で、ついザックに着けたまま持ち帰ってしまうのかもしれませんが、家に帰ったら気づくハズです。
返しにこれるハズです。まして借りたものをそのままザックに付けて他の山に登っているとしたら・・・・
鈴が鳴るたびに胸が痛まないのでしょうか？



13：16　山のぼり開始
歯医者さんでもらった痛み止めを飲んでいるので、なんとなくボンヤリしています。こんな日はムリせず、ゆっくりゆっくり登りましょう。


駐車場では19℃くらいでしたが、山に入ってしばらく歩くと、ヒンヤリしてきます。気温は16℃です。



登山道脇の木々に文殊山俳句賞の作品が掲げられているのですが、どれも秀逸でいつも感心しながら登っています。




お天気のよい日曜の午後だけあって、下山される方とけっこうすれ違います。



いつもは下りのときに使う近道ですが、今日は登りで使っちゃいましょう。



近道といえども、踏み跡は明瞭で本道と変わらない感覚で通ることが出来ます。



楓の種子も来たるべきブーメラン飛行に備え、着々と準備を整えているようです。



13：37　ツチノコ坂通過





大村・楞厳寺コースは雨の後でも、あまりぐちゃぐちゃにならず歩きやすいところがイイですね。
このあたりから、徐々に落葉も増えてきました。



本格的に色づくのは来週ぐらいからでしょうか？



日の当たる場所や、木々の種類によっては、紅葉が進んでいるところもあります。



楓系はやはり早いようですね。とても赤く染まっています。




13：53　七曲り合流点通過
合流点を過ぎると一気にハイカーさんの数が増えます。日曜日なので、やはりご家族連れが多いですね～




このあたりも、少し色づき始めています。




文殊霊泉の看板。いまだに水場まで行ったことがないので、はやめにいってみなくては・・・



アキノキリンソウ（秋の麒麟草）もまだまだ粘っています。



14：04　小文殊広場到着



西袋、大正寺方面への真新しい標識が設置されていました。
登山道自体も整備し直されたようですので、帰りはこちらを利用させてもらいましょう。



14：07　角原コース分岐通過



トレランの方も、この先の急坂でペースダウン。息を整えてます。



続々と下山のハイカーさんたちが降りてらっしゃいます。



大文殊手前の紅葉絶景地も、色づくにはもう少しかかりそうです。



14：15　大文殊到着
休まず一生懸命登ってきたのですが・・・・ＣＴどおり（笑）



空いてるベンチで一本満足バーと水分補給です。「夕方からの頑張りに！」は、これに限りますっ！



山頂広場の柿はたわわに実ってます。



山頂からは、雪化粧した白山が、くっきり鮮やか。



お隣の別山方面も白く染まっています。これからどんどん白さを増していくことでしょう。



山頂の気温は、13℃　風も出てきて、じっとしてるとかなり寒いです。今日は時間もないので、そろそろ下山しましょう。




だいぶ日も傾いてきました。




14：40　小文殊戻り



さきほど見つけた真新しい看板に従って、西袋・大正寺方面へ。初めてのコースはドキドキしますね～



ハイカーさんの姿は前も後も見えなくなりましたので、クマ鈴ＭＡＸとコイツをスタンバイ！初めてのコースや人通りの少ない道での心強い味方です（笑）



登山道はメインルートに比べますとやや道幅が狭くなるものの、傾斜も緩やかで、とても歩きやすいです。



この木々たちが、一斉に色づき始めたら見事でしょうね～。






しばし足を止めて、朽葉の森を愉しみます。



緩やかなナイストレイルが続いています。



開けたところからは、麓の大正寺方面の集落が見えてきました。



さらに進むと送電線の巡視路でしょうか




分岐がありましたが、巡視路の看板が指し示す道は、ロープが張られ行き止まりになっていました。




分岐を過ぎると、いままでの緩やかな傾斜ではなく、急な下り坂となってきます。




いったん開けた場所に出ます。鉄塔が立っていました。




辺りにはイヌタデ（犬蓼）が群生していました。




ふと、北東方向に目をやると、以前登頂に成功した福井3低山のＮｏ，2　熊野山が聳え立っていました（笑）




鉄塔を過ぎると、道はさらに急坂となり、高度を下げて行きます。




大正寺コースとの合流点が見えてきました。ベンチや祠があります。




祠の前の道を下って行くと大正寺登山口に辿り着きます。



今回は西袋登山口に降りる予定ですので、ワタシは反対方向の御題目岩・西袋方面へ向かいます。



杉林の中を、つづらおりに降りていくと



分岐が現れました。



ここにも最近設置されたと思われる、真新しい標識があります。御題目岩は直進するようですね。



山側も谷側もキレイに整備された山道を進みますと、大きな岩が見えてきました。



御題目岩です。
大正寺コースとの合流点に設置されていた案内板によると・・・今から670余年前の永仁2年、日蓮聖人の孫にあたる日像菩薩が北陸巡回の際書かれた真筆の題目が記されており、かつては大勢の参拝者が訪れたそうです。現在も毎年7月11日に祭礼、御報恩、大法要が営まれているようですね。



岩の手前は祭壇のようになっており、お供え物の跡が残っていました。その先は行き止まりとなっていましたので、引き返します。



分岐を左に下って行きます。


　
おおきめの溝や足元の悪いところには板が渡されており、安心して降りることができます。



さらに下ると、車の轍がはっきりとした林道となってきました。道路脇にはクマ捕獲用の檻もあります。



ムカゴ（零余子）や



ヤマホロシ（山白英）も生っています。



足元には、ミゾソバ（溝蕎麦）や



ツリフネソウ（釣船草）も咲いています。





いつの間にか、林道は終わり、県道が見えてきました。どうやらここが、西袋コースの登山口のようです。



楞厳寺でもらったマップどおり、榎坂トンネルのすぐ脇に出てきました。



15：24　西袋コース登山口　到着
おっきな看板もありました。間違いありません。




ただ、県道との境は高い鉄柵で遮られており、これを飛び越えなければいけないのかな？と心配になりましたが・・・




柵を固定していた横木を外すと・・・・



柵が扉のように開き、県道側に出ることができました。一安心です。



再び横木をしっかりハメて、柵を閉めておきます。



あとは県道208号線に沿って歩いていけば楞厳寺に戻れますが、交通量の多い車道を歩くのもイヤなので、西袋町の集落内を歩いていくことにしました。


　
集落内はお花がとてもキレイで


　
とても懐かしい町並みでした。



西袋町の集落を抜け、再び県道208号線と合流します。



大村町に入ると、



すぐ前方に、文殊山登山口、大村・楞厳寺コースの看板が見えてきました。



県道を看板で左折し、しばらく進むと・・・



15：47　楞厳寺戻り







晩秋へと向かう日曜日の午後・・・



2時間半ほどの、ちいさなちいさな旅が終わりました。






さあ、ツギはどの山にのぼロウか？





ちなみに、今日のログです。




沿面距離　6.9ｋｍ
累積標高（＋）　559.1ｍでした。